登録販売者：過去問[神奈川,埼玉,千葉共通]H22-4

投稿者:sotoma@intersquare.co.jp コメントをどうぞ (登録販売者：過去問[神奈川,埼玉,千葉共通]H22-4)

人体の働きと医薬品【問031～040】

【問031】

脳や神経系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 中枢神経系は、脳と脊髄から構成され、脳と脊髄は延髄でつながっている。
  2. 交感神経系は、体が食事や休憩等の安息状態となるように働く。
  3. 目において、交感神経系が働くと瞳孔収縮が起こる。
  4. 脊髄は、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合があり、これを脊髄反射と呼ぶ。

No a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 誤 誤 正
3 誤 正 誤 正
4 正 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正

※登録販売者　平成22年出題地域試験問題より引用

正解はコチラ

正解は２番です

【問032】

薬の吸収・代謝に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 坐剤の有効成分は直腸内壁の粘膜から吸収され、始めに肝臓の代謝を受けて、全身を巡る。
  2. 点眼薬については、すぐに涙道へ流れてしまい、全身作用をもたらすほど吸収されないので、ショック（アナフィラキシー）等が起こるおそれはない。
  3. 禁煙補助剤（咀嚼剤）は、有効成分が口腔粘膜から吸収されて全身作用を現す。
  4. 腎臓の機能が低下している場合、正常な人に比べて薬の効き目が強くなることがある。

No a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 誤 正
3 誤 正 誤 正
4 正 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正

※登録販売者　平成22年出題地域試験問題より引用

正解はコチラ

正解は５番です

【問033】

薬の働く仕組みに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  1. 循環血液中に移行した医薬品の有効成分の中には、血漿蛋白質と可逆的な結合をして、体内各部の器官や組織へ運ばれるものもある。
  2. 循環血液中に移行した医薬品の有効成分は、血漿蛋白質に結合し、一般に複合体のまま作用する。
  3. 循環血液中に移行した医薬品の有効成分が結合する血漿蛋白質には、アルブミンがある。
  4. 循環血液中に移行し血漿蛋白質と結合した医薬品の有効成分は、尿中に排泄されや
    すくなる。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

正解はコチラ

正解は２番です

【問034】

医薬品の剤型に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 口腔内崩壊錠は、口の中で唾液によって比較的速やかに溶けるため、固形物を飲み込むことが困難な高齢者や乳幼児も服用できる。
  2. トローチは、表面がコーティングされているため、噛み砕かずに水などで喉に流し込む必要がある。
  3. カプセルの原材料としてゼラチンを用いているカプセル剤は、水なしで服用すると喉や食道に貼り付くことがあるため、注意が必要である。
  4. 錠剤（内服）は、医薬品がもつ苦味や刺激性を口中で感じることなく服用できるが、高齢者、乳幼児等の場合は飲み込みにくいことがある。

No a b c d
1 正 誤 誤 正
2 正 正 正 誤
3 誤 正 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 正 誤 正 正

※登録販売者　平成22年出題地域試験問題より引用

正解はコチラ

正解は５番です

【問035】

医薬品の剤型に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 散剤を服用するときは、口の中での飛散を防ぐため、医薬品を口中に入れる前に少量の水（又はぬるま湯）を口に含んだ上で服用したり、何回かに分けて少しずつ飲むなどの工夫をした方がよい。
  2. 顆粒剤は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する。
  3. 噴霧剤は、有効成分（薬液）を霧状にする等して局所に吹き付ける剤型であり、手指等では塗りにくい部位に用いる場合等に適している。
  4. 軟膏剤は、一般的に適用部位を水から遮断する場合等に用いられることが多い。

No a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 誤 正 正 誤

※登録販売者　平成22年出題地域試験問題より引用

正解はコチラ

正解は３番です

【問036】

医薬品の副作用として現れるショック（アナフィラキシー）、アナフィラキシー様症状に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  1. 医薬品の副作用として現れるショック（アナフィラキシー）は、医薬品の成分に対する即時型の過敏反応（アレルギー）である。
  2. 以前にその医薬品の使用によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人については、ショック（アナフィラキシー）の発生リスクは低いとされている。
  3. ショック（アナフィラキシー）は、発症すると急速に症状が進行してチアノーゼや呼吸困難等を生じ、適切な対応が遅れれば致命的な転帰をたどるおそれがある。
  4. アナフィラキシー様症状は、初めて使用した医薬品で起きる場合等、その原因がアレルギーであるときの呼称である。
  1. 1.(a,c)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

正解はコチラ

正解は１番です

【問037】

医薬品の副作用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  1. 消化性潰瘍は、医薬品の作用により胃や十二指腸の粘膜が障害され、組織が損傷した状態である。消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が生じる。
  2. 小児や高齢者のほか、普段から下痢傾向のある人は、医薬品の副作用によるイレウス様症状の発症のリスクが高いとされている。
  3. 浣腸剤や坐剤の使用による一過性の症状として、肛門部の熱感等の刺激、異物の注入による不快感、排便直後の立ちくらみなどが現れることがある。
  4. 医薬品の消化器に対する影響によって、吐き気・嘔吐、食欲不振、腹部（胃部）不快感、腹部（胃部）膨満感を生じることがあるが、口内炎、口腔内の荒れや刺激感は生じない。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)
  5. 5.(c,d)

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

正解はコチラ

正解は２番です

【問038】

心臓や血圧に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 鬱血性心不全や心室頻拍は、代謝機能の低下によって発症するリスクが高まるとされており、腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用等に留意すべきである。
  2. 循環器系に悪影響を生じるおそれが特に大きい医薬品においては、高血圧や心臓病等の診断を受けた人は使用しないこととされている。
  3. 使用しようとする人の状態等に応じて慎重に適否を判断すべき医薬品については、使用上の注意の「相談すること」の項に十分留意して適正に使用されていれば、動悸や一過性の血圧上昇、顔のほてり等を生じることはない。

No a b c
1 誤 誤 正
2 正 正 正
3 正 誤 誤
4 誤 正 正
5 正 正 誤

※登録販売者　平成22年出題地域試験問題より引用

正解はコチラ

正解は５番です

【問039】

目に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 眼球内の角膜と水晶体の間を満たしている房水が排出されにくくなると、眼圧が高くなって視覚障害を生じる。
  2. 抗コリン作用がある成分が配合された医薬品の使用によって眼圧低下（急性緑内障発作）が誘発され、眼痛、目の充血とともに急激な視力低下を起こすことがある。
  3. 眼圧の上昇に伴って、頭痛や吐き気・嘔吐等の症状が現れることもある。
  4. 散瞳を生じうる成分が配合された医薬品を使用した後は、乗物や機械類の運転操作を避ける必要がある。

No a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 誤
5 誤 正 誤 正

※登録販売者　平成22年出題地域試験問題より引用

正解はコチラ

正解は３番です

【問040】

皮膚に現れる医薬品の副作用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  1. 医薬品を使用した後に発疹・発赤等の症状が現れた場合には、まず薬疹の可能性が考慮されるべきである。
  2. 光線過敏症の症状は、医薬品が触れた部分だけでなく、光が当たった部分の皮膚から全身へ広がり、重篤化する場合がある。
  3. 貼付剤では、かぶれ症状は剥がした後は発症しない。
  4. 接触皮膚炎は、原因となった医薬品との接触がなくなれば、通常は１週間程度で症状は治まり、再度その医薬品と接触しても再発しない。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)
  5. 5.(c,d)

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

正解はコチラ

正解は１番です

コメントをどうぞ