1. 消化管は、胃から肛門まで続く管で、平均的な成人で全長約９ ｍある。
2. 歯槽骨の中に埋没している歯の部分を歯根、歯頚（ 歯肉線のあたり） を境に口腔に露出する部分を歯冠という。
3. 唾液腺は、唾液を分泌し、食物を湿潤させてかみ砕きやすくし、また、咀嚼物を滑らかにして嚥下を容易にする。
4. 食道は喉もとから上腹部のみぞおち近くまで続く、直径１ ～２ ㎝の管状の器官で、消化液の分泌腺がある。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 胃の内壁は粘膜で覆われ、その表面には無数の微細な孔があり、胃腺につながって塩酸（ 胃酸） などを分泌している。
2. 十二指腸の上部を除く小腸の内壁には輪状のひだがあり、その粘膜表面は絨毛（ 柔突起ともいう） に覆われてビロード状になっている。
3. 膵臓は、消化腺であるとともに、血糖値を調節するホルモン（ インスリン及びグルカゴン） 等をリンパ液中に分泌する内分泌腺である。
4. 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンＡ 、Ｄ等や水溶性ビタミンであるビタミンＢ６ 、Ｂ１ ２ 等の貯蔵臓器である。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 膵液は弱アルカリ性であり、胃で酸性となった内容物を中和するのに重要である。
2. 胆汁には、古くなった赤血球や過剰のコレステロール等を排出する役割がある。
3. 肝臓に蓄えられたグリコーゲンは、ブドウ糖が重合してできた高分子多糖で、血糖値が下がったときなど、必要に応じてブドウ糖に分解されて血液中に放出される。
4. 肛門周囲は肛門括約筋で囲まれており、排便を意識的に調節することができない。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 咽頭の後壁には扁桃があり、粘膜表面は平らである。
2. 喉頭は、咽頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官で、軟骨の突起した部分がいわゆる「のどぼとけ」である。
3. 鼻腔の内壁には粘液分泌腺が多く分布し、鼻汁を分泌する。鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
4. 肺の内部は気管支が細かく枝分かれし、末端はブドウの房のような構造となっており、その球状の袋部分を間質という。

１ （ ａ ， ｂ ） ２ （ ａ ， ｃ ） ３ （ ａ ， ｄ ） ４ （ ｂ ， ｃ ） ５ （ ｂ ， ｄ ）

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 心臓は、心筋でできた握りこぶし大の袋状の臓器で、胸骨の後方に位置する。
2. 心臓の右側部分（ 右心房、右心室） は、肺でガス交換が行われた血液を全身に送り出す。
3. 静脈は皮膚表面近くを通っている部分が多く、皮膚の上から透けて見える。静脈にかかる圧力は比較的低いため、血管壁は動脈よりも薄い。
4. 消化管壁を通っている毛細血管の大部分は、門脈と呼ばれる血管に集まって膵臓に入る。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

腎臓に入る動脈は細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった（ ａ ） を形成する。（ ａ ） の外側を袋状の（ ｂ ） が包み込んでおり、これを腎小体という。（ ｂ ） から1 本の尿細管が伸びて、腎小体と尿細管とで腎臓の基本的な機能単位である（ ｃ ） を構成している。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 角膜や水晶体には血液によって栄養分や酸素が供給されている。
2. 角膜と水晶体の間は、組織液で満たされ、眼圧を生じさせている。
3. 水晶体から網膜までの眼球内は房水で満たされている。
4. 水晶体は近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になる。

１ （ ａ ， ｂ ） ２ （ ａ ， ｄ ） ３ （ ｂ ， ｃ ） ４ （ ｂ ， ｄ ） ５ （ ｃ ， ｄ ）

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 外耳は、側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる。
2. 中耳は外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。
3. 小さな子供では、耳管が太く短くて、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。
4. 内耳の前庭のうち、水平・垂直方向の加速度を感知する部分を半規管といい、体の回転や傾きを感知する部分を耳石器官という。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 毛根の最も深い部分を毛球といい、毛球の下端のへこんでいる部分を毛乳頭という。
2. 真皮は最も外側にある角質層と生きた表皮細胞の層に分けられる。また、真皮には、毛細血管や知覚神経の末端が通っている。
3. 汗腺には、腋窩（ わきのした） などの毛根部に分布するエクリン腺と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するアポクリン腺の二種類がある。
4. 毛根を鞘状に包んでいる毛包には、立毛筋と皮脂腺がつながっている。立毛筋は、気温や感情の変化などの刺激により収縮する。

１ （ ａ ， ｂ ） ２ （ ａ ， ｄ ） ３ （ ｂ ， ｃ ） ４ （ ｂ ， ｄ ） ５ （ ｃ ， ｄ ）

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 骨吸収と骨形成とが互いに密接な連絡を保ちながら進行し、これが繰り返されることで骨の新陳代謝が行われる。
2. 無機質は骨に硬さを与え、有機質（ タンパク質及び多糖体） は骨の強靭さを保つ。
3. 筋組織は筋細胞と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできている。
4. 骨格筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様が見えるので横紋筋とも呼ばれる。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用