1. 痔核のうち、直腸粘膜と皮膚の境目となる歯状線より上部の、直腸粘膜にできた痔核を外痔核と呼ぶ。
2. 外用痔疾用薬である坐剤は、成分の一部が直腸粘膜から吸収されて循環血流中に入りやすく、全身的な影響を生じることがあるため、配合成分によっては注意を要する場合がある。
3. 痔瘻は、一般に「いぼ痔」と呼ばれる。
4. 痔は、肛門部に過度の負担をかけることやストレス等により生じる。

1. 塩酸リドカインは、痔に伴う痛み・痒みを和らげることを目的として用いられる。
2. イソプロピルメチルフェノールは、抗ヒスタミン成分であり、痔に伴う痒みを和らげることを目的として用いられる。
3. オウゴンは、マメ科のエンジュの花及び蕾を用いた生薬で、主に止血効果を期待して用いられる。
4. カルバゾクロムは、毛細血管を補強、強化して出血を抑える働きがあるとされ、止血効果を期待して配合される場合がある。

1. カゴソウ
2. ウワウルシ
3. キササゲ
4. ブクリョウ
5. モクツウ

1. エチニルエストラジオール、エストラジオールを含有する一般用医薬品である婦人用薬は、内服薬のみが認められている。
2. 婦人用薬は、血の道症、更年期障害、月経異常及びそれらに随伴する冷え性、月経痛、こしけ（おりもの）、血色不良等に用いられる。
3. 妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって胎児の先天性異常の発生が報告されている。

1. フマル酸クレマスチンは、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える。
2. 塩化リゾチームは、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげる。
3. 塩酸ジフェンヒドラミン等のジフェンヒドラミンを含む成分については、吸収されたジフェンヒドラミンが乳汁に移行しないので、授乳期でも安心して使用できる。

1. 塩酸フェニレフリンは、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげる。
2. 塩化ベンゼトニウムは、肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト（室内塵）等による鼻アレルギー症状を緩和する。
3. マレイン酸クロルフェニラミンは、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止する。
4. グリチルリチン酸二カリウムは、鼻粘膜の炎症を和らげる。

この点眼薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

1. 緑内障の治療を期待した成分が配合されている。
2. 目の痒みを抑える成分が配合されている。
3. ウイルス性結膜炎の治療を期待した成分が配合されている。
4. サルファ剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人では、使用を避けることが望ましい。

1. 塩酸エフェドリンは、結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去することを目的として配合される。
2. アスパラギン酸カリウムは、炎症物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善する効果を期待して用いられる。
3. クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、目のアレルギー症状の緩和を目的として配合される。

1. クロトリマゾールは、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。
2. ピロキシカムは、光線過敏症の副作用を生じることがある。
3. カプサイシンは、皮膚表面に冷感刺激を与え、軽い炎症を起こして反射的な血管の拡張による患部の血行を促す効果を期待して配合される。

1. アミノ安息香酸エチルは、齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮めることを目的として用いられる。
2. クレオソートは、冷感刺激を与えて知覚神経を麻痺させることによる鎮痛、鎮痒の効果を期待して用いられる。
3. 塩酸ジブカインは、齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として用いられる。
4. サンシシは、アカネ科のクチナシの果実を用いた生薬で、抗炎症作用を期待して用いられる。