人体の働きと医薬品【問041~050】
登録販売者の試験問題について、山梨,新潟,長野は出題内容が共通です。 (※令和2年度は、新型コロナウィルスの影響による試験日延期等のため、北関東(茨城・栃木・群馬)の試験問題とは異なります。)
【問041】
胃に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 食道から内容物が送られてくると、その刺激に反応して胃壁の平滑筋が収縮する。
- ペプシノーゲンは 、 胃酸によって炭水化物を消化する酵素であるペプシンとなり、胃酸とともに胃液として働く。
- 胃内に滞留する内容物の滞留時間は、炭水化物主体の食品の場合には比較的長く、脂質分の多い食品の場合には比較的短い。
- 胃粘液に含まれる成分は、小腸におけるビタミンB 12 の吸収にも重要な役割を果たしている。
No | a | b | c | d |
1 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 正 | 正 | 正 |
3 | 誤 | 誤 | 誤 | 正 |
4 | 正 | 誤 | 誤 | 誤 |
5 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問042】
小腸に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、 膵液中のトリプシノーゲンがトリプシンになる。
- タンパク質は、消化酵素 である リパーゼの作用によって分解を受けるが、小腸粘膜の上皮細胞で吸収されるとタンパク質に再形成され、乳状脂粒(リポタンパク質の一種でカイロミクロンとも呼ばれる)となる。
- 十二 指腸の上部を除く小腸の内壁には輪状のひだがあり、その粘膜表面は 絨毛に覆われてビロード状になっている。
- 炭水化物とタンパク質は、消化酵素の作用によってそれぞれ二糖類、アミノ酸に分解されて吸収される。
No | a | b | c | d |
1 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
3 | 誤 | 誤 | 誤 | 正 |
4 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
5 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問043】
胆 汁 及び肝臓に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
- 胆汁には、過剰のコレステロールを排出する役割がある。
- 肝臓 では、必須ア ミノ酸 を 生合成 することができる。
- 胆汁に含まれるビリルビンは、赤血球中のヘモグロビンが分解されて生じた老廃物である。
- 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンAの貯蔵臓器であるが、水溶性ビタミンであるビタミンB 6 の貯蔵臓器ではない。
1(a、b)2(a、c)3(b、c)4(b、d)5(c、d)
※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問044】
呼吸器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 扁桃はリンパ組織が集まってできている。
- 喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管支といい、そこから肺の中で複数に枝分かれする部分を気管という。
- 肺は、肺自体の筋組織により呼吸運動を行っている。
- 肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から酸素が肺胞気中に拡散し、代わりに二酸化炭素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。
No | a | b | c | d |
1 | 正 | 誤 | 誤 | 誤 |
2 | 正 | 正 | 正 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
4 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
5 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問045】
心臓及び血管系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の右側部分(右心房、右心 室)に入り、そこから全身に送り出される。
- 消化管で吸収された物質は一度腎臓を通って代謝や解毒を受けた後に、血流に乗って全身を循環する。
- 血漿中の過剰なコレステロールが血管の内壁に蓄積すると、血液が流れにくくなるとともに、動脈ではその弾力性が損なわれてもろくなる。
- 血管は、自律神経系によって制御される。
No | a | b | c | d |
1 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
3 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 正 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用
正解は5番です
【問046】
血管系に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
毛細血管の薄い血管壁を通して、( a )と b )が血液中から組織へ運び込まれ、それと交換に( c )や d )が組織から血液中へ取り込まれる。
No | a | b | c | d |
1 | 酸素 | 老廃物 | 二酸化炭素 | 栄養分 |
2 | 酸素 | 栄養分 | 二酸化炭素 | 老廃物 |
3 | 二酸化炭素 | 老廃物 | 酸素 | 栄養分 |
4 | 二酸化炭素 | 栄養分 | 酸素 | 老廃物 |
※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問047】
泌尿器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 腎小体では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。
- 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。
- 副腎皮 質では、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。
- 男性では、加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。
No | a | b | c | d |
1 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 誤 | 誤 | 誤 |
3 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
4 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問048】
目の充血に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
目の充血は血管が( a )して赤く見える状態であるが、( b )の充血では白目の部分だけでなく眼瞼の裏側も赤くなる。( c )が充血したときは、眼瞼の裏側は赤くならず、( c )自体が乳白色であるため、白目の部分がピンク味を帯びる。
No | a | b | c |
1 | 収縮 | 強膜 | 結膜 |
2 | 収縮 | 結膜 | 強膜 |
3 | 拡張 | 強膜 | 結膜 |
4 | 拡張 | 結膜 | 強膜 |
※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用
正解は4です
【問049】
鼻及び耳に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 小さな子供では、耳管が太く短くて、走行が垂直に近い ため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。
- 蝸牛は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分と、体の回転や傾きを感知する部分に分けられる。
- 鼻中隔の前部は、毛細血管が少ないことに加えて粘膜が厚いため、傷つきにくく鼻出血を起こしにくい。
- においに対する感覚は順応を起こしにくく、長時間同じにおいを嗅いでいても、そのにおいをいつまでも鋭敏に感じる。
No | a | b | c | d |
1 | 誤 | 誤 | 誤 | 誤 |
2 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 誤 | 正 | 正 | 正 |
4 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
5 | 正 | 正 | 正 | 誤 |
※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問050】
皮膚に関する次の記述の 正誤について 、正しい組合せはどれか。
- ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられている。
- 汗腺には、 腋窩(わきのした)などの毛根部に分布するエクリン腺と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するアポクリン腺の二種類がある。
- メラニン色素は、表皮の最 下 層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる 紫外 線から皮膚組織を防護する役割がある。
- 皮脂は、皮膚を潤いのある柔軟な状態に保つとともに、外部からの異物に対する保護膜としての働きがある。
No | a | b | c | d |
1 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
2 | 誤 | 誤 | 誤 | 正 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
4 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
5 | 正 | 正 | 正 | 正 |
※登録販売者 令和2年出題地域試験問題より引用
正解は3番です