1. かぜの症状は、くしゃみ、鼻汁、鼻閉（鼻づまり）、咽頭痛、咳。痰等の呼吸器症状、発熱、頭痛、関節痛全身倦怠感等の全身症状が、様々に組み合わさって現れる。「かぜ」は単一の疾患ではなく、医学的にはかぜ症候群という。
2. 原因のほとんどは最近の感染であるが、その他、ウイルスの感染や、まれに冷気や乾燥、アレルギーのような非感染性の要因による場合もある。
3. かぜ薬とは、風の諸症状の緩和を目的として使用される医薬品の総称であり、総合感冒薬とも呼ばれる。
4. かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、体内から取り除くものではなく、咳で眠れなかったり、発熱で体力を消耗しそうなときなどに、それら諸症状の緩和を図るものである。

1. 麻黄湯
2. 柴胡桂枝湯
3. 半夏厚朴湯
4. 葛根湯
5. 麦門冬湯

1. 小青竜湯
2. ?苡仁湯
3. 香蘇散
4. 桂枝湯
5. 小柴胡湯

1. アセトアミノフェン
2. イブプロフェン
3. リン酸コデイン
4. グリチルリチン酸二カリウム
5. アスピリン

1. 痛みや発熱の原因となっている病気や外相自体を治すものではなく、発熱や痛みを鎮めるため使用される医薬品（内服薬）の総称である。
2. 科学的に合成された成分は、悪寒・発熱時の解熱のほか、頭痛、歯痛、抜糸後の疼痛、咽喉痛、耳痛、関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛、肩こり痛などの鎮痛に用いられる。
3. 発熱に対して、中枢でのプロスタグランジンの産生を抑えるほか、腎臓での水分の再吸収を促して循環血流量を増し、発汗を促す作用もあるとされている。
4. 循環血流量の増加は心臓の負担が増すことにつながるため、心臓に障害がある場合には、その症状を悪化させるおそれがある。

1. アセトアミノフェン
2. アスピリン
3. サザピリン
4. エテンザミド
5. サリチルアミド

1. 口渇
2. 顔のほてり
3. むねやけ
4. 眠気
5. 便秘

ブロムワレリル尿素は、脳の興奮を（　ア　）、痛みなどを感じる感覚を（　イ　）する作用を示す。かぜ薬や解熱鎮痛薬などに（　ウ　）として配合されることが多い。

カフェインは、脳に軽い（　ア　）状態を引き起こす作用を示し眠気や倦怠感を一時的に（　イ　）る効果が期待される。
また、腎臓での水分の再吸収を制御するとともに、膀胱括約筋を弛緩させる働きがあり、尿量の（　ウ　）をもたらす。

1. 抗めまい成分の塩酸ジフェニドールは、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経（前庭神経）の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
2. ジメンヒドリナートは、テオクル酸ジフェンヒドラミンの一般名で、専ら乗物酔い防止薬に配合される抗コリン成分である。
3. 塩酸メクリジンは、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く持続時間が長くこれも専ら乗物酔い防止薬に配合されている。
4. 臭化水素酸スコポラミンは、乗物酔い防止に古くから用いられている抗ヒスタミン成分で、消化管からよく吸収され、ほかの抗ヒスタミン成分と比べて脳内に移行しやすいとされるが、肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗コリン成分等と比べて作用の時ｋ何は長い