1. 医薬品の使用上の注意等において「高齢者」という場合にはおおよその目安として60歳以上を指す。
2. 一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、若年時に比べて医薬品の副作用を生じるリスクは高くなる。
3. 基礎体力や生理機能の衰えの度合いは個人差が大きく、年齢のみから医薬品の副作用を生じるリスクを判断することは難しい。
4. 高齢者は、喉の筋肉が衰えて、飲食物を飲み込む力が弱まっている場合がある。

1. ビタミンＡ含有製剤のように、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされているものがある。
2. 便秘薬のように、配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがあるものがある。
3. 胎盤には、胎児の血液と母体の血液とが混ざらない仕組みとして、血液脳関門がある。
4. 一般用医薬品においても、妊婦の使用については「相談する事」としているものが多い。

1. 暗示効果
2. 薬効
3. 偽薬効果
4. 自然緩解
5. 条件付けによる生体反応

1. 医薬品を使用しても症状が改善しないとの相談に対し、継続して服用するよう薦めた。
2. 医療機関で交付された医薬品を使用している人から一般用医薬品との併用について相談を受けたが、併用の可否が判断できなかったので、医師又は薬剤師に相談するよう説明した。
3. 一般用医薬品を販売する際に、購入者に対し、食事や運動、喫煙などの生活習慣の改善について十分説明を行った。
4. 過去に医療機関で治療を受けていた人に対し一般用医薬品を販売する際に、現在は通院していないと答えたため、既往歴の確認は行わなかった。

1. 使用期限とは、未開封状態で保管された場合に品質が保持される期限のことである。
2. 使用期限とは、未開封状態で保管された場合に計上が保持される期限のことである。
3. すべての医薬品は、使用期限を記載する法的義務がある。
4. 購入後、開封されてからどの程度の期間、品質が保持されるかについては、医薬品それぞれの包装形態や個々の使用状況、保管状況等による。

1. 軽度な疾病に伴う症状の改善
2. 生活習慣病の治療
3. 健康状態の自己検査
4. 生活の質の向上
5. 衛生害虫の防除

1. その医薬品を使用する人が、医療機関で治療を受けていないか。
2. その医薬品の購入動機は何か。
3. その医薬品を使用する人が過去にアレルギーの経験があるか。
4. その医薬品を使用する人として、小児が想定されるか。

睡眠鎮静剤などとして販売されたサリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損や耳の障害等の（　ア　）が発生した。これは、サリドマイドの二種類の光学異性体（R体、S体）のうち、一方の異性体（（　イ　））のみが有する血管新生を妨げる作用によるものである。また、この製剤の本来の目的である鎮静作用は（　ウ　）のみが有するとされている。

（　ア　）とは、整腸剤として販売されていたキノホルム製剤を使用したことにより、（　イ　）に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。（　イ　）の症状として、初期には腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢を生じ、次第に下半身の痺れや脱力、歩行困難等が現れる。麻痺は上半身にも拡がる場合があり、時に（　ウ　）に至ることもある。