登録販売者:過去問[福岡,佐賀,長崎,熊本,大分,宮崎,鹿児島,沖縄共通]令和2-6

医薬品の適正使用・安全対策【問051~060】

登録販売者の試験問題について、福岡,佐賀,長崎,熊本,大分,宮崎,鹿児島,沖縄は出題内容が共通です。

【問051】

医薬品副作用被害救済制度における給付の種類と請求の期限の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

給付の種類 請求の期限
遺族年金 請求期限なし
葬祭料 葬祭が終わってから5年以内
障害年金 請求期限なし
医療費 医療費の支給の対象となる費用の支払いが行われたときから5年以内

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(c、d)

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問052】

以下のうち、医薬品副作用被害救済制度の対象となる医薬品として、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 殺鼠剤
  2. 人体に直接使用する殺菌消毒剤
  3. 個人輸入により入手された医薬品
  4. 一般用検査薬
  5. 日本薬局方収載医薬品であるワセリン

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問053】

医薬品PLセンターに関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. 医薬品副作用被害救済制度の対象とならないケースのうち、製薬企業に損害賠償責任がない場合における相談先として推奨される。
  2. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構が開設した紛争処理機関である。
  3. 平成7年7月の製造物責任法(PL法)の施行と同時に開設された。
  4. 消費者が、医薬品又は医薬部外品に関する苦情について、製造販売元の企業と交渉するに当たって、公平・中立な立場で申立ての相談を受け付け、交渉の仲介や調整・あっせんを行い、裁判によらずに迅速な解決に導くことを目的としている。

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(c、d)

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問054】

企業からの副作用等の報告制度に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. 製造販売業者等には、その製造販売をし、又は承認を受けた医薬品について、その副作用等によるものと疑われる健康被害の発生、その使用によるものと疑われる感染症の発生等を知ったときは、その旨を20日以内に厚生労働大臣に報告することが義務づけられている。
  2. 実務上、副作用等の報告制度に基づく報告書は独立行政法人医薬品医療機器総合機構に提出することとされている。
  3. 医薬品によるものと疑われる副作用症例が日本国内で発生し、それが使用上の注意から予測できる非重篤なものである場合、報告することが義務づけられている。
  4. 医療用医薬品で使用されていた有効成分を一般用医薬品で初めて配合したものについては、承認条件として承認後の概ね3年、安全性に関する調査及び調査結果の報告が求められている。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問055】

医薬品の副作用等による健康被害の救済に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 医薬品副作用被害救済制度とは、医薬品を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による被害者の迅速な救済を図るため、製薬企業の社会的責任に基づく私的制度である。
  2. 救済給付業務に必要な費用のうち、給付費については、国の補助金によって賄われている。
  3. 救済給付の対象となる健康被害の程度としては、副作用による疾病のため、入院を必要とする程度の医療を受ける場合であり、入院治療が必要と認められる場合であっても、やむをえず自宅療養を行った場合は含まれない。
  4. 一般用医薬品の使用による副作用被害への救済給付の請求に当たっては、医師の診断書、要した医療費を証明する書類などのほか、その医薬品を販売等した薬局開設者、医薬品の販売業者が作成した販売証明書等が必要となる。

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問056】

医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. 発生した健康被害について、医薬品との因果関係が必ずしも明確でない健康被害であっても報告の対象となり得る。
  2. 安全対策上必要がない場合でも、医薬品の過量使用や誤用等によるものと思われる健康被害について、報告がなされる必要がある。
  3. 報告様式の記入欄すべてに記入がなされる必要がある。
  4. 報告期限は特に定められていないが、適宜速やかに報告する必要がある。

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(c、d)

