登録販売者:過去問[茨城,栃木,群馬,山梨,新潟,長野共通]令和3-10

主な医薬品とその作用【問091~100】

登録販売者の試験問題について、茨城,栃木,群馬,山梨,新潟,長野は出題内容が共通です。

【問091】

次の表は、ある眼科用薬に含まれている成分の一覧である。

15 ml 中
アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン) 3mg
テトラヒドロゾリン塩酸塩 3mg
グリチルリチン酸二カリウム 18mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 4.5mg
コンドロイチン硫酸ナトリウム 15mg

この眼科用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. アズレンスルホン酸ナトリウムは、炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す作用を期待して配合されている。
  2. テトラヒドロゾリン塩酸塩は、肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑える作用を示す。
  3. コンドロイチン硫酸ナトリウムは、抗菌作用を目的に配合されている。
  4. この眼科用薬を連用又は頻回に使用すると、異常なまぶしさを感じたり、かえって充血を招くことがある。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問092】

消毒薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. オキシドール(過酸化水素水)は、一般細菌類、真菌に対する殺菌消毒作用を示すが、結核菌、ウイルスに対しては効果がない。
  2. ヨウ素系殺菌消毒成分は、外用薬として用いた場合でも、まれにショック(アナフィラキシー)のような全身性の重篤な副作用を生じることがある。
  3. マーキュロクロムは、ヨードチンキと混合すると不溶性沈殿を生じて殺菌作用が低下するため、ヨードチンキと同時に使用しないこととされている。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問093】

外皮用薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. エアゾール剤は、強い刺激を生じるおそれがあるため、目の周囲や粘膜(口唇等)への使用は避けることとされている。
  2. ヒドロコルチゾンは、非ステロイド性抗炎症成分である。
  3. 外皮用薬として用いられるポビドンヨードは、口腔咽喉薬や含嗽薬として用いられる場合より高濃度で配合されているため、誤って原液を口腔粘膜に適用しないよう注意する必要がある。
  4. フェノール(液状フェノール)は、細菌や真菌類のタンパク質を変性させることにより殺菌消毒作用を示し、患部の化膿を防ぐことを目的として用いられる。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問094】

歯痛薬及び歯槽膿漏薬に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 冷感刺激を与えて知覚神経を麻痺させることによる鎮痛・鎮痒の効果を期待して、オイゲノールが配合されている場合がある。
  2. 炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、銅クロロフィリンナトリウムが配合されている場合がある。
  3. 歯肉溝での細菌の繁殖を抑えることを目的として、クロルヘキシジングルコン酸塩が配合されている場合がある。
  4. 炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用を期待して、アラントインが配合されている場合がある。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問095】

禁煙補助剤とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 妊婦又は妊娠していると思われる女性は、禁煙することが推奨されるので、積極的に禁煙補助剤を使用することが望ましい。
  2. 禁煙補助剤を使用するニコチン置換療法は、ニコチンの摂取方法を喫煙以外に換えて離脱症状の軽減を図りながら徐々に摂取量を減らし、最終的にニコチン摂取をゼロにする方法である。
  3. 咀嚼剤は、大量に使用しても禁煙達成が早まるものでなく、かえってニコチン過剰摂取による副作用のおそれがある。
  4. アドレナリン作動成分が配合された医薬品(鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、痔疾用薬等)との併用により、その作用を減弱させるおそれがある。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問096】

滋養強壮保健薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. ビタミン成分は、必要以上に多く摂取したからといって適用となっている症状の改善が早まるものではない。
  2. ビタミンD主薬製剤は、赤血球の形成を助けるため、貧血の緩和に用いられる。
  3. ビタミンB6主薬製剤は、目の乾燥感、夜盲症(とり目)の症状の緩和に用いられる。
  4. アミノエチルスルホン酸(タウリン)は肝臓機能を改善する働きがあるとされる。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問097】

漢方薬使用における基本的な考え方に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 漢方薬はすべからく作用が穏やかで、副作用が少ないため、重篤な副作用が起きることはない。
  2. 漢方処方は、処方全体としての適用性等、その性質からみて処方自体が一つの有効成分として独立したものという見方をすべきものである。
  3. 漢方薬を使用する場合、漢方独自の病態認識である「証」に基づいて用いることが、有効性及び安全性を確保するために重要である。
  4. 漢方処方製剤は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問098】

生薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. ブシは、鎮痛作用を示し、アスピリンと同様、胃腸障害の副作用を示す。
  2. カッコンは、サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除いたものを基原とする生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。
  3. ブクリョウは、マメ科のクズの周皮を除いた根を基原とする生薬で、解熱、鎮痙等
    の作用を期待して用いられる。
  4. サイコは、セリ科のミシマサイコの根を基原とする生薬で、抗炎症、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問099】

消毒薬及びその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 消毒は物質中のすべての微生物を殺滅又は除去することである。
  2. 日本薬局方に収載されているクレゾール石鹸液は、原液を水で希釈して用いられるが、刺激性が強いため、原液が直接皮膚に付着しないようにする必要がある。
  3. エタノールは脱脂による肌荒れを起こしやすく、皮膚へ繰り返して使用する場合には適さない。
  4. 次亜塩素酸ナトリウムは、有機塩素系殺菌消毒成分に比べ塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問100】

殺虫剤に含まれる次の成分のうち、アセチルコリンを分解する酵素と不可逆的に結合してその働きを阻害することにより、殺虫作用を示す正しいものの組合せはどれか。

  1. プロポクスル
  2. ペルメトリン
  3. ダイアジノン
  4. フェニトロチオン

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(c、d)

※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です