登録販売者:過去問[香川,愛媛,高知共通]令和2-6

主な医薬品とその作用【問051~060】

登録販売者の試験問題について、香川,愛媛,高知は出題内容が共通です(徳島県は令和元年度より関西広域連合の出題内容と共通となりました)。

【問051】

滋養強壮保健薬の配合成分と配合目的の関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

(配合成分) (配合目的)
ビタミンA 夜間視力の維持
ビタミンB1 手足のしびれ・冷え、しもやけの症状の緩和
アスパラギン酸ナトリウム 乳酸の分解を促す
ヨクイニン ストレス刺激に対する抵抗力を高める

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問052】

漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

  1. 現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤は、漢方薬と呼ばれている。
  2. 漢方処方製剤の多くは、刻み生薬の混合物として製造販売されており、煎剤として使用されている。
  3. 漢方の病態認識の一つに「虚実」があり、虚の病態が適応となる医薬品は、「体力虚弱で」という使用制限が記載されている。
  4. 患者の「証」に合わない漢方処方製剤が選択された場合、効果は得られないものの、副作用を招くことはない。
1
2
3
4
5

 

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問053】

漢方処方製剤とその適用に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 黄連解毒湯 は、体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの、鼻出血、不眠症、二日酔い等に適すとされている。
  2. 防風通聖散は、体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、下痢がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ、肥満症等に適すとされている。
  3. 防已黄耆湯は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適すとされている。
  4. 大柴胡湯は、体力が充実して脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向があるものの胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり等に適すとされている 。

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問054】

漢方処方製剤及び生薬製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

  1. 漢方処方は、それ自体が一つの有効成分として独立したものであり、自己判断によって生薬成分が追加摂取された場合、処方が成立しなくなるおそれがある。
  2. 生薬成分は、医薬品としてのみ流通しており、食品としては流通していない。
  3. 生薬には、動植物由来の成分以外は含まれない。
  4. 生薬製剤には、少量で強い作用を示すものがあるため、医薬品の販売等に従事する専門家においては、適切な医薬品を選択することができるよう積極的な情報提供を行うことに努める必要 がある。
1
2
3
4
5

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問055】

生薬成分と薬用部位の関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

(生薬成分) (薬用部位)
ブシ 偽果
サイコ
ボウフウ 菌核
レンギョウ 果実

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問056】

感染症の防止と消毒薬に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 殺菌・消毒は生存する微生物の数を減らすために行われる処置である。
  2. 消毒薬が微生物を死滅させる仕組み及び効果は、殺菌消毒成分の種類、濃度、温度等により異なるため、殺菌・消毒の対象となる微生物を考慮し、適切な医薬品を選択する必要がある。
  3. 消毒薬を誤って飲み込んだ場合の応急措置として、多量の牛乳や卵白を水に溶いた卵白水を飲ませると良い。
  4. 消毒薬が誤って目に入った場合、早期に消毒薬を取り除くため、強い流れの水で15 分間以上洗眼すると良い。

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問057】

消毒薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

  1. クレゾール石 鹸 液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、大部分のウイルスに対する殺菌消毒作用はない。
  2. イソプロパノールは、ウイルスに対する不活性効果がエタノールに比べて高い。
  3. 次亜塩素酸ナトリウムは、一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示すが、通常、人体には用いられない。
  4. ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムは、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。
1
2
3
4
5

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問058】

衛生害虫及びその防除に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

  1. ウジの防除法としては、通常、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられる。
  2. ゴキブリの防除において、 燻蒸処理を行う場合、医薬品の成分はゴキブリの卵の殻を透過するため、一度の処理で効果を発揮する。
  3. イエダニは、ネズミを宿主として生息場所を広げていくため、まず、宿主動物であるネズミを駆除することが重要である。
  4. 殺虫剤使用に当たっては、同じ殺虫成分を長期間連用することが望ましい。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問059】

殺虫剤及び忌避剤並びにその留意事項に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。

  1. フェノトリンは、シラミを駆除する 目的で使用されるが、人体に直接適用することはできない。
  2.  プロポクスルは、アセチルコリンエステラーゼと不可逆的に結合することにより殺虫作用を示す。
  3. ディートを含有する忌避剤は、生後6か月未満の乳児への使用を避けることとされている。
  4. 有機塩素系殺虫成分は、我が国では広く使用され感染症の撲滅に大きな効果を上げており、現在でも様々な昆虫を対象として使用されている。
1
2
3
4
5

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問060】

一般用検査薬に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

  1. 検査薬において、検体中に対象物質が存在しているにもかかわらず、検査結果が陰性となった場合を、擬陽性という。
  2. いかなる検査薬においても、擬陰性・擬陽性を完全に排除することは困難である。
  3. 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。
  4. 尿糖検査薬は、尿中の糖の有無を調べるものであり、当該検査薬の使用により尿糖が陽性となれば、その検査結果をもって直ちに糖尿病と判断できる。

1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d)

※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です