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問057】

以下の医薬品の販売に従事する登録販売者と購入者の会話のうち、医薬品の適正使用・安全対策に関する登録販売者の対応として最も適切なものを一つ選びなさい。

1 購 入 者 「妊婦なのですが、頭痛がひどいので、痛み止めを購入したいです。12週以内に出産予定日を迎えます。」
登録販売者 「イブプロフェンが配合された鎮痛薬であれば、服用できます。」
2 購 入 者 「お酒が好きで、毎日晩酌しています。ジフェンヒドラミン塩酸塩を主薬とする催眠鎮静薬の購入を考えています。注意することはありますか。」
登録販売者 「鎮静作用の増強が生じるおそれがあるので、服用前後は飲酒しないでください。」
3 購 入 者 「部活のため、屋外において毎日サッカーをしています。ふくらはぎの筋肉痛に、フェルビナクが配合された外用鎮痛消炎薬の使用を検討しています。」
登録販売者 「使用中又は使用後しばらくしてから重篤な光線過敏症が現れることがあるため、フェルビナクが配合されていない外用鎮痛消炎薬に変更するか、使用中は、天候にかかわらず、戸外活動を避けるとともに、日常の外出時も本剤の塗布部を衣服、サポーター等で覆い、紫外線にてないでください。また、塗布後当分の間、同様の注意をしてください。」
4 購 入 者 「特に咳がひどいかぜ症状があり、かぜ薬を探しています。タクシードライバーをしているので、眠気を生じないものはありますか。」
登録販売者 「コデインリン酸塩水和物を配合したかぜ薬であれば、服用後運転してもかまいません。」

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問058】

一般用医薬品の安全対策に関する以下の記述について、(   )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。なお、同じ記号の(   )内には同じ字句が入ります。

( a )は、鼻みず、鼻づまり等の症状の緩和を目的として、鼻炎用内服薬、鎮咳去痰薬、かぜ薬等に配合されていた。2000年5月米国において、女性が食欲抑制剤として使用した場合に、出血性脳卒中の発生リスクとの関連性が高いとの報告がなされ、米国食品医薬品庁から、米国内における自主的な販売中止が要請された。日本では、食欲抑制剤として承認されていないことなどから、直ちに販売を中止する必要はないものとして、心臓病の人や脳出血の既往がある人等は使用しないよう注意喚起を行っていた。しかし、2003年8月までに、( a )が配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告され、それらの多くが用法・用量の範囲を超えた使用又は禁忌とされている( b )患者の使用によるものであった。そのため、厚生労働省から関係製薬企業に対して、使用上の注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分として( c )等への速やかな切替えにつき指示がなされた。

1 クロルフェニラミンマレイン酸塩 高血圧症 プソイドエフェドリン塩酸塩
2 クロルフェニラミンマレイン酸塩 高脂血症 アミノ安息香酸エチル
3 ナファゾリン塩酸塩 高血圧症 アスピリン
4 塩酸フェニルプロパノールアミン 高脂血症 アミノ安息香酸エチル
5 塩酸フェニルプロパノールアミン 高血圧症 プソイドエフェドリン塩酸塩

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問059】

一般用医薬品の安全対策に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入ります。

( a )による間質性肺炎については、1991年4月以降、使用上の注意に記載されていたが、その後、( a )と( b )の併用例による間質性肺炎が報告されたことから、1994年1月、( b )との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされた。しかし、それ以降も慢性肝炎患者が( a )を使用して間質性肺炎が発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例もあったことから、1996年3月、厚生省(当時)より関係製薬企業に対して( c )の配布が指示された。

1 小青竜湯 アミノピリン 医薬品・医療機器等安全性情報
2 小柴胡湯 インターフェロン製剤 緊急安全性情報
3 小青竜湯 インターフェロン製剤 医薬品・医療機器等安全性情報
4 小柴胡湯 アミノピリン 緊急安全性情報
5 小柴胡湯 インターフェロン製剤 医薬品・医療機器等安全性情報

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問060】

医薬品の適正使用のための啓発活動に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. 登録販売者は、一般用医薬品の販売等に従事する医薬関係者として、適切なセルフメディケーションの普及定着、医薬品の適正使用の推進のための活動に積極的に参加、協力することが期待される。
  2. 医薬品の持つ特質及びその使用・取扱い等について正しい知識を広く生活者に浸透させることにより、保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし、毎年10月17日~23日の1週間を「薬と健康の週間」として、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。
  3. 「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」を広く普及し、薬物乱用防止を一層推進するため、毎年6月20日~7月19日までの1か月間、自治体、関係団体等により、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が実施されている。
  4. 小中学生のうちから医薬品の適正使用の重要性に関する啓発を行うことは重要である。
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※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です