1. ノスカピン
2. デキストロメトルファン臭化水素酸塩
3. クロペラスチン塩酸塩
4. チペピジンヒベンズ酸塩
5. コデインリン酸塩

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. 発熱、咳、鼻水など症状がはっきりしている場合には、かぜ薬（総合感冒薬）が選択されるのが最適である。
2. 医薬品の販売等に従事する専門家は、インフルエンザの流行期に小児用かぜ薬を販売する場合、解熱鎮痛成分がアセトアミノフェンや生薬成分のみからなる製品の選択を提案する等の対応を図ることが重要である。
3. かぜ薬は、かぜの諸症状の緩和のほか、ウイルスの増殖抑制や体内からの除去を目的として使用される医薬品の総称である。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

この解熱鎮痛薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

1. エテンザミドは、痛みの発生を抑える働きが作用の中心となっている他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが弱い。
2. アセトアミノフェンは、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがあり、日頃から酒類（アルコール）をよく摂取する人で起こりやすい。
3. 無水カフェインは、中枢神経系を刺激して頭をすっきりさせたり、疲労感・倦怠感を和らげることなどが目的で配合されており、鎮痛作用には関与していない。
4. アセトアミノフェン、無水カフェイン、エテンザミドの組合せは「ＡＣＥ処方」と呼ばれる。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. 頭痛が頻繁に出現して24 時間以上続く場合や、一般用医薬品を使用しても痛みを抑えられない場合は、自己治療で対処できる範囲を超えていると判断される。
2. 解熱鎮痛薬は、頭痛に対し、症状が軽いうちに服用すると効果的であるので、予防として発症する前から積極的に使用するべきである。
3. 解熱鎮痛薬の連用により頭痛が常態化することがあるので注意を要する。
4. 桔梗湯は、体力中等度以下で手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満するものの頭痛、頭痛に伴う吐きけ・嘔吐、しゃっくりに適すとされる。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. 生体内情報伝達物質であるヒスタミンは、脳の下部にある睡眠・覚醒に関与する部位で神経細胞の刺激を介して、覚醒の維持や調節を行う働きを担っている。誤
2. ジフェンヒドラミン塩酸塩は、ヒスタミンの働きを抑える作用以外に抗コリン作用も示すため、排尿困難や口渇、便秘等の副作用が現れることがある。
3. 抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠改善薬は、慢性的な睡眠障害の緩和に用いられるものであり、妊娠中にしばしば生じる睡眠障害も適用対象である。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. 眠気防止薬には、眠気を抑える成分として、チアミン塩化物塩酸塩が配合されている場合がある。
2. カフェインは、腎臓におけるナトリウムイオンの再吸収促進作用があり、尿量の減少をもたらす。
3. かぜ薬やアレルギー用薬などを使用したことによる眠気を抑えるために、眠気防止薬を使用するのは適切ではない。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. ジフェニドール塩酸塩は、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑える作用を示す。
2. 吐きけの防止に働くことを期待して、ピリドキシン塩酸塩が補助的に配合されている場合がある。
3. 乗物酔いに伴う一時的な症状としてでなく、日常においてめまいが度々生じる場合には、基本的に医療機関を受診するなどの対応が必要である。
4. アミノ安息香酸エチルは、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経（前庭神経）の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｄ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. 小児鎮静薬として使用される漢方処方製剤は、生後３ヶ月未満の乳児に使用しても問題ない。
2. 小児では、特段身体的な問題がなく、基本的な欲求が満たされていても、夜泣き、ひきつけ、疳の虫の症状が現れることがある。
3. 小建中湯は、体力虚弱で疲労しやすく腹痛があり、血色がすぐれず、ときに動悸、手足のほてり、冷え、ねあせ、鼻血、頻尿及び多尿などを伴うものの小児虚弱体質、疲労倦怠、慢性胃腸炎、腹痛、神経質、小児夜尿症、夜泣きに適すとされる。
4. 抑肝散を小児の夜泣きに用いる場合、１週間位服用しても症状の改善がみられないときには、さらに１週間位服用を続ける必要がある。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. ゴミシはヒメハギ科のイトヒメハギの根を基源とする生薬で、去痰作用を期待して用いられる。
2. 五虎湯は、体力中等度以上で、咳が強くでるものの咳、気管支喘息、気管支炎、小児喘息、感冒、痔の痛みに用いられる。
3. 麦門冬湯は、体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされる。
4. マオウは、中枢神経系に対する作用が他の気管支拡張成分に比べ弱く、依存性がない。

１（ａ、ｃ） ２（ａ、ｄ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｂ、ｄ）

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. トローチ剤やドロップ剤は、有効成分が口腔内や咽頭部に行き渡るよう、口中に含み、噛まずにゆっくり溶かすようにして使用される。
2. 含嗽薬は、水で用時希釈又は溶解して使用するものが多いが、調製した濃度が濃すぎても薄すぎても効果が十分得られない。
3. 口腔咽喉薬には、気管支拡張成分や去痰成分が配合されている製品がある。
4. 噴射式の液剤は、口腔の奥まで届くよう、息を吸いながら噴射して使用する必要がある。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用