1. くしゃみや鼻汁を抑えることを目的として、アドレナリン作動成分が配合される。
2. 咳を抑える成分のうち、リン酸ジヒドロコデインは依存性がある成分である。
3. 塩化リゾチームは、鶏卵アレルギーがある人への使用を避ける必要がある。
4. 解熱作用を期待して、センキュウやコウブシが配合される場合がある。

1. 解熱鎮痛薬は、痛みや発熱の原因となっている病気や外傷自体を治すものではなく、発熱や痛みを鎮める
   ため使用されるものである。
2. アルコールは、化学的に合成された解熱鎮痛成分の吸収や代謝に影響を与え、副作用が起こりやすくなるおそれがある。
3. 化学的に合成された解熱鎮痛成分は、まれに重篤な副作用としてショック（アナフィラキシー）、皮膚粘膜眼症
   候群等を生じることがある。

1. 桂枝加朮附湯
2. 薏苡仁湯
3. 疎経活血湯
4. 呉茱萸湯
5. 釣藤散

1. アスピリンに比べて胃腸への影響が少なく、抗炎症作用も示すことから、頭痛、咽頭痛、月経痛（生理痛）、腰痛等
   に使用されることが多い。
2. 体内でのプロスタグランジンの産生を促進する作用により、消化管粘膜の防御機能が低下するため、消化管に広く
   炎症を生じる疾患である胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎等の既往歴がある人では、それら疾患の再発を招くおそれがある。
3. まれに重篤な副作用として、肝機能障害、腎障害、無菌性髄膜炎を生じることがある。

1. 抗コリン成分は、眠気を促すほかに、散瞳による目のかすみや異常な眩しさを引き起こすことがある。
2. 胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐き気を抑えることを目的として、
   ジプロフィリンのような局所麻酔成分が配合されている場合がある。
3. 塩酸メクリジンは、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く、持続時間が短い。
4. テオクル酸プロメタジンは、１５歳未満の小児には使用を避ける必要がある。

1. ヒベンズ酸チペピジン
2. ブロムワレリル尿素
3. ノスカピン
4. リン酸ジメモルファン
5. 臭化水素酸デキストロメトルファン

1. トラネキサム酸は、気道の炎症を和らげることを目的として配合されている場合がある。
2. 生薬成分のマオウは、気管支に対する作用のほか、発汗促進、尿量増加（利尿）等の作用も期待される。
3. グアイフェネシンは、痰の中の粘性蛋白質に作用してその粘りけを減少させ、痰の切れを良くする。

塩酸メチルエフェドリン、塩酸トリメトキノール等の（ ａ ）作動成分は、（ ｂ ）神経系を刺激して気管支を（ ｃ ）させる作用
を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。

1. 含嗽薬は、用時水で希釈又は溶解して使用するものが多いが、調製した濃度が濃すぎても薄すぎても効果が十分得られない。
2. 含嗽薬は、口腔内や咽頭における局所的な作用を目的とする医薬品であり、全身的な影響を生じることはない。
3. 噴射式の液剤は、口腔の奥まで届くよう、息を吸いながら噴射することが望ましい。

1. 炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して、アズレンスルホン酸ナトリウム（水溶性アズレン）が配合されている場合がある。
2. ポビドンヨードが配合された含嗽薬では、その使用により銀を含有する歯科材料（義歯等）が変色することがある。
3. グルコン酸クロルヘキシジンが配合された含嗽薬は、口腔内に傷やひどいただれのある人にも使用することができる。