登録販売者:過去問[徳島,香川,愛媛,高知共通]H22-8

人体の働きと医薬品【問071~080】

【問071】

骨の構造、機能に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  1. 骨の基本構造は、主部となる骨質、骨質表面を覆う骨膜、骨質内部の骨髄、骨の接合部にある関節軟骨の4つの組織からなる。
  2. 骨は、骨格内に臓器を収め、保護する臓器保護機能を持つ。
  3. 新生児期から老年期まで、すべての骨の骨髄は造血機能を持ち、造血幹細胞から赤血球、白血球、血小板が分化することにより、体内に供給する。
  4. 骨は、カルシウムやリン等の無機質を蓄える貯蔵機能を持つ。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問072】

神経系に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  1. 脳の血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%と多い。
  2. 脳と脊髄は、延髄でつながり、延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。
  3. 交感神経の神経伝達物質はアセチルコリン、副交感神経の神経伝達物質はアドレナリンとノルアドレナリンである。
  4. 膀胱は、交感神経系の作用により、排尿筋が弛緩し、排尿が促進される。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問073】

副交感神経系による効果器とその反応の組み合わせのうち、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 目 ―――――― 瞳孔収縮
  2. 胃 ―――――― 胃液分泌亢進
  3. 腸 ―――――― 運動亢進
  4. 気管、気管支 ― 拡張
  5. 末梢血管 ――― 拡張

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問074】

薬の使用方法に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  1. 錠剤(内服)を服用するときは、水又はぬるま湯とともに飲み込む。錠剤が大きく飲み込めないときは、口中で噛み砕く。
  2. チュアブル錠は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する。水なしでも服用できる。
  3. トローチは、飲み込まずに口の中で舐めて徐々に溶かす。
  4. 噴霧剤は、薬液を霧状にする等して局所に吹き付ける剤型であり、比較的広範な部位に適用する場合にも用いられるが、皮膚に適用する噴霧剤の場合、目の周囲や粘膜(口唇等)への使用は避ける。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問075】

薬の吸収、代謝、排泄に関する次の記述について、正しいものの組み合わせを下欄から選びなさい。

  1. 消化管で吸収された医薬品成分は、消化管の毛細血管から血液中へ移行する。その血液は門脈を経由して肝臓に入り、医薬品成分の多くは、肝細胞内の酵素系の働きにより代謝を受ける。
  2. 医薬品成分の多くは、血液中で血漿蛋白質と結合した複合体を形成する。血漿蛋白質との結合は不可逆的である。
  3. 医薬品の摂取後、成分の吸収が進むにつれて、その血中濃度が上昇し、ある閾値(最小有効濃度)を超えたときに生体の反応として薬効がもたらされる。
  4. 坐剤の医薬品成分は、消化管を経由せず、直接、直腸粘膜の静脈から吸収され、肝臓を通過し、有効成分が循環血液中に入るため、内服薬と比較して全身作用が速やかに現れる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(c,d)
  4. 4.(b,d)

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問076】

次の医薬品のうち、その医薬品の使用により、光線過敏症を誘発するおそれがあるものを1つ選びなさい。

  1. フェルビナクが配合された外用鎮痛消炎薬
  2. ケトプロフェンが配合された外用鎮痛消炎薬
  3. メントールが配合された外用鎮痛消炎薬
  4. 塩酸ジフェンヒドラミンが配合された外用薬
  5. ポビドンヨードが配合された殺菌消毒薬

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問077】

皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症に関する次の記述について、正しいものの組み合わせを下欄から選びなさい。

  1. 最初に報告をした医師の名前にちなんで、皮膚粘膜眼症候群は、スティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮壊死症は、ライエル症候群とも呼ばれる。
  2. 中毒性表皮壊死症は、皮膚粘膜眼症候群と関連のある病態であり、皮膚粘膜眼症候群の症例の多くが中毒性表皮壊死症の進展型とみられ、発生頻度は中毒性表皮壊死症のほうが高い。
  3. 皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症のいずれも、発生は非常にまれであるが、いったん発症すると皮膚症状が軽快した後も目や呼吸器官等に障害が残ったり、多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがある。
  4. 医薬品の服用で、一度、軽度の薬疹ですんだ場合は、再度、同じ医薬品を使用しても、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症等の重篤な副作用を生じるおそれはない。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(c,d)
  4. 4.(b,d)

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問078】

薬疹に関する次の記述について、正しいものの組み合わせを下欄から選びなさい。

  1. 薬疹は、外用薬の使用で起きることが多く、同じ医薬品では生じる発疹型は同じである。
  2. 薬疹は、医薬品の使用によって引き起こされる発疹・発赤等をいい、皮膚にのみ生じる。
  3. 以前に薬疹を起こしたことがある人で生じやすい。
  4. 薬疹は、医薬品を使用してから1~2週間までの間に起きることが多いが、長期間使用してから生じることもある。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(c,d)
  4. 4.(b,d)

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問079】

呼吸機能に現れる副作用に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 喘息は、原因となる医薬品を使用して短時間(1時間以内)で、鼻水・鼻づまりが起こり、続いて咳、喘鳴、呼吸困難を生じる。
  2. 間質性肺炎は、原因となる医薬品の使用後早期(1~2日後)に起こり、主な症状は息切れ、空咳、発熱である。
  3. 間質性肺炎では、肺の間質(肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織)に炎症を生じ、肺胞と毛細血管の間でのガス交換効率が低下して、血液に酸素が十分取り込めずに低酸素状態となる。
  4. 喘息は、内服薬だけでなく坐薬や外用薬でも誘発されることがある。

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問080】

医薬品による副作用の発症に関する次の記述について、正しいものの組み合わせを下欄から選びなさい。

  1. 無菌性髄膜炎は、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で、発症するリスクが高い。
  2. 排尿困難、尿閉の症状は、前立腺肥大の基礎疾患がある人で、発症するリスクが高く、女性では発症しない。
  3. イレウス様症状は、小児や高齢者のほか、普段から下痢傾向のある人は、発症のリスクが高い。
  4. 本人又は家族がアレルギー体質の人は、一般にアレルギー性の副作用を生じるリスクが高い。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(b,c)
  3. 3.(c,d)
  4. 4.(a,d)

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

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