1. 添付文書の内容は、必要に応じて随時改訂がなされているが、重要な内容が変更された場合は、改訂年月や改訂された箇所の明示が必要である。
2. 人体に直接使用しない検査薬の場合、添付文書には「販売名及び薬効名」が記載される。
3. 添付文書は開封時に一度目を通されれば十分というものではなく、必要な時にいつでも取り出して読むことができるように保管される必要がある。
4. 製品の概要を分かりやすく説明することを目的として、効能・効果、用法・用量または成分・分量等からみた特徴が必ず記載されている。

1. 医薬品は効能・効果、用法・用量、起こりえる副作用等、その適正な使用のために必要な情報（適正使用情報）を伴って初めて医薬品としての機能を発揮する。
2. 一般用医薬品の添付文書は一般の生活者に理解しやすい平易な表現となっている。
3. 登録販売者は、医薬品を販売する際に、必ず添付文書の内容をすべて情報提供しなければならない。
4. 一般用医薬品は、一般用生活者が自己の判断で使用するものである。

1. 塩酸ジフェンヒドラミンは接触性皮膚炎や光線過敏症を誘発するおそれがあるため、幹部が化膿している人は使用してはいけない。
2. ケトプロフェンは眠気を起こすため、服用した後に自動車を運転してはいけない。
3. リン酸コデインは依存症・習慣性があるため、長期連用してはけない。
4. 塩酸プソイドエフェドリンは、前立腺肥大による排尿困難の症状がある人は使用してはいけない。

連用すると副作用等が現れやすく成分、効果が（　ア　）して医薬品に頼りがちになりやすい成分、又は比較的作用の（　イ　）成分が配合されている場合に記載される。症状が改善したか否かによらず、漠然と使用し続けることは避ける必要がある。例えば（　ウ　）を含有する一般用医薬品は長期連用により、アルミニウム脳症を生じるおそれがある。

1. 6歳未満の小児への使用 ― メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため
2. 喘息を起こしたことがある人の使用 ― 喘息発作を誘発するおそれがあるため
3. 高血圧の診断を受けた人の使用 ― 交換神経興奮作用により血圧を上昇させ、高血圧を悪化させるおそれがあるため
4. 糖尿病の診断を受けた人の使用 ― 血糖値を上昇させる作用があり、糖尿病を悪化させるおそれがあるため

1. フェルビナク
2. センナ
3. 塩酸ピレンゼピン
4. タンニン酸アルブミン
5. カフェイン

1. 激しい腹痛又は悪寒・嘔吐の症状がある人の使用
2. ぜんそくを起こしたことがある人の使用
3. 患部が化膿している人の使用
4. 日常的に不眠の人、不眠症の診断を受けた人の使用

一定期間又は一定回数使用しても症状の改善が見られない場合、その医薬品の適用範囲でない疾患による症状や（　ア　）が生じている可能性等が考えられる。
（　イ　）では、ある程度の期間継続して使用されることにより効果が得られるとされているものが多いが、多くの製品には、長期連用する場合には専門家に相談する旨が記載されている。
また、（　ウ　）では、その検査結果が陰性であっても何らかの症状がある場合は、再検査するかまたは医師に相談する旨等が記載されている。

1. 開封後の錠剤、カプセル剤、散剤などは冷蔵庫内に保管しなければならない。
2. 乳幼児は好奇心が強く、すぐ手を出して口に入れることがあるので、容易に手に取れる場所や手の届く場所には保管しない。
3. エアゾール製品は、高圧ガス保安法に基づき、容器に「高温に注意」等の保管上の注意事項が表示されている。
4. 眼科用薬は、家族で共用してもいい。