登録販売者:過去問[茨城,栃木,群馬,山梨,新潟,長野共通]H25-8

主な医薬品とその作用【問071~080】

登録販売者の試験問題について、茨城,栃木,群馬,山梨,新潟,長野は出題内容が共通です。

【問071】

鎮咳去痰薬に配合される生薬成分と基原及び作用に関する次の組み合わせについて、誤っているものはどれか。

No (生薬成分) (基原及び作用)
1 キキョウ キキョウ科のキキョウの根を用いた生薬で、
痰または痰を伴う咳に用いられる。
2 セネガ ヒメハギ科のセネガまたはその同属植物の葉を用いた生薬で、
鎮咳作用を期待して用いられる。
3 バクモンドウ ユリ科のジャノヒゲまたはその同属植物の根の膨大部を用いた
生薬で、鎮咳、去痰、滋養強壮等の作用を期待して用いられる。
4 キョウニン バラ科のアンズの種子を用いた生薬で、体内で分解されて
生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静
させる作用を示すとされる。

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問072】

強心薬に配合される成分に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. センソは、ヒキガエル科のシナヒキガエルまたはヘリグロヒキガエルの毒腺の分泌物を
    集めたもので、微量で強い強心作用を示す。
  2. ジャコウは、シカ科のジャコウジカまたはその近縁動物の雄のジャコウ腺分泌物を乾燥したもので、
    強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる作用があるとされる。
  3. ゴオウは、シカ科のシベリアジカ、マンシュウアカジカの雄の幼角を用いた生薬で、強心作用のほか、
    強壮、血行促進の作用がある。
  4. ユウタンは、ウグイスガイ科のアコヤガイ等の殻内肉組織中に形成される球状の塊を粉末にしたもので、
    鎮静作用があるとされる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(a,d)
  4. 4.(b,c)
  5. 5.(c,d)

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問073】

高コレステロール改善薬に配合される成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. リノール酸、ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを
    形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。
  2. パンテチンは、肝臓におけるコレステロール代謝を正常化する働きがあるとされ、HDLの分解を促し、また、
    LDLが形成される過程に働いて、LDLを増加させる効果を期待して用いられる。
  3. リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなることがあり、これは使用の中止を要する副作用である。
  4. ビタミンEは、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する
    作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問074】

貧血用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 鉄製剤を服用すると便が黒くなることがある。
  2. コバルトは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸コバルトが配合されている場合がある。
  3. 鉄分の吸収は、空腹時よりも食後のほうが高い。
  4. 補充した鉄分を利用してヘモグロビンが産生されるのを助ける目的で、硫酸銅が配合されている場合がある。

No a b c d
1
2
3
4

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問075】

次の記述にあてはまる成分はどれか。

軽度な心疾患により日常生活の身体活動を少し超えたときに起こる動悸、息切れ、むくみの症状に用いられる。
医薬品的な効能効果が標榜または暗示されていなければ、食品として流通することが可能となっており、そうした食品が
合わせて摂取された場合、胃部不快感や吐き気、下痢等の副作用が現れやすくなる。

  1. アスコルビン酸
  2. ルチン
  3. 酢酸トコフェロール
  4. ユビデカレノン
  5. ヘプロニカート

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問076】

次の漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 温経湯は、手足がほてり、唇が乾く人における、月経不順、更年期障害、神経症等に適すとされるが、
    胃腸の弱い人では、不向きとされる。
  2. 六君子湯は、比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、のぼせて足冷え等を訴える人における、
    月経異常、更年期障害,肩こり等に適すとされるが、体の虚弱な人では不向きとされる。
  3. 人参湯は、比較的体力があり、のぼせて便秘しがちな人における月経不順、高血圧の随伴症状等に
    適すとされるが、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腰痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
  4. 当帰芍薬散は、比較的体力が乏しく、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、
    めまい、動悸等を訴える人における、月経異常、更年期障害、頭重、足腰の冷え症等に適すとされるが、胃腸の弱い人では、
    胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

No a b c d
1
2
3
4

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問077】

抗ヒスタミン成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 脳内におけるヒスタミンによる働きを抑えることにより眠気を促す。
  2. マレイン酸トリメブチンは、抗ヒスタミン成分としてかぜ薬に配合されている。
  3. 抗ヒスタミン成分は、抗コリン作用も示すため、排尿困難や口渇、便秘等の副作用が現れることがある。

No a b c
1
2
3
4

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問078】

アレルギー用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. アレルギー用薬は、蕁麻疹や湿疹、かぶれ及びそれらに伴う皮膚の痒みまたは鼻炎に用いられる。
  2. 一般用医薬品のアレルギー用薬は、一時的な症状の緩和に用いられるものであり、長期の連用は避け、
    5~6日間使用しても症状の改善がみられない場合には、医師の診療を受けることが望ましい。
  3. 蕁麻疹や鼻炎等のアレルギー症状に対する医薬品の使用は、基本的に対症療法である。
  4. 鼻炎用内服薬と鼻炎用点鼻薬のように、内服薬と外用薬でも同じ成分または同種の作用を有する成分
    が重複することもあるが、それらは相互に影響し合わないため、併用することができる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問079】

鼻炎用点鼻薬に用いる成分と、その主な配合目的に関する次の組み合わせのうち、正しいものはどれか。

No (成分) (主な配合目的)
1 塩化ベンゼトニウム 抗炎症
2 ジフェンヒドラミン 殺菌消毒
3 クロモグリク酸ナトリウム 抗アレルギー
4 塩酸ナファゾリン 抗ヒスタミン

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問080】

一般用検査薬に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 専ら疾病の診断に使用されることが目的とされる医薬品のうち、人体に直接使用されるものを体外診断用医薬品という。
  2. 体外診断用医薬品の多くは一般用医薬品となっているが、尿糖・尿蛋白検査薬及び妊娠検査薬については、すべて医療用医薬品となっている。
  3. 検体中に存在しているにもかかわらず、その濃度が検出感度以下であったり、検出反応を妨害する
    他の物質の影響等によって、検査結果が陰性となった場合を擬陰性という。
  4. 通常、尿は弱酸性であるが、食事その他の影響で中性~弱アルカリ性に傾くと、正確な検査結果が
    得られなくなることがある。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)
  5. 5.(c,d)

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

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