主な医薬品とその作用【問021~030】
【問021】
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- かぜの約8割は細菌の感染が原因である。
- エテンザミドが配合されたかぜ薬は、水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっている15歳未満の小児への使用を避ける必要がある。
- トラネキサム酸には、凝固した血液を溶解する働きがある。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 |
2 | 正 | 正 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 誤 |
4 | 誤 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 正 | 誤 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は5番です
【問022】
次のa~dの漢方処方製剤のうち、かぜの症状の緩和に用いられ、構成生薬としてカンゾウ及びマオウを含む製剤の正しい組み合わせを下
の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- 葛根湯
- 小青竜湯
- 小柴胡湯
- 柴胡桂枝湯
- 1.(a,b)
- 2.(a,d)
- 3.(b,c)
- 4.(b,d)
- 5.(c,d)
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問023】
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- アスピリンは、体内でのプロスタグランジンの産生を促進する成分である。
- アセトアミノフェンは、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。
- 芍薬甘草湯は、体力に関わらず、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適するとされている。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 誤 | 正 |
3 | 誤 | 正 | 正 |
4 | 誤 | 正 | 誤 |
5 | 誤 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は5番です
【問024】
解熱鎮痛薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- 痛みや発熱を一時的に和らげる対症療法ではなく、その原因を根本的に解消することを目的としている。
- 頭痛の症状が軽いうちに服用すると効果的であるが、症状が現れないうちに予防的に使用することは適切でない。
- イブプロフェンは、潰瘍性大腸炎やクローン氏病(クローン病)の既往歴がある人が服用した場合、これらの疾患の再発を招くおそれがある。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 誤 | 正 | 正 |
3 | 正 | 誤 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 誤 |
5 | 誤 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問025】
睡眠改善薬及びその配合成分に関する次の1~5の記述について、誤っているものを一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- 妊娠中にしばしば生じる睡眠障害は、ホルモンのバランスや体型の変化等が原因であり、抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠改善薬の
主な適用対象となる症状ではない。 - 小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。
- 15歳未満の小児では、抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の使用は原則、避けることとなっている。
- 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として、慢性的に不眠症状がある人を対象としたものである。
- 抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠改善薬の場合、目が覚めたあとも、注意力の低下や寝ぼけ様症状、判断力の低下等の一時的な意識障害、めまい、倦怠感を起こすことがあるので注意が必要である。
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は4番です
【問026】
カフェインに関する次のa~cの( )に入る字句の正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
カフェインは、脳に( a )興奮状態を引き起こす作用を示し、一時的に眠気や倦怠感を( b )効果がある。
また、安全使用の観点から留意すべき作用として、胃液の分泌を( c )させる作用や、心筋を興奮させる作用などがある。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 軽い | 促す | 亢進 |
2 | 軽い | 抑える | 亢進 |
3 | 軽い | 抑える | 抑制 |
4 | 強い | 促す | 亢進 |
5 | 強い | 抑える | 抑制 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問027】
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に配合される成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
- スコポラミン臭化水素酸塩水和物(スコポラミン臭化水素酸塩)は、抗ヒスタミン成分であるメクリジン塩酸塩と比べて作用の持続時間が短い。
- 乗物酔いの発現には不安や緊張などの心理的な要因による影響も大きく、それらを和らげることを目的として、ブロムワレリル尿素のような鎮静成分が配合されている場合がある。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 |
2 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 誤 | 正 | 正 |
4 | 誤 | 正 | 誤 |
5 | 誤 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問028】
次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- 小児の疳を適応症とする生薬製剤は、古くから伝統的に用いられているため、作用が穏やかで小さな子供に使っても副作用は全くない。
- カンゾウは、小児の疳を適応症とする生薬製剤では主として健胃作用を期待して用いられる。
- 小建中湯は、体力虚弱で疲労しやすく腹痛があり、血色がすぐれず、ときに動悸、手足のほてり、冷え、ねあせ、鼻血、頻尿及び多尿などを伴うものの小児虚弱体質、疲労倦けん怠、慢性胃腸炎、腹痛、神経質、小児夜尿症、夜なきに適するとされている。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 |
2 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 誤 | 正 | 正 |
4 | 誤 | 正 | 誤 |
5 | 誤 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問029】
鎮咳去痰薬に配合される成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- トリメトキノール塩酸塩水和物(トリメトキノール塩酸塩)は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
- ジプロフィリンは、自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させる働きがある。
- メチルシステイン塩酸塩は、痰の切れを良くすること(去痰作用)を目的として用いられる。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 |
2 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 誤 | 正 | 正 |
4 | 誤 | 正 | 誤 |
5 | 誤 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問030】
口腔咽喉薬やうがい薬(含嗽薬)に用いられる次のa~dの成分のうち、殺菌消毒作用を目的として配合されるものの最もふさわしい組み合わせを下の1~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- グリチルリチン酸二カリウム
- デカリニウム塩化物
- グリセリン
- ポビドンヨード
- 1.(a,b)
- 2.(a,c)
- 3.(a,d)
- 4.(b,c)
- 5.(b,d)
※登録販売者 平成27年出題地域試験問題より引用
正解は5番です