主な医薬品とその作用【問091~100】
【問091】
禁煙補助剤及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- ニコチンを有効成分とする禁煙補助剤は、ニコチン置換療法に使用されるが、パッチ製剤のみが存在する。
- 禁煙補助剤を使用する際は、喫煙量を徐々に減らしていくよう指導する。
- 妊婦又は妊娠していると思われる女性は、禁煙補助剤の使用を避ける必要がある。
- ニコチンは、インスリンの血糖降下作用を促進して、効果を増強させるおそれがある。
a | b | c | d | |
1 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
3 | 誤 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
5 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問092】
ビタミン成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- ビタミンAは、赤血球の形成を助け、神経機能を正常に保つ作用がある。
- ビタミンCは、メラニンの産生を抑える作用がある。
- ビタミンDは、腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける作用がある。
- ビタミンB1は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つ作用がある。
a | b | c | d | |
1 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問093】
滋養強壮保健薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- コンドロイチン硫酸ナトリウムは、関節痛、筋肉痛等の改善を促す作用を期待してビタミンB1等と組み合わせて配合されている場合がある。
- カルニチン塩化物は、米油及び米胚芽油から見出された抗酸化作用を示す成分で、ビタミンE等と組み合わせて配合されている場合がある。
- アスパラギン酸ナトリウムは、乳酸の分解を促す働きを期待して用いられる。
- 虚弱体質の改善、病中・病後の栄養補給等の効能・効果については、医薬品においてのみ認められている。
a | b | c | d | |
1 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問094】
漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- 漢方の病態認識には、虚実、陰陽、気血水、五臓などがある。
- 現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤は、中薬と呼ばれ、漢方薬のうちに含まれる。
- 防已黄耆湯は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適すとされる。
- 防風通聖散は、体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症、湿疹・皮膚炎、ふきでもの、肥満症に適すとされる。
a | b | c | d | |
1 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
4 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問095】
生薬成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- モクツウは、アケビ科のアケビ又はミツバアケビの蔓性の茎を、通例、横切りしたものを基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して用いられる。
- カッコンは、マメ科のクズの周皮を除いた根を基原とする生薬で、解熱、鎮痙等の作用を期待して用いられる。
- ブシは、サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除いたものを基原とする生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。
- サイシンは、ウマノスズクサ科のウスバサイシン又はケイリンサイシンの根及び根茎を基原とする生薬であるが、地上部には腎障害を引き起こすことが知られているアリストロキア酸が含まれている。
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1 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 誤 | 誤 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問096】
殺菌・消毒及び消毒薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- 殺菌・消毒は、物質中のすべての微生物を殺滅又は除去することである。
- 次亜塩素酸ナトリウムやサラシ粉は、強い酸化力により一般細菌類、真菌類に対して殺菌消毒作用を示すが、ウイルスに対する殺菌消毒作用はない。
- ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムは、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。
- 日本薬局方に収載されているクレゾール石鹸液は、原液を水で希釈して用いられる。
a | b | c | d | |
1 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用
正解は5番です
【問097】
衛生害虫、殺虫剤・忌避剤及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
- トコジラミは、カメムシ目に属する昆虫で、刺されると激しい痒痛を生じる。
- イエダニは、ヒトを刺すことはないが、ダニの糞や死骸がアレルゲンとなって気管支喘息やアトピー性皮膚炎などを引き起こすことがある。
- 殺虫剤・忌避剤は、衛生害虫の防除を目的とするもので、人体に対する作用が緩和な製品については医薬部外品として製造販売されている。
- 有機リン系殺虫成分は、かつて広く使用されたが、残留性や体内蓄積性の問題から、現在ではオルトジクロロベンゼンが使用されているのみである。
1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)
※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問098】
次の記述は、衛生害虫の防除を目的とする殺虫剤の成分に関するものである。該当する成分として、正しいものを1つ選びなさい。
神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害することにより殺虫作用を示す。
- メトキサジアゾン
- ピリプロキシフェン
- フェニトロチオン
- フェノトリン
- ディート
※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用
正解は4番です
【問099】
一般用検査薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- 薬局においてのみ取り扱うことが認められている。
- 尿タンパクを検査する場合、激しい運動の直後の採尿は避ける必要がある。
- 尿糖・尿タンパク検査薬は、尿中の糖やタンパク質の有無を調べるものであり、その結果をもって直ちに疾患の有無や種類を判断することができる。
- 尿中のタンパク値に異常を生じる要因について、尿路に異常が生じたことによるものとしては、尿路感染症や膀胱炎がある。
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1 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
2 | 正 | 誤 | 誤 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
5 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問100】
妊娠検査薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
- 妊娠の確定診断を目的としたものである。
- 尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の有無を調べるものであり、通常、実際に妊娠が成立してから1週目前後の尿中hCG濃度を検出感度としている。
- hCGは、妊娠中の絨毛細胞から特異的に分泌されるホルモンであるため、それ以外の組織から分泌されることはない。
- 検体としては、尿中hCGが検出されやすい早朝尿(起床直後の尿)が向いている。
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1 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 誤 | 誤 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 誤 | 正 |
※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用
正解は5番です