登録販売者:過去問[愛知,三重,静岡,岐阜,石川,富山共通]H20②-7

人体の働きと医薬品【問061~070】

【問061】

消化器系内臓器官に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 食道は喉もとから上腹部のみぞおち近くまで続く、直径1~2cm の管状の器官で、消化液の分泌腺はない。
  2. 胃は上腹部にある中空の臓器で、中身が空の状態では扁平に縮んでいるが、食道から内容物が送られてくると、その刺激に反応して胃壁の骨格筋が弛緩し、容積が拡がる。
  3. 膵臓は消化腺であるとともに、血糖値を調節するホルモン(インスリン及びグルカゴン)等を血液中に分泌する内分泌腺でもある。
  4. 大腸は盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に絨毛がない。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問062】

肝臓の役割に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 赤血球は肝臓で産生される。
  2. アンモニアは、肝臓で代謝されて尿酸となる。
  3. 肝臓で産生された胆汁は、脂質の消化を容易にする。
  4. 胃や小腸で吸収されたアルコールは、肝臓で代謝されて酢酸となる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問063】

口腔に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 歯の齲蝕とは、口腔内の常在細菌が糖質から産生する酸で歯が脱灰されることによって起こる歯の欠損のことであり、齲蝕が象牙質に達すると、歯がしみたり痛みを感じるようになる。
  2. 舌の表面には、舌乳頭という無数の小さな突起があり、味覚を感知する部位である味蕾が分布している。
  3. 唾液には、デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する消化酵素のペプシンが含まれ、また、味覚の形成にも重要な役割を持つ。
  4. 唾液によって口腔内はpHが常にアルカリ性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(b,c)
  3. 3.(c,d)
  4. 4.(a,d)

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問064】

呼吸器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道を気道といい、そのうち、咽頭・喉頭までの部分を上気道、気管から気管支、肺までの部分を下気道という。
  2. 鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。かぜやアレルギーのときなどには、防御反応として大量に鼻汁が分泌されるようになる。
  3. 咽頭の後壁にある扁桃はリンパ組織が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。
  4. 肺は、胸部の左右両側に1対あり、肺自体の筋組織が弛緩・収縮することにより呼吸運動が行われている。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問065】

白血球に関する記述について、( )の中に入れるべき正しい字句はどれか。

白血球は、形態や機能等の違いにより、数種類に分類される。そのうち( )は、数は少ないが、強い食作用を持ち、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる。

  1. T細胞リンパ球
  2. 好中球
  3. 単球
  4. B細胞リンパ球
  5. 肥満細胞

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問066】

泌尿器系に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 腎臓に入る動脈は細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成する。糸球体の外側を袋状のボウマン嚢が包み込んでおり、これをネフロンという。
  2. 腎臓には内分泌腺としての機能はない
  3. 尿は血液が濾過されて作られるため、糞便とは異なり、健康な状態であれば細菌等の微生物は存在しない。
  4. 男性は女性よりも尿道が短いため、細菌などが侵入したとき膀胱まで感染を生じやすい。

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問067】

目に関する記述について、( )の中に入れるべき正しい字句はどれか。なお、( )内はすべて同じ字句が入る

視細胞には、色を識別する細胞と、わずかな光でも敏感に反応する細胞の二種類がある。後者が光を感じる反応には( )が不可欠であるため、( )が不足すると夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。

  1. ビタミンA
  2. ビタミンB1
  3. ビタミンB6
  4. ビタミンC
  5. ビタミンE

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問068】

次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 医薬品が摂取された後、成分の吸収が進むにつれて、その血中濃度が上昇し、ある閾値を超えたときに薬効がもたらされる。この閾値のことを最高血中濃度という。
  2. 一度に多量の医薬品を摂取したり、十分な間隔を開けずに追加摂取して血中濃度を高くしても、ある濃度以上で薬効は頭打ちになり、むしろ有害な作用が現れやすくなる。
  3. 全身作用を目的とする医薬品は、使用後の一定時間、その有効成分の血中濃度推移が、無効域と危険域の間の範囲となるよう使用量や使用間隔が定められており、年齢や体格等による個人差は考慮されていない。
  4. ほとんどの場合、医薬品の成分は血液中で血漿蛋白質と結合した複合体を形成し、複合体を形成している分子には酵素が作用しないため、一度に代謝されてしまうことはない。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(b,d)

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問069】

薬の作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 医薬品には、吸収された有効成分が循環血液中に移行して全身を巡って薬効をもたらす全身作用と、特定の身体部位において薬効をもたらす局所作用とがある。
  2. 内服薬の膨潤性下剤は、有効成分が容易に消化管で吸収された後、循環血液中に入って全身作用を示す。
  3. 坐剤は有効成分が直腸で吸収され、有効成分が容易に循環血液中に入るため、内服の場合よりも全身作用が速やかに現れる。
  4. 局所作用を目的とする医薬品によって全身性の副作用を生じることがあるが、全身作用を目的とする医薬品では局所的な副作用は生じない。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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【問070】

外用剤に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 液剤(外用)は、軟膏剤やクリーム剤に比べて、適用した表面が乾きやすく、適用した部位に直接的な刺激感等は与えない。
  2. 一般的には、適用した部位の状態にあわせて、適用部位を水から遮断する場合等にはクリーム剤を用い、水で洗い流しやすくする場合等では軟膏剤を用いることが多い。
  3. 貼付剤は皮膚に粘着させて用いる剤型であり、適用した部位に有効成分が一定期間留まるため、薬効の持続が期待できる反面、適用部位においてかぶれなどが起こる場合もある。
  4. 噴霧剤は有効成分(薬液)を霧状にする等して局所に吹き付ける剤型であり、手指等では塗りにくい部位に用いる場合等に適している。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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