登録販売者:過去問[茨城,栃木,群馬,山梨,新潟,長野共通]H22-7

主な医薬品とその作用【問061~070】

【問061】

かぜとかぜ薬(総合感冒薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. かぜとよく似た症状が現れる疾患は多数あるが、急激な発熱を伴う場合や、症状が4日以上続くとき又は悪化するようなときは、かぜではない可能性が高い。
  2. かぜ薬とは、ウイルスの増殖を抑えたり、体内から取り除くものではなく、かぜの諸症状の緩和を目的として使用される医薬品の総称である。
  3. かぜであるからといって必ずしもかぜ薬が選択されるのが最適ではなく、発熱、咳など症状がはっきりしている場合には、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬などが選択されることが望ましい。

No a b c
1
2
3
4

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問062】

かぜ薬(総合感冒薬)に含まれる成分と配合目的に関する組み合わせのうち、正しいものはどれか。

成分 配合目的
1 フマル酸クレマスチン 炎症による腫れを和らげる。
2 イブプロフェン 咳を抑える。
3 エテンザミド 鼻粘膜の充血を和らげ、気管支を広げる。
4 グアイフェネシン 痰の切れを良くする。

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問063】

妊娠及び妊娠検査薬に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 妊娠が成立すると、胎児(受精卵)を取り巻く絨毛細胞からヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)が分泌され始める。
  2. 一般用医薬品の妊娠検査薬は、血液中のhCGの有無を調べるものである。
  3. 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日の1週間前の検査が推奨されている。
  4. 経口避妊薬や更年期障害治療薬などのホルモン剤を使用している人では、妊娠していなくてもhCGが検出されることがある。
  1. 1.(a,c)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問064】

次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. グリチルリチン酸を心臓病や腎臓病の診断を受けた人が大量に摂取すると、カリウム貯留、ナトリウム排泄促進が起こり、むくみ等の症状が現れるおそれがある。
  2. グリチルリチン酸は医薬品だけでなく医薬部外品にも用いられることがあるが、一般食品に用いられることはない。
  3. 医薬品の配合成分として用いられる塩化リゾチームは、鶏肉から抽出した成分であるため、鶏肉アレルギーがある人は使用を避ける必要がある。
  4. セミアルカリプロティナーゼは、フィブリノゲンやフィブリンを分解する作用があるため、血液凝固異常(出血傾向)の症状がある人では、出血傾向を悪化させるおそれがある。

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問65】

かぜの症状の緩和に用いられる漢方処方製剤に関する次の記述について、( )の中に入れるべき製剤の正しい組み合わせはどれか。

( a )は、くしゃみや鼻汁・鼻閉(鼻づまり)等の鼻炎症状、薄い水様の痰を伴う咳、気管支炎、気管支喘息等の呼吸器症状に適すとされる。
( b )は、かぜのひき始めから数日たって症状が少し長引いている状態で、疲労感があり、食欲不振、吐き気がする場合に適すとされる。
( c )は、かぜのひき始めにおける諸症状、頭痛、肩こり、筋肉痛、手足や肩の痛みに適すとされる。

No a b c
1 葛根湯 小柴胡湯 小青竜湯
2 葛根湯 小青竜湯 小柴胡湯
3 小青竜湯 葛根湯 小柴胡湯
4 >小青竜湯 小柴胡湯 葛根湯

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問066】

口腔咽喉薬及び含嗽薬(うがい薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 噴射式の液剤では、咽頭の奥まで薬剤が行き渡るように、息を吸いながら噴射することが望ましい。
  2. 用時希釈又は溶解して使用する含嗽薬は、濃度依存的に効果が高まるため、調製する濃度はなるべく高くした方がよい。
  3. ヨウ素系成分が配合された用時希釈して使用する含嗽薬は、ビタミンCが含まれる飲料で希釈すると殺菌作用が増強される。
  4. ヨウ素系成分が配合された含嗽薬を使用した場合、結果的にヨウ素の摂取につながり、甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性がある。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問067】

解熱鎮痛成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. アスピリンは、ライ症候群の発生との関連性が示唆されているため、一般用医薬品では15歳未満の小児に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている。
  2. アスピリンやサザピリンはピリン系の解熱鎮痛成分であり、ピリン疹と呼ばれるアレルギー症状をもたらすことがある。
  3. アセトアミノフェンは、中枢性の作用によって解熱・鎮痛をもたらすほか、抗炎症作用も期待できる。
  4. アセトアミノフェンは、定められた用量を超えて使用した場合や、日頃から酒類(アルコール)をよく摂取する人では、肝機能障害を起こしやすい。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問068】

カフェインとそれを主たる有効成分とする眠気防止薬に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. カフェインは、心筋を興奮させる作用があり、動悸が現れることがあるため、心臓病の診断を受けた人は眠気防止薬の服用を避ける必要がある。
  2. カフェインは、胃液の分泌を亢進させる作用があり、胃腸障害が現れることがあるため、胃潰瘍の診断を受けた人は眠気防止薬の服用を避ける必要がある。
  3. カフェインは、腎臓での水分の再吸収を促進するとともに、膀胱括約筋を収縮させる働きがあるため、眠気防止薬の服用により尿量が減少することがある。
  4. 乳児の場合、カフェインの代謝は成人より速い。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問069】

次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 眠気を促す薬に含まれる抗ヒスタミン成分は、脳の下部にある、睡眠・覚醒に大きく関与する部位においてヒスタミンの働きを抑えるため、眠気が促される。
  2. 鎮暈薬に含まれる臭化水素酸スコポラミンは、消化管の緊張を低下させる作用を示すが、中枢に対する作用は期待できない。
  3. 鎮暈薬に含まれるキサンチン系成分は、脳に軽い鎮静作用を示し、平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させる。
  4. 眠気を促す薬や鎮暈薬に含まれる抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える作用以外に抗コリン作用も示すため、排尿困難や口渇、便秘等の副作用が現れることがある。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問070】

咳を抑える成分(鎮咳成分)に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. リン酸コデインは、作用本体であるコデインがモルヒネと同じ基本構造を持ち、依存性がある成分であり、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれる。
  2. リン酸コデインは、自律神経系を介して気管支を拡張させ、鎮咳作用を示す。
  3. リン酸コデインは、胃腸の運動を亢進させる作用を示すため、副作用として下痢が現れることがある。
  4. ノスカピンや臭化水素酸デキストロメトルファンは、中枢神経系に作用して咳を抑える。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

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