主な医薬品とその作用【問051~060】
【問051】
滋養強壮保健薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか下欄から選びなさい。
- ゴオウ、ジオウ、ロクジョウ等の生薬成分は医薬部外品の滋養強壮薬にも配合することができる。
- 一般用医薬品におけるビタミンAの1 日分量は、10000国際単位が上限となっている。
- 薬用酒は、血行を促進させる作用があることから、手術や出産の直後等で出血しやすい人では使用を避ける必要がある。
- 水溶性ビタミン成分は、多く摂取した方が適応となっている症状の改善が早まる。一方脂溶性ビタミンでは、過剰摂取により過剰症を生じるおそれがある。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
2 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
3 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
4 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 正 | 誤 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は5番です
【問052】
ビタミンに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか下欄から選びなさい。
- ビタミンB1: 炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で神経の正常な働きを維持する作用がある。また、腸管運動を促進する働きもある。
- ビタミンB2: 蛋白質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要な栄養素である。
- ビタミンB6: 脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
- ビタミンB12:赤血球の形成を助け、また、神経機能を正常に保つために重要な栄養素である。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
2 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
3 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
4 | 誤 | 誤 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
2 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
3 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
4 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は4番です
【問055】
生薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか下欄から選びなさい。
- ブシ :キンポウゲ科のハナトリカブトの塊根であり、心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を持つ。
- ブクリョウ :サルノコシカケ科のマツホドの菌核を用いた生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。
- サンザシ :バラ科のサンザシ又はオオサンザシの偽果を用いた生薬で、健胃、消化促進等の作用を期待して用いられる。
- インヨウカク:ウシ科のサイガレイヨウの若い角を用いた生薬で、緊張や興奮を鎮める作用を期待して用いられる。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
3 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
4 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
5 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問056】
次の生薬に関する記述の( )内に入る字句の組合せとして正しいものを下欄から選びなさい。
ニンジンは、( a )の細根を除いた根を用いた生薬で別名( b )と
も呼ばれる。神経系の興奮や副腎皮質の機能亢進により、抵抗力や新陳代
謝を高めるとされる。
同様の作用を期待して用いられるチクセツニンジンは( c )の根茎を
用いた生薬である。
No | a | b | c |
---|---|---|---|
1 | ハクジン | 朝鮮人参 | コウジン |
2 | オタネニンジン | 朝鮮人参 | トチバニンジン |
3 | トチバニンジン | 高麗人参 | オタネニンジン |
4 | 朝鮮人参 | 高麗人参 | オタネニンジン |
5 | 朝鮮人参 | ハクジン | コウジン |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問057】
消毒薬に関する記述のうち、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
- トリクロルイソシアヌル酸は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の殺菌消毒に用いられることが多い。
- クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して殺菌消毒作用を示す。
- イソプロパノールはアルコール分が微生物の蛋白質を変性させ、殺菌消毒作用を示す。ウイルスに対する不活性化効果はエタノールよりも高い。
- 次亜塩素酸ナトリウムは強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示し、有機物の影響を受けにくい。
- 1.(a,b)
- 2.(a,c)
- 3.(b,d)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問058】
消毒薬の誤用・事故の際の対処に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか下欄から選びなさい。
- 消毒薬を誤って飲み込んだ場合応急処置として、通常は多量の牛乳などを飲ませるが、手元に何もないときはまず水を飲ませる。
- 消毒薬が誤って目に入った場合、流水で十分に(15分以上)洗眼する。
- 酸やアルカリが目に入った場合は、早期に、酸はアルカリで、アルカリは酸で中和する。
- 消毒薬が誤って皮膚に付着した場合、流水をかけながら着衣を取り、石鹸を用いて流水で皮膚を15分以上水洗する。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 | 正 |
2 | 誤 | 正 | 正 | 正 |
3 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
4 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 |
5 | 誤 | 誤 | 正 | 誤 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問059】
殺虫剤・忌避剤に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを下欄から選びなさい。
- 蒸散剤は容器中の医薬品を煙状又は霧状にして一度に全量放出させるものである。霧状にして放出するものは、噴射された粒子が微小であるため短時間で部屋の隅々まで行き渡るというメリットがある。
- フェニトロチオンは、有機リン系殺虫成分で、アセチルコリンを分解する酵素の働きを阻害することにより殺虫作用を現す。
- ピレスロイド系殺虫成分であるペルメトリンは、人体に直接適用されるものである。
- ディートを含有する忌避剤は、生後6ヶ月未満の乳児への使用を避けることとされている。
- 1.(a,b)
- 2.(a,c)
- 3.(b,d)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問060】
尿糖・尿蛋白検査薬及び妊娠検査薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか下欄から選びなさい。
- 尿糖・尿蛋白同時検査の場合、早朝尿(起床直後)の尿を検体とするが、尿糖が検出された場合には、食後(1~2時間)の尿について改めて検査して判断する必要がある。
- 出始めの尿では、尿道や外陰部等に付着した細菌や分泌物が混入することがあるため、中間尿を採取して検査することが望ましい。
- 妊娠検査薬は、温度の影響を受けることがあるので、冷蔵庫内に保管することが望ましい
- 子宮外妊娠や胞状奇胎などを生じている場合には、妊娠しているにもかかわらず妊娠検査薬による検査結果が陰性となることがある。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 | 正 |
2 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
5 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用
正解は5番です