1. バシトラシンは、細菌のＤＮＡ合成を阻害することにより抗菌作用を示す。
2. ホモスルファミンは、細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示す。
3. オキシコナゾール硝酸塩は、副作用としてかぶれ、腫れ、刺激感等が現れることがある。
4. ピロールニトリンは、患部を酸性にすることにより、皮膚糸状菌の発育を抑える目的で用いられる。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. フェノールは、歯痛薬（外用）に配合されている場合があるが、粘膜刺激を生じることがあるため、歯以外の口腔粘膜や唇に付着しないように注意が必要である。
2. アミノ安息香酸エチルは、齲蝕（むし歯）により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮めることを目的として用いられる。
3. カンフルは、冷感刺激を与えて知覚神経を麻痺させることによる鎮痛・鎮痒の効果を期待して配合されている。
4. チモールは、炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用を期待して配合されている。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 咀嚼剤は、菓子のガムのように噛み、唾液を多く分泌させながら使用することが望ましい。
2. うつ病と診断されたことのある人は、禁煙時の離脱症状により、うつ症状を悪化させることがあるため、使用を避ける必要がある。
3. ニコチンは、交感神経系を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、その作用を増強させるおそれがある。
4. 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が増加するため、コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後しばらくは咀嚼剤の使用を避けることとされている。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. アスパラギン酸ナトリウムは、軟骨成分を形成及び修復する働きがあるとされる。
2. システインは、肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドの代謝を促す働きがあるとされる。
3. 補中益気湯は、体力虚弱で元気がなく、胃腸の働きが衰えて、疲れやすいものの虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、寝汗、感冒に適すとされる。
4. ヘスペリジンは、ビタミン様物質のひとつで、ビタミンＣの吸収を助ける作用があるとされる。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. シンイは、アケビ科のアケビ又はミツバアケビの蔓性の茎を、通例、横切りしたものを基原とする生薬で、泌尿器用薬では尿量増加（利尿）作用を期待して用いられる。
2. ジュウヤクは、サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除いたものを基原とする生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。
3. チンピは、ミカン科のウンシュウミカンの成熟した果皮を基原とする生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる。
4. ユウタンは、クマ科のヒグマその他近縁動物の胆汁を乾燥したものを基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられるほか、消化補助成分として配合される場合もある。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ａ、ｄ） ４（ｂ、ｃ） ５（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 日本薬局方に収載されているクレゾール石鹸液（クレゾール石ケン液）は、原液を水で希釈して用いられるが、刺激性が強いため、原液が直接皮膚に付着しないようにする必要がある。
2. エタノールのウイルスに対する不活性効果は、イソプロパノールよりも低い。
3. 次亜塩素酸ナトリウムは、強い還元力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示す。
4. トリクロルイソシアヌル酸（トリクロロイソシアヌル酸）は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｄ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｂ、ｄ） ５（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 誤って飲み込んだ場合、一般的な家庭における応急処置として、通常は多量の牛乳などを飲ませるが、手元に何もないときはまず水を飲ませる。
2. 誤って目に入った場合、顔を横に向けて上から水を流すか、水道水の場合には弱い流れの水で洗うなどにより、流水で十分に（１５分間以上）洗眼する。
3. アルカリ性の消毒薬が誤って皮膚に付着した場合、水洗する前に、中和剤を用いて中和する。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. ゴキブリの卵は、医薬品の成分が浸透しやすい殻で覆われているため、燻蒸処理を行えば、殺虫効果を示す。
2. トコジラミは、シラミの一種でなくカメムシ目に属する昆虫で、ナンキンムシとも呼ばれ、刺さると激しい痒痛を生じ、アレルギー反応による全身の発熱、睡眠不足、神経性の消化不良を起こすことがある。
3. ノミによる保健衛生上の害としては、主に吸血されたときの痒みであるが、元来、ペスト等の病原細菌を媒介する衛生害虫である。
4. 蚊（アカイエカ、シナハマダラカ等）は、吸血によって皮膚に発疹や痒みを引き起こすほか、日本脳炎、マラリア、黄熱、デング熱等の重篤な病気を媒介する。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. ジクロルボスは、有機リン系殺虫成分であり、アセチルコリンを分解する酵素（アセチルコリンエステラーゼ）と可逆的に結合してその働きを阻害する。
2. ピレスロイド系殺虫成分の殺虫作用は、神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害することによるものである。
3. プロポクスルは、有機塩素系殺虫成分で、アセチルコリンエステラーゼの阻害によって殺虫作用を示し、一般に有機リン系殺虫成分に比べて毒性が高い。
4. メトプレンは、幼虫が十分成長して蛹になるのを抑えているホルモン（幼若ホルモン）に類似した作用を有し、幼虫が蛹になるのを妨げる。

１（ａ、ｃ） ２（ａ、ｄ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｂ、ｄ） ５（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 一般の生活者が正しく用いて原因疾患を把握し、一般用医薬品による速やかな治療につなげることを目的として用いられる。
2. 悪性腫瘍や心筋梗塞など重大な疾患の診断に関係するものは、一般用検査薬の対象外である。
3. 検体中に対象物質が存在しているにもかかわらず、その濃度が検出感度以下であったり、検出反応を妨害する他の物質の影響等によって、検査結果が陰性となった場合を擬陰性という。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用