人体の働きと医薬品【問061~070】
【問061】
消化器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- 唾液は、殺菌・抗菌物質を含んでいないので、口腔粘膜を保護・洗浄・殺菌する作用はない。
- 胃液中の胃酸は、胃内を強酸性に保って内容物が腐敗や発酵を起こさないようにする役目を果たしている。
- 肝臓は、生体に有毒な物質の無毒化・代謝を行っており、アミノ酸が分解された時に生成されるアンモニアも肝臓において尿素に代謝される。
- 通常、糞便の成分の大半は食物の残滓で、そのほか、はがれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸(15~20%)や腸内細菌の死骸(10~15%)が含まれ、水分は約5%に過ぎない。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
2 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
3 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
4 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
5 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問062】
消化器系に関する記述について、( )の中に入れるべき字句はどれか。
( )は、肝臓で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官で、十二指腸に内容物が入ってくると収縮して腸管内に胆汁を送り込む。
- 食道
- 胃
- 胆嚢
- 膵臓/li>
- 盲腸
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問063】
肝臓の働きに関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
小腸で吸収された( a )は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる。また、皮下組織などに蓄えられた( b )は、肝臓に運ばれてエネルギー源として利用可能な形に代謝される。
No | a | b |
---|---|---|
1 | ブドウ糖 | 蛋白質 |
2 | ブドウ糖 | 脂質 |
3 | ブドウ糖 | 炭水化物 |
4 | 蛋白質 | ブドウ糖 |
5 | 蛋白質 | 脂質 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問064】
血管系に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
- 血管壁が収縮すると血管は太くなり、拡張すると細くなるが、これは自律神経によって制御される。
- 動脈は皮膚表面近くを通っている部分が多く、皮膚の上から透けて見える。
- 四肢の静脈では血流が重力の影響を受けやすいため、静脈弁が発達して逆流を防いでいる。
- 消化管壁を通っている毛細血管の大部分は、門脈と呼ばれる血管に集まって肝臓に入る。
- 1.(a,b)
- 2.(a,d)
- 3.(b,c)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は4番です
【問065】
血液に関する記述について、( )の中に入れるべき字句はどれか。
ヘモグロビンは( )と結合した蛋白質で、酸素量の多いところ(肺胞の毛細血管)で酸素分子と結合し、酸素が少なく二酸化炭素が多いところ(末梢組織の毛細血管)で酸素分子を放出する。
- 銅分
- マグネシウム分
- カルシウム分
- 鉄分
- アルミニウム分
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は4番です
【問066】
呼吸器系に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
- 呼吸器系は、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなる。
- 気管から気管支、肺までの部分を上気道という。
- 肺自体には肺を動かす筋組織があるため、自力で膨らんだり縮んだりする。
- 肺の内部にある肺胞の壁は非常に薄くできていて、周囲を毛細血管が網のように取り囲んでいる。
- 1.(a,b)
- 2.(a,d)
- 3.(b,c)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問067】
泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- 男性では、加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。
- 腎臓は血液中の老廃物の除去のほか、水分及び電解質の排出調節を行っており、血圧を一定範囲内に保つ上でも重要な役割を担っている。
- 副腎皮質では、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。
- 女性は尿道が短いため、細菌などが侵入したとき膀胱まで感染を生じやすい。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 |
2 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は4番です
【問068】
筋組織に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
( a )は不随意筋であり、比較的弱い力で持続的に収縮する特徴がある。( b )は横紋筋とも呼ばれ、随意筋であるが、疲労しやすく長時間の動作は難しい。( c )は不随意筋であり、強い収縮力と持久力を兼ね備えている。
No | a | b | c |
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1 | 骨格筋 | 平滑筋 | 心筋 |
2 | 平滑筋 | 骨格筋 | 心筋 |
3 | 心筋 | 平滑筋 | 骨格筋 |
4 | 骨格筋 | 心筋 | 平滑筋 |
5 | 心筋 | 骨格筋 | 平滑筋 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問069】
耳に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 聴覚情報と平衡感覚を感知する器官で、外耳、中耳、内耳からなる。
- 耳垢(耳あか)は、外耳道にある耳垢腺や皮脂腺からの分泌物に埃や外耳道上皮の老廃物などが混じったものである。
- 外耳道を伝わってきた音は、内耳にある鼓膜を振動させる。
- 中耳は、聴覚器官である前庭と平衡器官である蝸牛からなる。
- 1.(a,b)
- 2.(a,d)
- 3.(b,c)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問070】
外皮系の熱交換に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
平常体温よりも体温が上がり始めると、皮膚を通っている( a )に血液がより多く流れるように血管が開き、体外へより多くの熱を排出する。また、汗腺せんから汗を分泌し、その蒸発時の( b )を利用して体温を下げる。逆に、体温が下がり始めると血管は( c )して、放熱を抑える。
No | a | b | c |
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1 | 静脈 | 気化熱 | 拡張 |
2 | 静脈 | 昇華熱 | 拡張 |
3 | 毛細血管 | 昇華熱 | 収縮 |
4 | 毛細血管 | 気化熱 | 収縮 |
5 | 毛細血管 | 気化熱 | 拡張 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は4番です