1. ゴオウは緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用等を期待して用いられている。
2. 漢方処方製剤は、作用が穏やかであり、副作用がないため、生後すぐから使用できる。
3. 抑肝散を小児の夜泣きに使用する場合、１週間位服用して症状が改善しなかったときでも、継続して服用する必要がある。
4. 小建中湯を乳幼児に使用する場合、体格の個人差から体重当たりのグリチルリチン酸の摂取量が多くなることがある。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. コデインリン酸塩は、依存性がある成分であり、長期連用や大量摂取によって薬物依存につながるおそれがある。
2. メチルエフェドリン塩酸塩は、心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。
3. 口腔咽喉薬の効果を兼ねたトローチ剤には、殺菌消毒成分が配合されている場合があり、その成分は、口腔内や咽頭部において局所的に作用する。
4. マオウは、気管支拡張作用のほか、発汗抑制、尿量減少等の作用をもつ。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 鎮咳成分や気管支拡張成分が配合されている。
2. リゾチーム塩酸塩が配合成分として使用されている場合は、鶏卵アレルギーの既往歴がある人は使用を避ける必要がある。
3. 含嗽薬は、水で用時希釈して使用するものが多く、調製した濃度が濃いほど効果が高い。
4. ヨウ素系殺菌消毒成分が配合された含嗽薬では、レモンやお茶を摂取した直後の使用は避けることが望ましいとされている。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 制酸薬は、胃液の分泌亢進による胃酸過多や、それに伴う胸やけ、腹部の不快感、吐きけ等の症状の緩和を目的としている。
2. 消化薬は、弱った胃の働きを高めることを目的とする医薬品で、配合される成分は独特の味や香りを有し、唾液や胃液の分泌を促して胃の働きを活発にする。
3. 医薬部外品として製造販売されている整腸薬は、配合できる成分やその上限量が決められており、また、効能、効果の範囲も限定されている。
4. 一般用医薬品には、制酸、消化、整腸等、それぞれの作用を目的とする成分を組み合わせた製品がある。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. ウルソデオキシコール酸は、胆汁の分泌を促す作用（利胆作用）があるとされ、消化を助ける効果を期待して用いられる。
2. オウバクは、苦味による健胃作用を期待して用いられている。
3. ピレンゼピン塩酸塩は、体内で代謝されてトラネキサム酸を生じることから、血栓のある人、血栓を起こすおそれのある人は、生じた血栓が分解されにくくなることがある。
4. アルジオキサは、アルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人は使用を避ける必要があるが、透析を受けていない人は長期にわたって使用ができる。

１（ ａ，ｂ ） ２（ ａ，ｃ ） ３（ ｂ，ｃ ） ４（ ｂ，ｄ ） ５（ ｃ，ｄ ）

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

体力中等度以下で腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛又は腹痛があって、ときに胸やけや、げっぷ、食欲不振、吐きけなどを伴うものの神経性胃炎、慢性胃炎、胃腸虚弱に適するとされる。

1. 八味地黄丸
2. 芍薬甘草湯
3. 安中散
4. 釣藤散

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 腸内細菌の活動によって生じる物質や腸内細菌自体及びその死骸が、便通や糞便の質に影響を与える。
2. 止瀉薬には、腸管を直接刺激するものや、糞便のかさや水分量を増すものがある。
3. 瀉下薬は、腸管内の環境を整えて腸に対する悪影響を減らすことによる効果が期待され、下痢、食あたりに用いられている。
4. 腸の働きは自律神経系により制御されているため、腸以外の病気等が自律神経系を介して腸の働きに異常を生じさせる場合がある。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 防虫剤・殺鼠剤を誤って飲んだ場合、腸内容物のすみやかな体外への排除のためヒマシ油を使う。
2. センナが配合された瀉下薬は、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避け
   る。
3. 腸内で溶けるようにコーティングされている薬は、服用前後１時間以内に制酸成分を含む胃腸薬の服用や牛乳の摂取をしても胃内で溶け出すことはない。
4. マグネシウムを含む成分は、一般に消化管からの吸収は少ないとされているため、腎臓病の診断を受けた人が使用しても副作用はおこらない。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

消化管の運動は（ ａ ）系の刺激により（ ｂ ）し、また、（ ａ ）系は胃液分泌の（ ｂ ）にも働く。そのため、（ ａ ）の伝達物質である（ ｃ ）と受容体の反応を妨げることで、その働きを抑える成分が、胃痛、腹痛、さしこみを鎮めることのほか、胃酸過多や胸やけに対する効果も期待して用いられる。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 便秘の場合に排便を促すことを目的として、直腸内に適用される医薬品である。
2. 注入剤を使用する場合は、薬液の放出部を肛門に差し込み、薬液だまりの部分を絞って、薬液を押し込むように注入する。
3. グリセリンは血管修復作用を示すため、グリセリンが配合された浣腸薬は、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血している場合にしばしば使用される。
4. 腹痛が著しい場合や便秘に伴って吐きけや嘔吐が現れた場合には、急性腹症の可能性があり、浣腸薬の配合成分の刺激によってその症状を悪化させるおそれがある。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用