人体の働きと医薬品【問031~040】
【問031】
消化器系に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
- 消化管の内容物を細かくして消化液と混和することを機械的消化という。
- 肝臓は消化腺のひとつであり消化液を分泌する。
- 消化酵素の作用により飲食物を分解することを物理的消化という。
- 咽頭は消化管の一部である。
※登録販売者 平成21年出題地域試験問題より引用
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正解は3番です
【問032】
唾液の役割に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
- 食物を湿潤させて噛み砕きやすくし、また、咀嚼物を滑らかにし、嚥下を容易にする。
- デンプンをトリプシンや麦芽糖に分解する消化酵素が含まれている。
- リゾチームが含まれ、殺菌や抗菌の働きがある。
- 口腔内を酸性に保ち、歯の齲蝕(むし歯)を防ぐ。
- 1.(a,b)
- 2.(a,c)
- 3.(b,d)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成21年出題地域試験問題より引用
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正解は2番です
【問033】
胃に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
- 胃内を強酸性に保つ胃酸には、内容物の腐敗を起こさないようにする役目もある。
- 胃の内壁は、ひだがなく平滑となっている。
- 胃で蛋白質を消化する酵素はペプトンである。
- 胃の粘膜を覆う粘液の分泌と胃液分泌のバランスが崩れると、胃自体が消化作用を受ける。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
4 | 誤 | 正 | 正 | 正 |
5 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成21年出題地域試験問題より引用
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正解は2番です
【問034】
膵臓に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
- 膵液は酸性である。
- 膵臓は胃の後下部に位置する細長い臓器である。
- 膵臓は複数種類の消化酵素を分泌する。
- 膵臓はインスリンを分泌し、血圧を下げる働きがある。
- 1.(a,b)
- 2.(a,d)
- 3.(b,c)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成21年出題地域試験問題より引用
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正解は3番です
【問035】
肝臓と胆嚢に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。
- 肝臓はビタミンの貯蔵臓器でもある。
- 肝臓では、必須アミノ酸を生合成することができる。
- 胆管閉塞を起こすと、ビリルビンが循環血液中に滞留し黄疸を生じる。
- 胆嚢は赤血球を分解して胆汁酸塩を産生し、胆汁として腸管内に分泌する。
- 1.(a,b)
- 2.(a,c)
- 3.(b,d)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成21年出題地域試験問題より引用
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正解は2番です
【問036】
呼吸器系に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
- 鼻腔に分泌される鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
- 咽頭の後壁にある扁桃は成長ホルモンを分泌する器官で、俗に扁桃腺とも呼ばれる。
- 気管の粘膜は線毛上皮で覆われており、吸い込まれた細菌等の異物は、線毛運動による粘液層の連続した流れにより肺に向けて積極的に運ばれ、痰として排出される。
- 肺胞とその周囲の毛細血管を支持している組織を横隔膜といい、横隔膜を介して血液中の二酸化炭素が排出される。
※登録販売者 平成21年出題地域試験問題より引用
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正解は1番です
【問037】
循環器系に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
- 心臓はポンプの役割を果たすことによって血管系とリンパ系の循環をまかなう。
- 肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の右側部分(右心房、右心室)に入り、そこから全身に送り出される。
- 赤血球に含まれるヘモグロビンによって、肺で取り込まれた酸素が全身の組織へ供給される。
- リンパ管は腎臓で開放されており、リンパ液を尿として体外に排出する。
※登録販売者 平成21年出題地域試験問題より引用
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【問038】
人体の各部に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
- 脾臓にはリンパ組織があり、血流中の細菌やウイルス等の異物に対する免疫反応が行われる。
- 自律神経系は重要な器官であり、同じ働きを持つ交感神経系と副交感神経系の二重構造となっている。
- 副腎髄質ではアドレナリンとノルアドレナリンが産生、分泌される。
- 目の水晶体には血管が通っておらず、角膜と水晶体の間に満たされた房水によって栄養分が供給されている。
※登録販売者 平成21年出題地域試験問題より引用
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【問039】
医薬品の使用方法に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。
- 錠剤の中には口中で噛み砕いてはいけないものや、噛み砕いて服用してよいものもある。
- 顆粒剤は、粒の表面がコーティングされているものがあるため、噛み砕かずに水などで喉に流し込む必要がある。
- 軟膏剤とクリーム剤について、適用部位を水から遮断する場合には軟膏剤を用い、水で洗い流しやすくする場合等ではクリーム剤を用いることが多い
- カプセル剤はゼラチンを原料として用いているので、蛋白質にアレルギーを持つ人では使用を避けるなどの注意が必要である。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 正 | 正 | 正 |
2 | 正 | 正 | 正 | 誤 |
3 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
4 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
5 | 誤 | 正 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成21年出題地域試験問題より引用
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正解は1番です
【問040】
一般用医薬品に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
- 貼付剤は一般的に、有効成分が皮膚から吸収されて循環血液中に入り、全身作用をもたらすことを目的とするものである。
- 鼻腔の粘膜に適用する点鼻薬は、すぐに鼻汁で洗い流されるためアレルギー性のものを除き全身性の副作用をもたらすほど吸収されることはない。
- 目の粘膜に適用する点眼薬は、すぐに涙道に流れてしまい、アレルギー性のものを除き全身性の副作用をもたらすほど吸収されることはない。
- 体内に吸収され循環血液中に移行した医薬品の成分は、ほとんどが血液中で血漿蛋白質と結合した複合体を形成し、代謝されることなく排泄される。
※登録販売者 平成21年出題地域試験問題より引用
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