登録販売者:過去問[茨城,栃木,群馬,山梨,新潟,長野共通]H20②-7

主な医薬品とその作用【問061~070】

【問061】

貧血用薬(鉄製剤)に関する次の記述の正誤のうち、正しい組み合わせはどれか。

  1. 服用の前後30 分に緑茶や紅茶を摂取すると、鉄の吸収が悪くなることがあるので、服用前後はそれらの摂取を控えることとされている。
  2. 貧血用薬(鉄製剤)を服用すると便が白くなることがある。
  3. 一般用医薬品によって改善が図ることができるのは、鉄不足から造血機能が低下して貧血症状が生じている悪性貧血のみである。
  4. 複数の貧血用薬(鉄製剤)を併用すると、鉄分の過剰摂取となり、胃腸障害や便秘等の副作用が起こりやすくなる。

No a b c d
1
2
3
4

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問062】

コレステロール及び高コレステロール改善薬に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. コレステロールの産生及び代謝は、主として膵臓で行われる。
  2. コレステロールは水に溶けにくい物質であるため、血液中では血漿蛋白質と結合したリポ蛋白質となって存在する。
  3. 血液中のHDLが多く、LDLが少ないと、コレステロールの運搬が末梢組織側に偏ってその蓄積を招き、心臓病や動脈硬化症などの生活習慣病につながる危険性が高くなる。
  4. 高コレステロール改善薬は、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とした医薬品ではない。
  1. 1.(a,c)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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【問063】

心臓の働き及び心臓に作用する医薬品に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 心臓は、通常、体性神経系によって調整されている
  2. 一般用医薬品における強心薬は、疲労やストレス等による軽度の心臓の働きの乱れについて、心臓の働きを整えて、動悸や息切れ等の症状の改善を目的としている。
  3. センソは通常用量であれば、長期にわたって使用しても心臓に負担を生じるおそれがない。
  4. ゴオウは、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める作用がある。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問064】

眠気防止薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 細菌やウイルスなどに感染したときに生じる眠気に対し、眠気防止薬を使用して睡眠を妨げると、病気の治癒を遅らせるおそれがある。
  2. 眠気防止薬に含まれるカフェインは、医薬品や医薬部外品の他、お茶やコーヒー等多くの食品にも含まれており、1日摂取量の上限はない。
  3. かぜ薬やアレルギー用薬などを使用したことによる眠気を抑えるために、眠気防止薬を併用するとよい。
  4. 成長期にある小児の発育には睡眠が重要であり、一般用医薬品における眠気防止薬では小児向けの製品はない。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(b,c)
  3. 3.(c,d)
  4. 4.(a,d)

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問065】

催眠鎮静薬に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として用いられ、妊娠中に生じる睡眠障害についても適用対象である。
  2. ブロムワレリル尿素の大量摂取による急性中毒は、日本における代表的な薬物中毒の一つである。
  3. 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬の使用により、神経過敏や興奮などの眠気とは正反対の症状が現れることはない。
  4. ブロムワレリル尿素を反復して摂取すると依存を生じるおそれがある。

No a b c d
1
2
3
4

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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【問066】

浣腸薬における注入剤の用法に関連した注意事項に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 薬液の放出部を肛門に差し込み、薬液だまりの部分を絞って、薬液を押し込むように注入する。
  2. 注入する薬液は冷やしておくと、不快感を生じることが少ない。
  3. 薬液を注入した後、長く我慢すると、薬液により直腸粘膜が損傷するので、すぐに排便を試みる。
  4. 半量等を使用する用法がある場合、残量を再利用すると感染のおそれがあるので使用後は廃棄する。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問067】

駆虫薬に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

食事を摂って消化管内に内容物があるときに駆虫薬を使用すると、消化管内容物の消化・吸収に伴って駆虫成分が吸収( a )ことから、( b )に使用することとされているものが多い。駆除した虫体や腸管内に残留する駆虫成分の排出を促すため瀉下薬が併用されることがあるが、( c )を使用すると腸管内で駆虫成分が吸収されやすくなるため、併用は避ける必要がある。

No a b c
1 されにくくなる 空腹時 オウレン
2 されやすくなる 空腹時 ヒマシ油
3 されにくくなる 食直後 ヒマシ油
4 されやすくなる 食直後 オウレン

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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【問068】

口腔咽喉薬に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 口腔咽喉薬に含まれる抗ヒスタミン成分は、咽頭における局所的な作用を目的として配合されているため、内服薬と同様な副作用が現れることはない。
  2. アズレンスルホン酸ナトリウムは、口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑える。
  3. ヨウ素系殺菌消毒薬を妊婦が使用した場合、それに含まれるヨウ素の一部は胎盤関門を通過して胎児に移行することがある。
  4. ヨウ素系殺菌消毒成分が口腔内に使用される場合、甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性がある。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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【問069】

次の症状に用いられる漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。

比較的体力があり、のぼせ気味で、顔面紅潮し、精神不安で、便秘の傾向のある人における、高血圧に伴う諸症状、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症に適すとされるが、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人、だらだら出血が長引いている人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

  1. 小青竜湯
  2. 三黄瀉心湯
  3. 安中散
  4. 桔梗湯

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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【問070】

鎮暈薬に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

抗めまい成分である( a )は、( b )にある前庭と脳を結ぶ前庭神経の調節作用の他、( b )への血流を改善する作用がある。特に、( c )の診断を受けた人が、( a )を含む鎮暈薬を服用すると、その症状を悪化させるおそれがある。

No a b c
1 塩酸ジフェニドール 内耳 緑内障
2 塩酸ジフェニドール 中耳 白内障
3 塩酸メクリジン 外耳 緑内障
4 塩酸メクリジン 内耳 白内障

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です