登録販売者:過去問[香川,愛媛,高知共通]令和3-9

主な医薬品とその作用【問081~090】

登録販売者の試験問題について、香川,愛媛,高知は出題内容が共通です(徳島県は令和元年度より関西広域連合の出題内容と共通となりました)。

【問081】

駆虫薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 腸管内に生息する寄生虫の虫体、虫卵及び腸管内以外に潜伏した幼虫に駆虫作用を示す。
  2. 一度に多く服用することや複数の駆虫薬を併用することは、駆虫効果が高まるので推奨されている。
  3. サントニンは、肝臓で代謝されるため、肝臓病の診断を受けた人は使用する前に医師や薬剤師に相談をする必要がある。
  4. 駆除した虫体や腸管内に残留する駆虫成分の排出を促すために瀉下薬を併用する場合、ヒマシ油の併用は避ける必要がある。

1( a,b ) 2( a,c ) 3( b,c ) 4( b,d ) 5( c,d )

※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問082】

強心薬、その配合成分及び動悸や息切れの症状に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 強心薬には、心筋に作用して、その収縮力を高めるとされる成分が主体として配合されている。
  2. センソが配合された内服固形製剤は、咀嚼剤となっている。
  3. 何らかの疾患のため医師の治療を受けている人は、動悸や息切れの症状が、治療中の疾患に起因している可能性がある。
  4. 一般用医薬品の副作用として動悸が現れることがあり、使用者の状況把握は重要である。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問083】

高コレステロール改善薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。
  2. ビタミンB2は、コレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を有すると言われている。
  3. パンテチンは、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。
  4. 高コレステロール改善薬は、結果的に生活習慣病の予防につながるものであるが、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではない。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問084】

貧血症状及び貧血用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 不足した鉄分を補充することを目的として、鉄分が配合されているため、貧血用薬(鉄製剤)を服用すると、便が黒くなることがある。
  2. ビタミンCはヘモグロビン産生に必要なため配合されている。
  3. 貧血用薬(鉄製剤)を服用する前後30分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が良くなる。
  4. 食生活を改善し、かつ貧血用薬(鉄製剤)の使用を2週間程度続けても症状が改善しない場合は、出血性の疾患による慢性的な血液の損失が原因の可能性がある。

1( a,b ) 2( a,c ) 3( a,d ) 4( b,c ) 5( c,d )

※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問085】

循環器用薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. ユビデカレノンは、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分である。
  2. ユビデカレノンを含んだ循環器用薬は、小児用から大人用まで製品がある。
  3. ヘプロニカートは、ビタミンEと組み合わせて用いられる場合が多い。
  4. ルチンは、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して使用されている。

※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問086】

痔及び痔疾用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 一般用医薬品は、肛門部又は直腸内に適用する外用薬のみとなっている。
  2. 痔は、肛門部に過度の負担をかけることやストレス等により生じる生活習慣病である。
  3. 直腸粘膜と皮膚の境目となる歯状線より上部の、直腸粘膜にできた痔核を外痔核と呼ぶ。
  4. 痔瘻は、体力低下等により抵抗力が弱まっているときに起こりやすい。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問087】

泌尿器用薬とその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 日本薬局方収載のカゴソウは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。
  2. 牛車腎気丸は、胃腸が弱く下痢しやすい人、のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人では、胃部不快感、腹痛等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
  3. 竜胆瀉肝湯は、体力中等度以上で、下腹部に熱感や痛みがあるものの排尿痛、残尿感、尿の濁り等に適すとされ、胃腸が弱く下痢しやすい人に対して推奨される。
  4. ウワウルシは、利尿作用はなく、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問088】

婦人薬に配合される生薬成分と女性に現れる特有な諸症状に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 月経痛について、年月の経過に伴って次第に増悪していくような場合や、大量の出血を伴う場合は、子宮内膜症などの病気の可能性がある。
  2. 更年期障害の不定愁訴とされる症状の背景に、原因となる病気が存在していることがある。
  3. 抗炎症作用を期待して、カンゾウが配合されている場合がある。
  4. 鎮静作用を期待して、オウレン、ソウジュツ、ビャクジュツ、ダイオウが配合されている場合がある。

※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問089】

内服アレルギー用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. メキタジンは、まれに重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板減少を生じることがある。
  2. メチルエフェドリン塩酸塩は、血管拡張作用により痒みを鎮める効果を期待して用いられる。
  3. クロルフェニラミンマレイン酸塩は、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分として用いられる。
  4. メチルエフェドリン塩酸塩は、長期間にわたって連用された場合、薬物依存につながるおそれがある。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問090】

鼻に用いる薬及びその配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. ナファゾリン塩酸塩が配合された点鼻薬は、過度に使用されると逆に鼻づまりがひどくなりやすい。
  2. クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー性の副鼻腔炎には効果がない。
  3. 同種の作用を有する成分が重複する可能性があるため、鎮咳去痰薬、外用痔疾用薬、点眼薬の併用には注意が必要である。
  4. スプレー式鼻炎用点鼻薬の使用前には、鼻をよくかんでおく必要がある。

※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です