※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 内服薬は、全て全身作用を示す。
2. 外用薬には、全身作用を目的としているものはない。
3. 局所作用を目的とする医薬品により、全身性の副作用が生じることはない。
4. 一般に、局所作用は、全身作用よりも比較的速やかに反応が現れる。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 錠剤（内服）は、適切な量の水（又はぬるま湯）とともに飲み込む必要があるが、口腔内崩壊錠は水なしで服用できる。
2. チュアブル錠は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する。
3. 経口液剤は、服用後、固形製剤よりも比較的速やかに消化管から吸収されるため、有効成分の血中濃度が上昇しやすい。
4. クリーム剤は、軟膏剤に比べて皮膚への刺激は弱く、傷等への使用を避ける必要はない。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. ショック（アナフィラキシー）は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種である。
2. 皮膚粘膜眼症候群は、発症の可能性がある医薬品が限られているため、発症の予測がしやすい。
3. 偽アルドステロン症は、体内にカリウムが貯留し、体からナトリウムが失われることによって生じる病態である。
4. 中毒性表皮壊死融解症は、発生は非常にまれであるとはいえ、一旦発症すると多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがある。

１（ａ、ｃ） ２（ａ、ｄ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｂ、ｄ）

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 医薬品の副作用によって生じる精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。
2. 無菌性髄膜炎は、多くの場合、発症は急性で、首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐、意識混濁等の症状が現れる。
3. 無菌性髄膜炎は、過去に軽度の症状を経験した人であれば、再度、同じ医薬品を使用しても再発することはない。
4. 医薬品の副作用によって中枢神経系が影響を受け、物事に集中できない、落ち着きがなくなる等のほか、不眠、不安、震え（振戦）、興奮、眠気、うつ等の精神神経症状を生じることがある。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

消化性潰瘍になると、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、（ ａ ）時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が（ ｂ ）なるなどの症状が現れる。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものである。
2. 症状は、かぜや気管支炎の症状と区別がつきやすく、鑑別が容易である。
3. 症状が一過性に現れ、自然と回復することもあるが、悪化すると肺線維症に移行することがある。
4. 息切れは、初期には登坂等の運動時に感じられるが、病態が進行すると平地歩行や家事等の軽労作時にも意識されるようになる。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｄ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1.  医薬品の使用中に、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を生じることがあるが、これらの症状は、尿閉へ進行することがある。
2. 膀胱炎様症状では、尿の回数減少、排尿時の疼痛、残尿感等の症状が現れる。
3. 腎障害では、ほとんど尿が出ない、尿が濁る・赤みを帯びる等の症状が現れる。
4. 前立腺肥大等の基礎疾患がない人であれば、排尿困難等の副作用が現れることはない。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｄ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 接触皮膚炎は、医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしているのが特徴である。
2. うっ血性心不全は、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などの症状を認める。
3. 肝機能障害は、軽度の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。
4. 皮膚粘膜眼症候群は、３８℃以上の高熱を伴って広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の１０％以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ、口唇の発赤・びらん、眼の充血等の症状を伴う病態で、ライエル症候群とも呼ばれる。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用

1. 登録販売者は、医薬品の副作用等を知った場合において、保健衛生上の危害の発生を防止するため必要があると認めるときは、その旨を医薬品医療機器等法に基づき厚生労働大臣に報告しなければならない。
2. 一般用医薬品においては、副作用の報告数は少ないため、情報を収集する必要はない。
3. 薬疹が起きる医薬品は限られている。
4. 薬疹は、医薬品の使用後１～２週間で起きることが多く、長期使用後に現れることはない。

※登録販売者　令和４年出題地域試験問題より引用