医薬品による健康被害に関して、製品不良など（ ア）に損害賠償責任がある場合は、（ イ）により開設された（ ウ）への相談が推奨される。

「してはいけないこと」については、守らないと症状が悪化する事項、副作用又は事故等が起こりやすくなる事項について記載されている。例えば、その医薬品に配合されている成分によって「（ ア）」が引き起こされる場合は「（ イ）」と記載されている。

1. 我が国における塩酸フェニルプロパノールアミン含有医薬品による脳出血等の副作用症例の多くは、用法・用量の範囲を超えた使用や禁忌とされている高血圧症患者の使用によるものであった。
2. 解熱鎮痛成分としてアミノピリン、スルピリンが配合されたアンプル入りかぜ薬の副作用による死亡例が複数確認されたが、アンプル剤は他の内服の剤形と比べ副作用が生じやすいことが確認されたことから、当時の厚生省より回収が要請された。
3. １９９１年以降、小青竜湯とインターフェロン製剤との併用例において、間質性肺炎が報告されたため、併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改定がなされた。
4. 一般用かぜ薬の使用によると疑われる熱性けいれんの発生事例を踏まえ、２００３年５月、「症状が悪化した場合には服用を中止して医師の診療を受ける」等の注意喚起がなされた。

1. 毎年１０月１７日～２３日は、「薬と健康の週間」として医薬品の適正使用のための啓発活動が行われる。
2. 毎年６月２０日～７月１９日は、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動として国や各自治体で啓発活動が行われる。
3. 一般用医薬品では、薬物乱用が起こるおそれはない。
4. 薬物乱用は、乱用者自身の健康を損なうだけでなく、社会的弊害も生じるおそれがある。

1. 止瀉薬－－－－－－－－－－－－－－ 塩酸ロペラミド
2. かぜ薬、鎮咳去痰薬－－－－－－－－ リン酸コデイン
3. 胃腸鎮痛鎮痙薬、乗物酔い防止薬－－ エテンザミド
4. 婦人用薬－－－－－－－－－－－－－ エストラジオール
5. 外用痔疾用薬（坐薬、注入軟膏） － 塩酸メチルエフェドリン

1. 胃酸過多の症状がある人は使用しないこと。
2. 高血圧の診断を受けた人は使用しないこと。
3. 透析療法を受けている人は使用しないこと。
4. 長期連用しないこと。

1. アスピリンが配合された解熱鎮痛薬
2. リン酸コデインが配合されたかぜ薬
3. ヒマシ油が配合された瀉下薬
4. ポビドンヨードが配合された殺菌消毒薬

1. 給付の請求先は厚生労働省である。
2. 給付には、医療費、障害年金等の種類があり、請求期限が定められているものがある。
3. 医薬品の不適正な使用による健康被害については、給付の対象とはならない。
4. 給付の請求にあたっては、その医薬品を販売した医薬品の販売業者等の作成した販売証明書等が必要である。

1. 誤用の原因となる恐れがあるため、医薬品を他の容器に移し替えることは避けた方が良い。
2. 眼科用薬は、他の人と共用しないこととされている。
3. 家庭内での保管の際は、小児の手の届かないところに保管する等の工夫が必要である。
4. 錠剤、カプセル剤、散剤は、変質を避けるため、冷蔵庫での保管が適当である。