登録販売者:過去問[愛知,三重,静岡,岐阜,石川,富山共通]H20-2

医薬品に共通する特性と基本的な知識【問011~020】

【問011】

医薬品の使用上の注意等において、高齢者のおおよその目安としての年齢区分のうち、正しいものはどれか。

  1. 60歳以上
  2. 65歳以上
  3. 70歳以上
  4. 75歳以上
  5. 80歳以上

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問012】

高齢者が一般用医薬品を使用する場合の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 高齢者は、医薬品を少ない用量から様子を見ながら使用することが望ましいため、定められた用量の範囲以下に量を減らして使用することが必要である。
  2. 高齢者は、喉の筋力が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている場合があり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせたり、誤嚥(食べ物が誤って気管に入り込むこと)を誘発しやすくなるので注意が必要である。
  3. 高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多いが、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化したり、治療の妨げになることはない。
  4. 高齢者では、手先の衰えの為医薬品を容器や包装から取り出すことが難しい場合や、医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすいなどの傾向がある。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問013】

妊婦、妊娠していると思われる女性及び母乳を与える女性(授乳婦)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. ビタミンA含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の容量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている。
  2. 胎盤には、胎児の血液と母胎の血液とがまざらない仕組み(胎盤関門)がある。
  3. 妊婦が便秘薬を使用する場合、配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがある。
  4. 母乳を与えている女性(授乳婦)が医薬品を服用しても、医薬品成分が乳汁中に移行することはない。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問014】

プラセボ効果に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)条件付けによる生体反応、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)等が関与して生じると考えられている。
  2. プラセボ効果は、客観的に測定可能な変化として現れることから、これを目的として医薬品を使用するべきである。
  3. プラセボ効果とは、医薬品を使用したとき、必然的な薬理作用により生じる効果をいう。
  4. プラセボ効果とは、医薬品を使用したとき、人体を制御するために生じる効果をいう。

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問015】

医薬品の品質に関する以下の記述のうち、誤ってるものはどれか。

  1. 医薬品が保管・陳列される場所は、清潔性が保たれるとともに、その品質が十分保持される環境となるよう留意される必要がある。
  2. 医薬品は適切な保管・陳列がなされても、経時変化による品質劣化は避けられない。
  3. 一般用医薬品では、購入後すぐに使用されるとは限らないことから、外箱等に記載されている使用期限から十分な余裕をもって販売されることが重要である。
  4. 医薬品に表示されている使用期限は、開封状態で保管された場合でも品質保持される期限である。

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問016】

一般用医薬品で対処可能な症状等の範囲に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 生活習慣病の改善については、運動治療法及び食事治療法が基本となる。
  2. 一般用医薬品は、主として軽医療の分野で使用されるものである。
  3. 一般用医薬品は、疾病の初期段階、あるいは日常生活において、生活者が自らの疾病の診断、治療若しくは予防又は生活の質(QOL)の改善・向上に図ることを目的としている。
  4. 一般用医薬品の販売に従事する専門家は、購入者に対して常に科学的根拠に基づいた正確な情報提供を行う必要があり、かつ、情報提供は必ず医薬品の販売に結び付くものでなければならない。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問017】

一般用医薬品の販売等に従事する専門家が鎮咳去痰薬の内容液剤を販売するに際し、相談を受けた場合の対応に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 一度に、大量に購入しようとする客があったが、清涼飲料水代わりに常備しておくとの事だったので
  2. 咳の具合がひどいとのことだったので、分割服用する製品であっだが、定められた用量の二倍を飲んだ方が効果が速く現れると勧めた。
  3. 咳がひどい状態がずっと続いているので常備しておきたいとのことだったが、一般用医薬品で治癒するのは難しいと考え、医療機関を受診するように勧めた。
  4. 医療機関にかかっている会社の同僚の分もほしいと希望されたが、本人以外の人の症状や他に服用している薬があるかなど不明の点があったため、本人分のみ販売した。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(b,c)
  3. 3.(c,d)
  4. 4.(a,d)

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正解は3番です

【問018】

サリドマイド訴訟及び製剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. サリドマイド訴訟とは、貧血薬として販売されたサリドマイド製剤を妊娠した女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損等の先天異常が発生したことに対する損害賠償訴訟をいう。
  2. サリドマイド訴訟では、サリドマイド製剤を販売した製薬会社が被告として提訴され、国は提訴されなかった。
  3. わが国では、1961年に西ドイツ企業からサリドマイド製剤による催奇形性についての警告が発せられて、直ちに販売停止及び回収措置が行われたことから、その後の被害拡大が抑えられた。
  4. サリドマイドによる薬害問題は世界各国でも発生したことから、WHO加盟国を中心に市販後の副作用情報の収集体制の整備が図られることになった。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問019】

医薬品による副作用等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. HIV訴訟とは、血友病患者がヒト免疫ウイルス(HIV)が混入した原料血漿から製造された血液凝固因子製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対し国及び製薬企業を被告として提訴された損害賠償訴訟である。
  2. クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の原因は、細菌でもウイルスでもない蛋白質の一種のプリオンであり、脳外科手術等で用いられたヒト乾燥硬膜を介してCDJに罹患したとして訴訟が起きた。
  3. 副作用被害に対する訴訟の原因となった製品で一般用医薬品として販売されたものはない。
  4. 一般用医薬品の副作用等により健康被害が起こり得ることから、一般用医薬品の販売に従事する者は、医薬品の情報提供、副作用報告など適切に行うことにより、被害拡大防止の責務の一端を担っている。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問020】

亜急性脊髄市神経症(スモン)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. スモン訴訟とは、整腸剤として販売されたキノホルム製剤を使用したことにより、スモンに罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
  2. スモン訴訟は、1971年5月に初めて提訴されたが、スモン患者の早期救済のためには、和解による解決が望ましいという基本方針に沿って、1979年9月に全面和解が成立した。
  3. スモンはその症状として、初期には腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢を生じ、次第に下半身のしびれや脱力、歩行困難等が現れる。
  4. スモン訴訟等を契機として、医薬品の副作用による健康被害の迅速な救済を図るため、医薬品副作用被害救済制度が創設された。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成20年出題地域試験問題より引用

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