人体の働きと医薬品【問031~040】
【問031】
医薬品の使用に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
- 錠剤は薬効成分だけを固めた物なので、?み砕いて飲んでも問題ない。
- 外用液剤は、軟膏剤やクリーム剤に比べて適用した表面が乾きにくい。
- 内服液剤は、他の内服薬に比べて速やかに吸収されやすい。
- カプセル剤は、水分をとらずに飲み込んでも問題が起きることはない。
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問032】
副作用に関する以下の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
- 副作用の出やすさは医薬品の使用料のみに依存する。
- スティーブンス・ジョンソン症候群は医薬品の使用を始めて1ヵ月以上たってから発症する場合もある。
- ショック(アナフィラキシー)は突然手足のしびれ感、顔面蒼白などが現れ急速に症状が進行することがあるため、ただちに適切な処置をする必要がある。
- 間質性肺炎では、痰をともなった咳が出ることが多い。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
2 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
4 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
5 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問033】
以下の説明に当てはまる血液成分の名称として、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
- ヘモグロビンを含み酵素の運搬を行っている。
- 形態や機能の違いにより数種類に細分類され、炎症などが起こるとこれら全体の数が増加する。
- 血液の凝固に重要な役割を担っている。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | 血小板 | 白血球 | 赤血球 |
2 | 白血球 | 血小板 | 赤血球 |
3 | 赤血球 | 血小板 | 白血球 |
4 | 赤血球 | 白血球 | 血小板 |
5 | 白血球 | 赤血球 | 血小板 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は4番です
【問034】
消化液に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
消化液の中で、胃液中に含まれる( ア )は蛋白質を分解し、膵液中に含まれる( イ )は脂質を分解する働きがある。
No | ア | イ |
---|---|---|
1 | ペプシン | リパーゼ |
2 | ペプシノーゲン | アミロプシン |
3 | ペプトン | リパーゼ |
4 | ペプシン | トリプシン |
5 | ペプトン | アミロプシン |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問035】
副交感神経系の活動が活発になることにより現れる作用として正しいものを下から一つ選びなさい。
- 瞳孔が散大する
- 血圧が上昇する
- 心拍数が増加する
- 腸管の運動が亢進する
- 排尿筋が弛緩する。
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は4番です
【問036】
脳に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
脳は全体重の約5%ほどの重さしかないが、細胞同士の複雑かつ活発な働きのため、酸素の消費量は全身の20%、ブドウ糖の消費量は全身の約( ア )ほどもある器官である。
または、脳の血管は末梢に比べて、物質の透過に関して選択性が高く、この選択性は( イ )と呼ばれているが、小児では未発達なため医薬品の選択に注意を要する。
No | ア | イ |
---|---|---|
1 | 10% | 血液脳関門 |
2 | 10% | 髄関門 |
3 | 25% | 血液脳関門 |
4 | 25% | 髄関門 |
5 | 50% | 髄関門 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問037】
以下のような症状がみられる場合に疑われる医薬品の使用による副作用の名称として、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
- 首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛や発熱があり、意識の混濁がある。
- むくみ(浮種)、喉の渇きがみられ倦怠感がある。
- 腹部膨満感を伴う便秘になり、激しい腹痛や嘔吐がある。
No | ア | イ | ウ |
---|---|---|---|
1 | ライエル症候群 | 偽アルドステロン症 | イレウス様症状 |
2 | 無菌性髄膜炎 | 偽アルドステロン症 | イレウス様症状 |
3 | 無菌性髄膜炎 | 肝機能障害 | 消化性潰瘍 |
4 | ライエル症候群 | 肝機能障害 | 消化性潰瘍 |
5 | 無菌性髄膜炎 | 偽アルドステロン症 | 消化性潰瘍 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問038】
医薬品の作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
- 薬効成分の量が同じでも、体格や年齢などにより効果が変わることがある。
- 一度に大量に使用した場合、思い通りの効果が得られないばかりか、副作用が現れるおそれがある。
- すべての医薬品は標的となる器官などの表面に分布する受容体に結合して作用を現す。
- 同じ人が同じ医薬品を使用する場合でも、食事の影響によりその効果が変わってくることがある。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
2 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
3 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問039】
神経系に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入ります。
中枢神経系の一部である脳は、医師の決定を行ったり、自律神経系などの調節を行っている。また、脳と( ア )は( イ )でつながっており、( イ )では呼吸や心臓など多くの生体機能の制御を行っている。
No | ア | イ | ウ |
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1 | 脊髄 | 延髄< | 協調 |
2 | 脊髄 | 延髄< | 拮抗 |
3 | 脊髄 | 延髄< | 補完 |
4 | 延髄 | 脊髄 | 協調 |
5 | 延髄 | 脊髄 | 拮抗 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問040】
医薬品の剤型に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
- 貼付剤は適用部位に一定期間薬効成分をとどめることができるため、効果を持続させたい場合に用いる。
- シロップ剤は内服液剤の苦み等を抑えるために糖類を混ぜたものである。
- 内服用錠剤は固形製剤で水で一定の大きさを有するため、高齢者などは飲み込みにくいこともある。
- 軟膏剤は水溶性なので水で容易に洗い流すことができる。
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は4番です