人体の働きと医薬品【問071~080】
【問071】
次のa~cの( )に入れるべき字句の正しい組み合わせを下表から一つ選び、
その番号を解答用紙に記入しなさい。
脳における細胞同士の複雑かつ活発な働きのため、脳において、通常、血液の循環量は心拍出量の約( a )、酸素の
消費量は全身の約( b )と多い。
脳内には多くの血管が通っているが、タンパク質などの大分子や小分子でもイオン化した物質は血液中から脳の
組織へ移行( c )。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 30% | 20% | しにくい |
2 | 15% | 40% | しやすい |
3 | 15% | 20% | しにくい |
4 | 15% | 20% | しやすい |
5 | 30% | 40% | しやすい |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問072】
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- 医薬品の有効成分が皮膚から浸透して作用する場合、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無や程度などによって影響を受ける。
- 一般に、内服薬は、消化管が積極的に医薬品成分を取り込むのではなく、濃度の低い方から高い方へ拡散していく現象により吸収される。
- 一般用医薬品の点鼻薬は、鼻腔粘膜への局所作用を目的として用いられているため、循環血液中に移行することは全くない。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 |
2 | 正 | 正 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 誤 |
4 | 誤 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 正 | 誤 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問073】
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- 消化管で吸収され血液中に移行した医薬品の有効成分は、全身に循環する前に、脾臓に存在する酵素の働きにより代謝を受けることになる。
- 肝機能が低下した人では医薬品を代謝する能力が低いため、内服薬では、正常な人に比べて全身循環に到達する有効成分の量がより多くなりやすい。
- 腎機能が低下した人では、正常の人よりも有効成分の尿中への排泄が遅れるため、全ての医薬品において、血中濃度が下がりやすい。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 |
2 | 正 | 正 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 正 |
4 | 誤 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 正 | 誤 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は5番です
【問074】
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- 口腔内崩壊錠は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされているため、水なしで服用することができる。
- 軟膏剤とクリーム剤を比べると、一般的に、患部が乾燥していたり、患部を水で洗い流したい場合等は、軟膏剤を用いることが多い。
- シロップ剤は粘りがあって容器に残りやすいので、残った部分を水ですすいで、すすぎ液も飲むなどの工夫が必要である。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 |
2 | 正 | 正 | 誤 |
3 | 誤 | 誤 | 正 |
4 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 正 | 誤 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は4番です
【問075】
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- 医薬品が原因であるアナフィラキシーは、以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人では起きる可能性が低い。
- 皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)は、発症機序の詳細は不明であり、また、発症の可能性がある医薬品の種類も多いため、発症の予測は極めて困難である。
- 無菌性髄膜炎は、医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ等の基礎疾患のある人で発症するリスクが高いとされる。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 |
2 | 正 | 正 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 誤 |
4 | 誤 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は5番です
【問076】
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- 医薬品の副作用による偽アルドステロン症は、小柄な人や高齢者で生じやすいとされている。
- 医薬品の使用が原因で血液中の白血球(好中球)が減少し、細菌やウイルスの感染に対する
抵抗力が弱くなり、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感等の症状を生じることがある。 - 医薬品の副作用によって中枢神経系が影響を受け、物事に集中できない、落ち着きがなくなる、不眠、不安、震え(振戦)、興奮等の症状を生じることがある。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 |
2 | 正 | 正 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問077】
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- 消化性潰瘍は、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れる。
- 消化性潰瘍は自覚症状が乏しい場合があり、突然の吐血・下血や貧血の検査を受けたときに発見されることもある。
- イレウス様症状(腸閉塞様症状)は、激しい腹痛やガス排出(おなら)の停止、嘔吐、腹部膨満感を
伴う著しい便秘が現れる。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 正 | 正 |
3 | 正 | 誤 | 正 |
4 | 誤 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 正 | 誤 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問078】
呼吸器系に現れる副作用に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- 間質性肺炎は、一般的に、医薬品の使用開始から半年から1年程度で起きることが多い。
- 間質性肺炎は、悪化すると肺線維症(肺が線維化を起こして硬くなってしまう状態)となる場合がある。
- 医薬品の副作用による喘息は、重症化することはない。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 |
2 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 誤 | 正 | 正 |
4 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 正 | 誤 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は5番です
【問079】
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- 鬱血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。
- 不整脈の種類によっては失神(意識消失)することもある。
- 不整脈とは、心筋の自動性や興奮伝導には異常があるが、心臓の拍動リズムは正常な状態である。
No | a | b | c |
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1 | 正 | 正 | 正 |
2 | 正 | 正 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問080】
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- 眼球内の角膜と水晶体の間を満たしている眼房水が排出されにくくなると、眼圧が上昇して視覚障害を生じることがある。
- 外用薬による光線過敏症は、医薬品が触れた部分に生じるもので、全身に広がることは決してない。
- 薬疹では、皮膚以外に、眼の充血や口唇・口腔粘膜に異常が見られることもある。
No | a | b | c |
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1 | 正 | 正 | 正 |
2 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 正 |
4 | 誤 | 正 | 正 |
5 | 誤 | 正 | 誤 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は3番です