1. アレルギー症状はなかなか改善しないので、一般用医薬品のアレルギー用薬は３ヶ月以上連続して使用する必要がある。
2. アレルギー用薬の成分には、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることによりヒスタミンの働きを抑える作用を持つものがある。
3. 内服のアレルギー用薬と外用の鼻炎用点鼻薬で同じ成分が重複することがあるが、併用しても内服薬と外用薬が相互に影響し合うことはない。

1. 塩酸ジフェニルピラリンは、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として用いられる。
2. ベラドンナの根茎や根に豊富に含まれているアルカロイドには、副交感神経系の働きを促進する作用がある。
3. 塩酸プソイドエフェドリンは、前立腺肥大による排尿困難の症状がある人では、症状を悪化させるおそれがあり、使用を避ける必要がある。
4. メキタジンは、まれに重篤な副作用としてショック（アナフィラキシー）、肝機能障害、血小板減少を生じることがある。

1. クロモグリク酸ナトリウムは、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として用いられる。
2. 塩酸フェニレフリンは、鼻粘膜の過敏性や痛み・痒みを抑えることを目的として配合される局所麻酔成分である。
3. 塩酸テトラヒドロゾリンは、鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として用いられる。

1. 人工涙液は、抗菌成分が配合され、結膜炎（はやり目）、ものもらい（麦粒腫）、眼瞼炎（まぶたのただれ）に用いられる。
2. 点眼の際に容器の先端が眼瞼（まぶた）や睫毛（まつげ）に触れないように注意しながら１滴ずつ正確に点眼する。
3. 緑内障を原因とする目のかすみには、アドレナリン作動成分が配合された一般点眼薬を用いるとよい。

(　　)は、コリンエステラーゼの働きを抑える作用を示し、毛様体におけるアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。

1. コンドロイチン硫酸ナトリウム
2. メチル硫酸ネオスチグミン
3. イプシロン-アミノカプロン酸
4. スルファメトキサゾール
5. パルミチン酸レチノール

1. 外皮用薬を使用する際には、適用する皮膚表面に汚れや皮脂が多く付着していると有効成分の浸透性が低下するため、患部を清浄にしてから使用することが重要である。
2. 貼付剤は、同じ部位に連続して使用すると、かぶれ等を生じやすくなる。
3. エアゾール剤は、同じ部位に５秒以上連続して噴霧することが重要である。

1. オキシドールは、刺激性がないので目の周りへの使用も推奨される。
2. 塩化ベンゼトニウムは、石鹸と混合しても殺菌消毒効果に影響を受けない。
3. ヨードチンキは、化膿している部位に用いると、かえって症状を悪化させるおそれがある。

1. イオウは、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより角質軟化作用を示す。
2. 尿素は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として用いられる。
3. サリチル酸は、角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示す。

1. 非ステロイド性抗炎症成分である。
2. 喘息を起こしたことがある人でも使用できる。
3. プロスタグランジンの産生を抑える作用を示す。

1. 吉草酸酢酸プレドニゾロン
2. イブプロフェンピコノール
3. ノニル酸ワニリルアミド
4. インドメタシン
5. ケトプロフェン