登録販売者:過去問[茨城,栃木,群馬,山梨,新潟,長野共通]H20②-5

人体の働きと医薬品【問041~050】

【問041】

口腔に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 歯周組織である歯槽骨の中に埋没している歯の部分を、歯冠という。
  2. 舌の表面には、味蕾という無数の小さな突起があり、味覚を感知する部位である舌乳頭が分布している。
  3. 唾液には、デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する消化酵素が含まれている。
  4. 唾液によって口腔内はpHがほぼ中性に保たれ、酸による歯のう蝕を防いでいる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問042】

リゾチームに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 細菌の細胞壁を分解する作用を有する。
  2. 消炎作用を有する。
  3. 涙液に含まれ、角膜や結膜に対して抗酸化作用がある。
  4. 唾液以外に鼻汁にも含まれる。

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問043】

血漿に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. ホルモンや医薬品の成分等が血漿に含まれるアルブミンと複合体を形成すると、血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けやすくなる。
  2. 血漿に含まれるグロブリンは、血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ。
  3. 脂質は、血漿中の蛋白質と結合してリポ蛋白質を形成し、血漿中に分散している。
  4. 血液の粘稠性は、血漿中の水分量よりも血中脂質量の影響を受け、動脈硬化症に伴う血行障害に関係している。

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問044】

血液の働きに関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 血液中のヘモグロビンは肺胞の毛細血管で酸素分子と結合し、末梢組織の毛細血管で酸素分子を放出する。
  2. 血液の循環により、体内で発生した温熱が体表、肺、四肢の末端等に分配され、全身の温度がある程度均等に保たれる。
  3. 血液は、ホルモンを運搬することによって体内各所の器官・組織相互の連絡を図る働きを有する。
  4. 血液中の二酸化炭素は血漿中に溶け込むことができないため、ヘモグロビンと結合して末梢組織から肺へ運ばれる。

No a b c d
1
2
3
4

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問045】

医薬品に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 内用液剤は、服用後に循環血液中の成分濃度が上昇しやすいため、依存性がある成分等が配合されていると、不適正な意図で服用されることがある。
  2. 医薬品の有効成分の薬効は、摂取後の血液濃度が最高血中濃度に達するまで生体の反応として現れない。
  3. 一度に多量の医薬品を摂取して血中濃度を高くしても、ある濃度以上で薬効は頭打ちになる。
  4. 全身作用を目的とする医薬品は、血中濃度が無効域と危険域の間の範囲となるよう使用量や使用間隔が定められている。

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問046】

尿路に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 女性は尿道が長いため、細菌などが侵入しても膀胱までの感染は生じにくい。
  2. 高齢者では、膀胱や尿道の括約筋の働きによって排尿を制御する機能が低下する。
  3. 男性では、膀胱の真上に尿道を取り囲むように前立腺がある。
  4. 男性では、加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。
  1. 1.(a,c)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問047】

腎臓に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 腎臓に入る静脈は細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成する。
  2. 腎臓には内分泌腺としての機能もあり、骨髄における白血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
  3. 腎臓は、血圧を一定範囲内に保つ上で重要な役割を担っている。
  4. 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持に役立つ。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問048】

次の記述は耳の働きに関するものである。これらの働きをする部位の名称について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 伝わってきた音で鼓膜が振動し、鼓室内部の3つの耳小骨が鼓膜の振動を増幅する。
  2. 水平・垂直方向の加速度を感知する部分と、体の回転や傾きを感知する部分が含まれており、それらの内部を満たすリンパ液の動きが平衡感覚として感知される。
  3. 渦巻き形をした器官の内部はリンパ液で満たされ、伝わった振動がリンパ液を震わせ、その振動が聴細胞の小突起を揺らす。

No a b c
1 中耳 内耳 内耳
2 中耳 中耳 中耳
3 外耳 中耳 内耳
4 外耳 内耳 中耳

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問049】

外皮系に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 耳垢腺、唾液腺はどちらも外皮系である。
  2. 乳腺、前立腺はどちらも外皮系ではない。
  3. 皮脂腺、汗腺はどちらも外皮系である。

No a b c
1
2
3
4

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問050】

次の記述は筋組織に関するものである。( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

筋組織のうち、運動器官とされるのは( a )であり、関節を動かす( a )は、関節を構成する骨に( b )を介してつながっている。筋組織は( c )と( d )からできているのに対して、( b )は( d )のみでできているため、伸縮性はあまりない。

No a b c d
1 筋細胞 結合組織 骨格筋
2 骨格筋 筋細胞 結合組織
3 結合組織 骨格筋 筋細胞
4 筋細胞 結合組織 骨格筋

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です