登録販売者:過去問[福岡,佐賀,長崎,熊本,大分,宮崎,鹿児島,沖縄共通]H20②-8

主な医薬品とその作用【問071~080】

【問071】

塩酸パパベリンの作用に関す洲以下の記述について、( )の中に入れるべき字句を下から一つ選びなさい。なお、2箇所の( )内はどちらも同じ字句が入ります。

消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すとされる。( )成分と異なり、胃液分泌を抑える作用は見出されない。また、( )成分と異なり、自律神経系を介した作用ではないが、眼圧を上昇させる作用を示すことが知られている。

  1. 局所麻酔
  2. アドレナリン
  3. 抗コリン
  4. 抗炎症
  5. 抗ヒスタミン

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問072】

強心薬に配合される以下の生薬成分のうち、心筋に直接刺激を与え、その収縮力を高める作用を持たないものを一つ選びなさい。

  1. ニンジン
  2. センソ
  3. ジャコウ
  4. ゴオウ
  5. ロクジョウ

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問073】

コレステロールと高コレステロール改善薬に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 低密度リポ蛋白質(LDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポ蛋白質であり、血液中の高密度リポ蛋白質(HDL)が多く、LDLが少ないと動脈硬化や肥満などの生活習慣病のリスクが高くなる。
  2. コレステロールは生体細胞の構成成分であり、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に不可欠である。コレステロールの産生及び代謝は主に脾臓で行われる。
  3. ビタミンE(酢酸トコフェロール)は、コレステロールから過酸化脂質の生成を促進し、末梢血管における血行を促進する作用があるため、末梢血行障害の緩和を目的として用いられる。
  4. 大豆油不鹸化物(ソイステロール)は、末梢組織においてコレステロールの吸収を制御する働きがあるとされる。

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問074】

以下の医薬品成分のうち、高コレステロール改善成分として、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. パンテチン
  2. リノール酸
  3. ビオチン
  4. ステアリン酸
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問075】

貧血症状と貧血用薬に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 鉄欠乏症貧血の際に鉄製剤と酢酸銅を併用すると、鉄の代謝が阻害されるため、通常硫酸銅は用いられない。
  2. 鉄分は、赤血球が酸素を運搬する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠なミネラルである。
  3. 貧血用薬(鉄製剤)の服用前後30分に、緑茶やコーヒーを摂取しても鉄の吸収に影響を及ぼすことはない。
  4. 貧血の予防のために、症状がみられる以前から鉄製剤を用いるとよい。

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問076】

総合感冒薬に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 酒類(アルコール)と総合感冒薬の併用は、医薬品成分の吸収や代謝に影響をあたるが、肝機能障害等の副作用は起こらない。
  2. かぜの時に消耗しやすいビタミンを補給することを目的として、各種ビタミン成分が配合されている場合がある。
  3. 総合感冒薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体から取り除くものである。
  4. 15歳の未満の小児で、インフルエンザにかかっているときは、エテンザミドを含有する総合感冒薬を使用する。

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問077】

循環器用薬に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. ユビデカレノンは別名コエンザイムQ10とも呼ばれ、血液循環の改善作用を示すため、通常強心薬として用いる。
  2. 三黄瀉心湯は、下痢しやすい人に向いている。
  3. 循環器の症状に使用される一般用医薬品は、体質の改善又は症状の緩和ではなく、高血圧等の疾患を治療する目的で用いられる。
  4. ヘプロニカートは、ビタミンEと組み合わせて用いられる場合が多い。

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問078】

下記の成分で示される医薬品(内容液剤)を購入、服用しようとする30歳の男性から相談を受けた。登録販売者が説明する上で必要な事項に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

1日量の成分
リン酸ジヒドロコデイン  30㎎
塩酸ブロムヘキシン    12㎎
フマル酸クレマスチン   1.34㎎
?-塩酸メチルエフェドリン 75㎎
ノスカピン        60㎎
無水カフェイン      90㎎

  1. 一定期間使用して症状の改善が見られない場合には、漠然と使用を継続せずに医療機関を受診するように説明した。
  2. 本剤は塩酸ブロムヘキシンを含有しており、眠気があらわれることがあるので、注意して乗物を運転するように説明した。
  3. 本剤は?-塩酸メチルエフェドリンを含有しており、基礎疾患として糖尿病があると、血糖値を上昇させ、糖尿病を悪化させるおそれがあるため、糖尿病の有無について確認した。
  4. 本剤はリン酸ジヒドロコデインを含有しており、乱用事例が報告されている為、過量服用・長期連用をさけ、用法用量どおり服用するように説明した。

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問079】

以下の生薬成分のうち、利尿作用のないものを一つ選びなさい。

  1. モクツウ
  2. サンキライ
  3. キササゲ
  4. ウワウルシ
  5. カゴソウ

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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【問080】

抗ヒスタミン薬に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 抗ヒスタミン成分により、ヒスタミンの働きが抑えられると眠気がなくなるため、乗物や機械類の運転操作をしても問題ない。
  2. すべての抗ヒスタミン薬は母乳中に移行しないため、使用中でも授乳できる。
  3. 抗ヒスタミン薬の副作用としては、排尿困難や口渇がある。
  4. 抗ヒスタミン薬は、抗コリン作用を示さない。

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です