登録販売者:過去問[北海道,青森,岩手,秋田,山形,宮城,福島共通]令和3-12

医薬品の適正使用と安全対策【問111~120】

登録販売者の試験問題について、北海道,青森,岩手,秋田,山形,宮城,福島は出題内容が共通です。

【問111】

次の表は、ある胃腸薬に含まれている成分の一部である。

3包中(1日服用量)
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 300mg
合成ヒドロタルサイト 800mg
水酸化マグネシウム 450mg
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物 6mg
アルジオキサ 120mg

次のうち、この胃腸薬を服用するにあたって注意すべき事項の説明として、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 合成ヒドロタルサイトが含まれているため、透析療法を受けている人は服用しないこととされている。
  2. 水酸化マグネシウムが含まれているため、腎臓病の診断を受けた人は、服用前に専門家に相談することとされている。
  3. アズレンスルホン酸ナトリウム水和物が含まれているため、糖尿病の診断を受けた人は、服用しないこととされている。
  4. アルジオキサが含まれているため、高齢者は服用前に専門家に相談することとされている。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問112】

一般用医薬品の添付文書に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 販売名に薬効名が含まれている場合には、添付文書への薬効名の記載は省略されることがある。
  2. 小児に使用させる場合の注意等は、用法及び用量の項目に続けて、これと区別して記載されている。
  3. 重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、喘息等が掲げられている医薬品では、「本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人は長期連用しないこと」と記載されている。
  4. 重要な内容が変更された場合には、改訂年月を記載するとともに改訂された箇所を明示することとされている。

※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問113】

一般用医薬品の添付文書における「使用上の注意」の記載に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、「6歳未満の小児」には使用しないこととされている。
  2. エチニルエストラジオールは、妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって、胎児の先天性異常の発生が報告されているため、「妊婦又は妊娠していると思われる人」には使用しないこととされている。
  3. 芍薬甘草湯は、鬱血性心不全の副作用が現れることがあるため、「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」とされている。
  4. ロペラミド塩酸塩は、眠気等を生じるおそれがあるため、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされている。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問114】

次の記述は、一般用医薬品の添付文書における「使用上の注意」の記載に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

  1. アミノフィリン水和物は、乳児に神経過敏を起こすことがあるため、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」とされている。
  2. キタジンは、乳製カゼインを由来としているため、「本剤又は本剤の成分、牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人」は服用しないこととされている。
  3. スクラルファートを服用すると、胃液の分泌が亢進するおそれがあるため、「胃潰瘍の診断を受けた人」は服用しないこととされている。
  4. プソイドエフェドリン塩酸塩を服用すると、尿の貯留・尿閉を生じるおそれがあるため、「前立腺肥大による排尿困難の症状がある人」は服用しないこととされている。

1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d)

※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問115】

一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」と記載される基礎疾患等と主な成分の組み合わせのうち、誤っているものはどれか。

基礎疾患等 主な成分
1 糖尿病 グリチルリチン酸二カリウム
2 甲状腺疾患 ポビドンヨード
3 緑内障 ジフェンヒドラミン塩酸塩
4 腎臓病 プソイドエフェドリン塩酸塩

※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問116】

一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目中に、「長期連用しないこと」又は「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」と記載される主な成分とその理由に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

主な成分 その理由
グリチルリチン酸二カリウム 腸管粘膜への刺激が大きくなり、腸管粘膜に炎症を生じるおそれがあるため
ケイ酸アルミニウム アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を生じるおそれがあるため
ケトプロフェン 一定期間又は一定回数使用しても症状の改善がみられない場合は、ほかに原因がある可能性があるため
ステロイド性抗炎症成分 喘息発作を誘発するおそれがあるため
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問117】

次の1~5で示される成分を含む一般用医薬品の、添付文書の「してはいけないこと」の項目欄において、吸収増大による精神神経系障害が生じるおそれがあるため、「服用前後は飲酒しないこと」と記載されているものはどれか。

  1. オキセサゼイン
  2. カフェイン
  3. ヒマシ油
  4. 次硝酸ビスマス
  5. タンニン酸アルブミン

※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問118】

一般用医薬品の安全対策等に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. アンプル入りかぜ薬は、他の剤形(錠剤、散剤等)に比べて吸収が速く、通常用量でも副作用を生じやすいことが確認されたため、関係製薬企業に対し、アンプル入りかぜ薬製品の回収が要請された。
  2. 1994年1月、小柴胡湯とインターフェロン製剤との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされたが、それ以降も慢性肝炎患者が小柴胡湯を使用して間質性肺炎が発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例がある。
  3.  塩酸フェニルプロパノールアミンが配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告されたことを受け、厚生労働省から関係製薬企業等に対して、使用上の注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分への速やかな切替えについて指示がなされた。
  4. 一般用かぜ薬全般において、使用上の注意として、「まれに間質性肺炎の重篤な症状が起きることがあり、その症状は、かぜの諸症状と区別が難しいため、症状が悪化した場合には服用を中止して医師の診療を受ける」旨の注意喚起がなされている。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問119】

一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. シロップ剤は、特に変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内に保管することが望ましい。
  2. 点眼薬は、できるだけ早く使い切るため、家族間で共用することが望ましい。
  3. 添付文書を見なくても適切な保管がなされるよう、その容器や包装にも、保管に関する注意事項が記載されている。
  4. 適切な保存条件の下で、性状及び品質が製造後2年以上安定であることが確認されている医薬品においては、「使用期限」を表示する法的義務はない。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問120】

医薬品の適正使用等に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 医薬品の適正使用の重要性等に関しては、小中学生のうちからの啓発が重要である。
  2. 登録販売者は、適切なセルフメディケーションの普及定着、医薬品の適正使用の推進のため、啓発活動に参加、協力することが期待される。
  3. 薬物乱用は、違法薬物によるものであり、一般用医薬品によるものはない。
  4. 毎年10月17日~10月23日までの1週間を「薬と健康の週間」として、国、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。
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※登録販売者 令和3年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です