登録販売者:過去問[鳥取,島根,岡山,広島,山口共通]H22-8

主な医薬品とその作用【問071~080】

【問071】

生薬成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. サンザシとは、バラ科のサンザシ又はオオサンザシの偽果を用いた生薬で、解熱、鎮痙等の作用を期待して用いられる。
  2. ブクリョウとは、サルノコシカケ科のマツホドの菌核を用いた生薬で、発汗、解熱、鎮痛、鎮痙等の作用を期待して用いられる。
  3. センブリとは、リンドウ科のセンブリの開花期の全草を用いた生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。
  4. オウゴンとは、シソ科のコガネバナの葉を用いた生薬で、抗炎症作用を期待して用いられる。

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問072】

殺菌消毒成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. エタノールは、アルコール分が微生物の蛋白質を変性させ、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、ウイルスに対する殺菌消毒作用はない。
  2. 次亜塩素酸ナトリウムは、強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用がある。
  3. クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示すが、刺激性が強いため、原液が直接皮膚に付着しないようにする必要がある。
  4. サラシ粉は、強い還元力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用がある。

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問073】

殺虫剤の剤型、用法に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 乳剤・水和剤…原液を水で希釈して使用するものである。
  2. 燻蒸剤   …殺虫成分を基剤に混ぜて整形し、加熱したとき又は常温で徐々に揮散するようにしたものである。
  3. 毒餌剤   …対象とする衛生害虫を誘引する成分を配合し、マット状、ペレット状、ペースト状等にしたものである。
  4. 蒸散剤   …容器中の医薬品を煙状又は霧状にして一度に全量放出させるものである。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問074】

次の記述にあてはまる漢方処方製剤はどれか。

疲れやすく、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿で、ときに口渇がある人における、下肢痛、腰痛、しびれ、老人のかすみ目、痒み、排尿困難、頻尿、むくみの症状に適す。

  1. 麻黄湯
  2. 八味地黄丸
  3. 柴胡桂枝湯
  4. 四物湯
  5. 乙字湯

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問075】

解熱鎮痛成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a アスピリン 一般用医薬品では小児(1 5 歳未満)に対しては注意して使用することとなっている。
b アセトアミノフェン 内服薬のほか、アセトアミノフェンが配合された坐薬もある。一般の生活者においては、坐薬と内服薬とでは影響し合わないとの誤った認識がされている場合があるので注意が必要である。
c イブプロフェン アスピリンに比べて胃腸への影響が少ない。一般用医薬品では小児向けの製品はない。
d イソプロピルアンチピリン 一般用医薬品では唯一のピリン系解熱鎮痛成分である。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問076】

鎮咳去痰薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。

1 臭化水素酸デキストロメトルファン 依存性がある成分であり、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれる。
2 塩酸トリメトキノール 気管支を収縮する成分で、心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能障害の診断を受けた人では症状を悪化させるおそれがある。
3 カンゾウ グリチルリチン酸を含む生薬成分で、抗炎症作用、気道粘膜からの分泌を促す等の作用が期待できる。大量に摂取すると偽アルドステロン症を起こすおそれがある。
4 マレイン酸カルビノキサミン 咳や喘息、気道の炎症は、アレルギーに起因することがあり、鎮咳成分等の働きを助ける目的で配合されることがある。気道粘膜での粘液分泌を促進することで痰を出しやすくする効果がある。

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問077】

胃の薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 酸化マグネシウム 酸化マグネシウム制酸成分で、瀉下薬に配合される成分でもあり、下痢等の症状に注意することも重要である。
b ケイヒ 香りによる健胃作用を期待して用いられる。
c スクラルファート 消化管内容物中に発生した気泡の分離を促すことを目的として配合される。
d 塩酸ピレンゼピン 胃液分泌抑制成分で、胃腸鎮痛鎮痙薬、乗物酔い防止薬との併用を避ける必要がある。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問078】

アレルギー用薬の配合成分、漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 塩酸ジフェンヒドラミン 抗ヒスタミン成分で、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがあるため、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。
b 塩酸メチルエフェドリン アドレナリン作動成分で、依存性がある成分であり、長期間に渡って連用された場合、薬物依存につながるおそれがある。
c 塩酸プソイドエフェドリン アドレナリン作動成分で、他のアドレナリン作動成分に比べて末梢神経系に対する作用が強く、副作用として便秘が現れることがある。
d 十味敗毒湯 漢方処方製剤で、短期間の使用に限られるものではないが、化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、急性湿疹に用いる場合は、漫然と長期の使用は避け、1週間位使用して症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談がなされることが望ましい。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問079】

妊娠検査薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日の概ね1週間前の検査が推奨されている。
  2. 検体としては、尿中ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンが検出されやすい就寝直前の尿が向いているが、尿が濃すぎると、かえって正確な結果が得られないこともある。
  3. 検査薬が高温になる場所に放置されたり、冷蔵庫内に保管されていたりすると、設計どおりの検出感度を発揮できなくなるおそれがある。
  4. 子宮外妊娠や胞状奇胎などを生じている場合には、妊娠しているにもかかわらず検査結果が陰性となることがある。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問080】

次の記述にあてはまる殺菌消毒成分はどれか。

黄色の色素で、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌)に対する殺菌消毒作用を示すが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がない。

  1. アクリノール
  2. オキシドール
  3. ポピドンヨード
  4. ヨードチンキ

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

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