1. 痔周辺の知覚神経に作用して刺激の伝達を可逆的に遮断するために、局所麻酔成分である塩酸メチルエフェドリンが配合されている場合がある。
2. 痔による肛門部の炎症や痒みを和らげるステロイド性抗炎症成分として、酢酸ヒドロコルチゾンが配合されている場合がある。
3. 血管収縮作用による止血効果を期待して、アドレナリン作動成分の塩酸ジブカインが配合されている場合がある。
4. 痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として、殺菌消毒成分の塩酸クロルヘキシジンが配合されている場合がある。

比較的体力があり、下腹部の筋肉が緊張する傾向がある人における、排尿痛、残尿感、尿の濁り、こしけ（おりもの）の症状に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

1. 黄連解毒湯
2. 消風散
3. 竜胆瀉肝湯
4. 五積散
5. 当帰飲子

1. 温経湯
2. 温清飲
3. 桂枝茯苓丸
4. 四物湯
5. 当帰芍薬散

1. 塩酸ジフェンヒドラミン
2. 塩化リゾチーム
3. 塩酸プソイドエフェドリン
4. グリチルリチン酸二カリウム
5. ヨウ化イソプロパミド

1. 急性鼻炎又は副鼻腔炎による諸症状の緩和を目的として使用されるが、アレルギー性鼻炎には使用されない。
2. アドレナリン作動成分が配合された点鼻薬は、過度に使用すると、かえって鼻づまりを起こすことがある。
3. 全身作用を目的として抗ヒスタミン成分や抗炎症成分が配合される場合がある。
4. スプレー式鼻炎用点鼻薬は、噴霧後に鼻汁とともに逆流する場合があるので、使用前に鼻をよくかんでおく必要がある。

1. 塩酸リドカインは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑えることにより、鼻アレルギー症状を緩和する。
2. 塩化ベンザルコニウムは、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止する。
3. クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対しては無効である。
4. 塩酸ナファゾリンは、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげる。

1. 洗眼液は、涙液成分を補うことを目的とするもので、目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着時の不快感等に用いられる。
2. 人工涙液は、結膜炎（はやり目）や麦粒腫（ものもらい）、眼瞼炎（まぶたのただれ）等に用いられる。
3. 点眼の際に容器の先端が眼瞼（まぶた）や睫毛（まつげ）に触れないように注意しながら１滴ずつ正確に点眼する。
4. 点眼薬は、一度に何滴も点眼しても効果が増すわけではない。

1. 塩酸ジフェンヒドラミン
2. ヒドロキシプロピルメチルセルロース
3. アズレンスルホン酸ナトリウム
4. 塩酸エフェドリ
5. メチル硫酸ネオスチグミン

1. 塩化ベンザルコニウムは、石鹸との混合によって殺菌消毒効果が低下する。
2. オキシドールは、黄色ブドウ球菌や真菌に殺菌消毒作用を示す。
3. ヨードチンキは皮膚刺激性が強いので、粘膜や目の周りへの使用は避ける必要がある。
4. グルコン酸クロルヘキシジンは、一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、結核菌やウイルスに対する殺菌消毒作用はない。

1. 尿素は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善する。
2. イオウは、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。
3. 白色ワセリンは、角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示す。
4. サリチル酸は、頭皮の落屑（ふけ）を抑える効果を期待して、毛髪用薬に配合される場合がある。