1. デキストロメトルファン臭化水素酸塩は、延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える。
2. アスピリンは、血液を凝固しにくくさせる作用がある。
3. メキタジンは、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す。
4. チペピジンヒベンズ酸塩は、タンパク質分解酵素で、体内で産生される炎症物質（起炎性ポリペプチド）を分解する作用がある。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

この解熱鎮痛薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

1. イブプロフェンは、プロスタグランジンの産生を抑制することで消化管粘膜の防御機能を高める。
2. エテンザミドは、痛みの発生を抑える働きが作用の中心となっている他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強い。
3. 乾燥水酸化アルミニウムゲルは、解熱鎮痛成分（生薬成分を除く。）による胃腸障害の軽減を目的として、配合されている。
4. 本剤は、出産予定日18 週以内の妊婦については、服用しないこととされている。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

体力中等度で痛みがあり、ときにしびれがあるものの関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に適すとされるが、消化器系の副作用（食欲不振、胃部不快感等）が現れやすい等の理由で、胃腸が弱く下痢しやすい人には不向きとされる。

1. 疎経活血湯
2. 十味敗毒湯
3. 酸棗仁湯
4. 辛夷清肺湯

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

この催眠鎮静薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

1. ブロモバレリル尿素は、反復して摂取すると依存を生じる。
2. アリルイソプロピルアセチル尿素は、脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用がある。
3. 15 歳未満の小児では、ジフェンヒドラミン塩酸塩により神経過敏や中枢興奮などが現れやすいため、使用は避ける。
4. 本剤は、少量であれば眠気を催しにくいため、それにより重大な事故を招くおそれはない。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

体力中等度をめやすとしてやや消化器が弱いものに幅広く用いることができる。神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症、更年期障害、血の道症、歯ぎしりに適すとされる。

1. 荊芥連翹湯
2. 抑肝散加陳皮半夏
3. 薏苡仁湯
4. 駆風解毒湯

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑える効果がある。
2. 副作用として動悸が現れることがあるため、心臓病のある人は、服用を避ける。
3. 妊娠中の摂取により、吸収されて循環血液中に移行したカフェインの一部は、血液-胎盤関門を通過して胎児に到達することが知られている。
4. 摂取されたカフェインは乳汁中には移行しないため、授乳期間中でも服用できる。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. アミノ安息香酸エチルは、脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として配合されている。
2. スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、中枢に作用して自律神経系の混乱を軽減させるとともに、末梢では消化管の緊張を低下させる作用を示す。
3. 無水カフェインは、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑えることを目的として、配合されている。
4. ピリドキシン塩酸塩は、乗物酔いに伴う頭痛を和らげる作用が期待される。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. 身体的な問題がなく生じる夜泣き、ひきつけ、疳の虫等の症状については、発達段階の一時的な症状と保護者が達観することも重要である。
2. 疳の原因としては、授乳後にげっぷが出なかったり、泣く際に空気を飲み込んでしまうなどして、消化管に過剰な空気が入ることと関連づけられることもある。
3. 小児の疳を適応症とする漢方処方製剤として、小青竜湯がある。
4. 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合でも、生後3 ヶ月未満の乳児には使用しないこととなっている。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

この鎮咳去痰薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

1. Ｌ-カルボシステインは、粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くする作用も示す。
2. クレマスチンフマル酸塩は、気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示す。
3. ジヒドロコデインリン酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示す。
4. 本剤は、15 歳未満の小児へ使用してはいけない。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用

1. ジプロフィリンは自律神経系を介して気管支の平滑筋を弛緩させることにより、気管支を拡張させる。
2. ハンゲは中枢性の鎮咳作用を示す生薬成分として配合される場合がある。
3. セキサンはヒガンバナ科のヒガンバナ鱗茎を基源とする生薬で、去痰作用を期待して用いられる。
4. メチルエフェドリン塩酸塩は、甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。

※登録販売者　令和３年出題地域試験問題より引用