1（ａ、ｂ） ２（ａ、ｄ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

この医薬品に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

1. クロルフェニラミンマレイン酸塩は、抗ヒスタミン作用を有し、くしゃみや鼻汁を抑える作用を示す。
2. デキストロメトルファン臭化水素酸塩は、咳を抑える作用を示す。
3. ヘスペリジンは、疲労回復作用のあるビタミンB１であり、痰の排出を容易にする作用を示す。
4. かぜ薬は、細菌やウイルスの増殖を抑えたり、体内から取り除いたりすることにより、咳や発熱などの諸症状の緩和を図るものである。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｄ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. アスピリンは、他の解熱鎮痛成分と比較して胃腸障害を起こしにくいとされている。
2. サザピリンは、ピリン系の解熱鎮痛成分であり、ピリン疹と呼ばれるアレルギー症状をもたらすことがある。
3. アスピリン、カフェイン、エテンザミドの組み合わせは、それぞれの頭文字から「ＡＣＥ処方」と呼ばれる。
4. アセトアミノフェンは、主に中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. 脂質異常症とは、医療機関で測定する検査値として、低密度リポタンパク質（ＬＤＬ）が４０ｍｇ／ｄＬ以上、高密度リポタンパク質（ＨＤＬ）が１４０ｍｇ／ｄＬ未満、中性脂肪が１８０ｍｇ／ｄＬ以上のいずれかがあてはまる状態をいう。
2. 高コレステロール改善薬は、結果的に生活習慣病の予防につながるものであるが、ウエスト周囲径（腹囲）を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではないため、医薬品の販売に従事する専門家は、購入者に対してその旨を説明する等、正しい理解を促すことが重要である。
3. コレステロールの産生及び代謝は、主として脾臓で行われる。
4. パンテチンは、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害（手足の冷え、痺れ）の緩和等を目的として用いられる。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

カフェインは、脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑える効果があり、眠気防止薬におけるカフェインの１回摂取量はカフェインとして（ ａ ）ｍｇ、１日摂取量はカフェインとして（ ｂ ）ｍｇが上限とされている。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. 妊娠中にしばしば生じる睡眠障害は、ホルモンのバランスや体型の変化等が原因であり、睡眠改善薬の適用対象ではない。
2. 生薬成分のみからなる鎮静薬は、作用が緩和なため、複数の鎮静薬を併用することが推奨される。
3. カノコソウは、アカネ科のカノコソウの茎を基原とする生薬で、神経の興奮緩和を期待して配合される。
4. ブロモバレリル尿素は、反復して摂取すると依存を生じることが知られており、この成分が配合された医薬品は、本来の目的から逸脱した使用（乱用）がなされることがある。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. 麦門冬湯
2. 小青竜湯
3. 小柴胡湯
4. 桂枝湯
5. 香蘇散

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. ジサイクロミン塩酸塩は、交感神経の伝達物質であるノルアドレナリンと受容体の反応を促進することで、消化管の運動や胃液の分泌を抑える。
2. パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すほか、胃液分泌を抑える作用もある。
3. オキセサゼインは、眼圧を上昇させる作用を示すことが知られており、緑内障の診断を受けた人では、症状の悪化を招くおそれがある。
4. 鎮痛鎮痙の効果を期待して局所麻酔成分が配合されている場合があるが、痛みが感じにくくなることで重大な消化器疾患や状態の悪化等を見過ごすおそれがあり、長期間にわたって漫然と使用することは避けることとされている。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. アミノ安息香酸エチルは、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗り物酔いに伴う吐き気を抑える。
2. スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、乗り物酔い防止に古くから用いられている抗コリン成分であり、消化管から吸収されにくく、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しにくいとされている。
3. ジメンヒドリナートは、脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させる。
4. ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経（前庭神経）の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. メチルエフェドリン塩酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮める。
2. メチルシステイン塩酸塩は、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる。
3. ノスカピン塩酸塩は、モルヒネと同じ基本構造を持ち、依存性がある成分であり、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれる。
4. ジヒドロコデインリン酸塩は、胃腸の運動を亢進させる作用を示し、副作用として下痢が現れることがある。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用