登録販売者:過去問[埼玉,千葉,神奈川共通]H24-10

主な医薬品とその作用【問091~100】

登録販売者の試験問題について、埼玉,千葉,神奈川は出題内容が共通です。

【問091】

外皮用薬やその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  1. 短期間の使用であっても、患部が広範囲に渡っている人では、ステロイド性抗炎症成分
    を含有する医薬品が患部全体に使用されると、ステロイド性抗炎症成分の吸収量が相対的に多くなるため、
    適用部位を限る等、過度の使用を避けることが望ましい。
  2. 非ステロイド性抗炎症成分は、プロスタグランジンの産生を促す作用により、痒み、
    腫れ、痛み等を抑える。
  3. 塩化カルプロニウムは、末梢組織(適用局所)においてアセチルコリンに類似した
    作用(コリン作用)を示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。
  4. サルファ剤、硫酸フラジオマイシンは、抗菌作用を示し、長く連用しても連鎖球菌、
    黄色ブドウ球菌などの化膿菌は耐性を獲得するおそれはない。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(a,d)
  4. 4.(b,c)
  5. 5.(b,d)

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問092】

歯痛・歯槽膿漏薬やその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 歯槽膿漏薬は、歯肉炎、歯槽膿漏の諸症状の緩和を目的とする医薬品で、患部局所に
    適用する外用薬のほか、内服で用いる歯槽膿漏薬もある。
  2. ヒノキチオールやチョウジ油は、殺菌消毒作用を期待して歯槽膿漏薬に配合
    されている場合があるが、抗炎症作用はない。
  3. アミノ安息香酸エチルやグリチルリチン酸二カリウムは、齲蝕によって露出
    した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮めることを目的として用いられる。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問093】

口内炎用薬やその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. シコンは組織修復促進、抗菌などの作用を期待して用いられる。
  2. アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は、口腔粘膜の組織修復を
    促す作用を期待して配合されている場合がある。
  3. 患部からの細菌感染を防止することを目的として塩化セチルピリジニウムが
    配合されている場合がある。
  4. 茵蔯蒿湯は口内炎の内服薬としても使用されるが、構成生薬としてダイオウを
    含むため、胃腸が弱く下痢をしやすい人には不向きとされる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問094】

ニコチンを有効成分とする禁煙補助剤(咀嚼剤)に関する次の記述のうち、
正しいものの組合せはどれか。

  1. 禁煙補助剤を使用しているときもニコチン離脱症状を感じるようであれば、
    禁煙補助剤の口腔内でのニコチン放出量が少ないことが考えられるため、その場合は1度に2個以上使用してもよい。
  2. 重い狭心症や不整脈と診断された人は、循環器系に重大な悪影響を及ぼす
    おそれがあるため、禁煙補助剤の使用を避ける必要がある。
  3. 禁煙補助剤は、ニコチン離脱症状を軽減しながら徐々にその使用量を減らして
    いくことが必要なので、使用期間は6ヶ月を超えて比較的長期に渡って使用されることとなる。
  4. 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーや炭酸飲料など口腔内
    を酸性にする食品を摂取した後しばらくは禁煙補助剤の使用を避けるべきである。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)
  5. 5.(c,d)

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問095】

ビタミン主薬製剤の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  1. ビタミンAは、体内の脂質を酸化から守り、細胞の活動を助ける栄養素であり、
    血流を改善させる作用がある。
  2. ビタミンB2は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
  3. ビタミンB6は、蛋白質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要な栄養素である。
  4. ビタミンB12は、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な
    働きを維持する作用がある。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)
  5. 5.(c,d)

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問096】

滋養強壮保健薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  1. カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、筋肉の収縮、血液凝固、神経機能にも関与する。
  2. アスパラギン酸ナトリウムは、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の
    働きを期待して用いられる。
  3. アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、髪や爪、肌などに存在するアミノ酸の
    一種で、皮膚におけるメラニンの生成を抑えるとともに、皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を
    促す働き、また、肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助ける働きがあるとされる。
  4. ガンマ-オリザノールは、米油及び米胚芽油から見出された抗酸化作用を示す成分で、
    同様の作用を有するビタミンEと組み合わせるとその作用が増強されるため、組み合わせた配合は望ましくない。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)
  5. 5.(c,d)

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問097】

次の記述にあてはまる漢方処方製剤はどれか。

腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな人における、高血圧の随伴症状(動悸、肩こり、のぼせ)、肥満症、
むくみ、便秘の症状に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く
下痢しやすい人、発汗傾向の著しい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向き
とされる。また、小児に対する適用はない。また、本剤を使用するときには、他の瀉下薬との併用は
避けることとされている。

  1. 黄連解毒湯
  2. 防風通聖散
  3. 大柴胡湯
  4. 清上防風湯
  5. 防已黄耆湯

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問098】

消毒薬の誤用・事故等による中毒への対処に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 誤って飲み込んだ場合は、一般的な家庭における応急処置として、通常は多量の牛乳
    などを飲ませるが、手元に何もないときはまず水を飲ませる。いずれにしても中毒物質の消化管からの
    吸収を遅らせ、粘膜を保護するために誤飲してから数分以内に行う。
  2. 原末や濃厚液を誤って飲み込んだ場合には、自己判断で安易に吐き出させることは避ける。
  3. 酸やアルカリが目に入った場合は、酸をアルカリで、アルカリを酸で中和するといった処置が望ましい。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問099】

殺虫剤の配合成分に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

ジクロルボスは、代表的な( a )系殺虫成分であり、殺虫作用はアセチルコリンを分解
する酵素(コリンエステラーゼ)と( b )に結合してその働きを阻害することによる。誤って
飲み込んでしまった場合には、神経の異常な興奮が起こり、( c )、筋肉麻痺等の症状が現れるおそれがある。

No a b c
1 カーバメイト 可逆的 散瞳
2 有機リン 可逆的 縮瞳
3 有機リン 不可逆的 縮瞳
4 カーバメイト 不可逆的 散瞳
5 有機リン 不可逆的 散瞳

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問100】

尿糖・尿蛋白検査薬の検査結果に影響を与える要因に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 採尿に用いる容器は、糖分や蛋白質が付着している容器に尿を採取すると正確な
    検査結果が得られないので、清浄な容器が使用される必要がある。
  2. 採尿のタイミングは、尿糖・尿蛋白同時検査の場合、食後(1~2時間)の尿を
    検体とするが、尿糖が検出された場合には、早朝尿(起床直後の尿)について改めて検査して判断する必要がある。
  3. 検査薬を、長い間尿に浸していると検出成分が溶け出してしまい、正確な検査結果が
    得られなくなることがある。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

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