1. 牛車腎気丸は、胃腸が弱く下痢しやすい人、のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人では、胃部不快感、腹痛等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
2. 竜胆瀉肝湯は、体力中等度以上で、下腹部に熱感や痛みがあるものの排尿痛、残尿感、尿の濁り等に適すとされ、胃腸が弱く下痢しやすい人に対しても使用できる。
3. ウワウルシは、利尿作用のほかに、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。
4. ソウハクヒは、尿量増加（利尿）作用を期待して用いられる。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. エチニルエストラジオールは、妊娠中の女性ホルモンの補充のために用いられる。
2. ボタンピは、鎮痛・鎮痙作用を期待して用いられる。
3. 当帰芍薬散は、体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちなものの月経不順、月経困難症、月経痛、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状（頭痛、めまい、肩こり）、痔疾、打撲症に適すとされる。
4. 五積散は、体力中等度又はやや虚弱で冷えがあるものの胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害、感冒に適すとされる。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｄ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. ブロメラインは、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合されている。
2. メキタジンは、皮膚や粘膜の健康維持・回復に重要なビタミンを補給することを目的として配合されている。
3. ベラドンナ総アルカロイドは、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える。
4. パーキンソン病の治療のためモノアミン酸化酵素阻害剤が処方されて治療を受けている人は、プソイドエフェドリン塩酸塩が配合された鼻炎用内服薬の使用を避ける必要がある。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. テトラヒドロゾリン塩酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合されている。
2. セチルピリジニウム塩化物は、ヒスタミンの働きを抑える作用を目的として配合されている。
3. グリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合されている。
4. クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対しても有効である。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｄ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを活発にすることで、目の調節機能を改善する。
2. スルファメトキサゾールは、ウイルスによる結膜炎やものもらい（麦粒腫）、眼瞼炎などの化膿性の症状を改善する。
3. コンドロイチン硫酸ナトリウムは、結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられる。
4. リボフラビンの活性体であるフラビンアデニンジヌクレオチドは、角膜の酸素消費能を増加させ組織呼吸を亢進し、ビタミンＢ２欠乏が関与する角膜炎に対して改善効果を期待して用いられる。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｄ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. ヨウ素の殺菌力は、石鹸と併用すると低下するため、石鹸をよく洗い落としてから使用するべきである。
2. ベンザルコニウム塩化物は、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又はカンジダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示すが、結核菌やウイルスには効果がない。
3. アクリノールは、真菌、結核菌及びウイルスに対して殺菌消毒作用を示す。
4. クロルヘキシジングルコン酸塩は、結核菌やウイルスに対する殺菌消毒作用を有する。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｄ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｄ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. サリチル酸メチルは、副腎皮質ホルモンと共通する化学構造を持つ化合物である。
2. ジクロフェナクナトリウムは、皮膚の下層にある骨格筋や関節部まで浸透してプロスタグランジンの産生を促す作用を示す。
3. ウフェナマートは、炎症を生じた組織に働いて、細胞膜の安定化、活性酸素の生成抑制などの作用により、抗炎症作用を示すと考えられている。
4. ピロキシリンは、創傷面に薄い皮膜を形成して保護することを目的として配合されている。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｄ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 口内炎は、栄養摂取の偏り、ストレスや睡眠不足、唾液分泌の低下、口腔内の不衛生などが要因となって生じることが多いとされる。
2. グリチルレチン酸は、患部からの細菌感染を防止することを目的として用いられる。
3. シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、組織修復促進、抗菌などの作用を目的として用いられる。
4. 茵蔯蒿湯は、口内炎等に用いられる漢方処方製剤であるが、体の虚弱な人（体力の衰えている人、体の弱い人）、胃腸が弱く下痢しやすい人では不向きとされる。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用