1. 唾液によって口腔内はpHを酸性に保つことにより、歯の齲蝕を防いでいる。
2. 食道は喉もとから上腹部のみぞおち近くまで続く管状の器官で、消化液の分泌腺はない。
3. 小腸は管状の臓器で、十二指腸、空腸、回腸の3部分に分かれる。

1. ペプシンは胃酸によって、蛋白質を消化する酵素であるペプシノーゲンと
   なり、胃酸とともに胃液として働く。
2. トリプシンは、胃で半消化された蛋白質（ペプトン）をさらに細かく消化する酵素である。
3. マルターゼやラクターゼは、炭水化物を単糖類まで分解する。

1. 胆嚢は、肝臓で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官で、十二指腸に内容物が
   入ってくると収縮して腸管内に胆汁を送り込む。
2. 腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、再吸収されずに排泄される。
3. 肝臓に蓄えられたグリコーゲンは、血糖値が下がったときなど、必要に応じて
   ブドウ糖に分解されて血液中に放出される。
4. 肝臓は、必須アミノ酸を生合成することができる。

1. 鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
2. 咽頭は、発声器としての役割もあり、咽頭上部にある声帯で吸気を振動させて声が発せられる。
3. 肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織を肺の間質という。

1. 循環器系とは、体液（血液やリンパ液）を体内に循環させ、酸素、栄養分等を全身の
   組織へ送り、老廃物を排泄器官へ運ぶための器官系で、心臓、血管系、血液、膵臓、リンパ系からなる。
2. 心臓の左側部分（左心房、左心室）は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。
3. 血液が血管中を流れる方向は一定しており、心臓から拍出された血液を送る血管を
   動脈、心臓へ戻る血液を送る血管を静脈という。

1. 血液は、血漿と血球からなり、酸素や栄養分を全身の組織に供給し、二酸化炭素や
   老廃物を排泄器官へ運ぶ。
2. 単球は、白血球の約60％を占めており、細菌やウイルス等を食作用によって取り込んで分解する。
3. ヘモグロビンは、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物に対する防御を受け持つ。

1. 腎臓は横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で、尿管、動脈、
   静脈、リンパ管等がつながっている。
2. 尿道とは、左右の腎臓と膀胱をつなぐ管である。
3. 腎臓には、血液中の老廃物を濾過する機能はあるが、ホルモンを分泌する機能はない。
4. 食品から摂取されたビタミンEは、腎臓で活性型ビタミンEに転換されて、
   骨の形成や維持の作用を発揮する。
5. 副腎は左右の腎臓の上部にそれぞれ附属し、髄質のみからなる。

1. ビタミンCが不足すると夜間視力の低下（夜盲症）を生じる。
2. 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を
   見るときには扁平になり、遠くの物を見るときには丸く厚みが増す。
3. 涙腺は上眼瞼の裏側のにある分泌腺で、血漿から涙液を産生する。
4. 眼球を上下左右斜めの各方向に向けるため、6本の眼筋が眼球側面の強膜につながっている。

1. 内耳は、聴覚器官である前庭と、平衡器官である蝸牛の2つの部分からなる。
2. 中耳は、外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。
3. 外耳は、側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる。

骨格筋は、収縮力が強く、自分の意識どおりに動かすことができる（ a ）であるが疲労しやすく、
長時間の動作は難しい。また、心筋は（ b ）であり、筋線維に横縞模様（横紋）（ c ）。