人体の働きと医薬品【問061~070】
登録販売者の試験問題について、北海道,青森,岩手,秋田,山形,宮城,福島は出題内容が共通です。
【問061】
皮膚の機能に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- 皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層からなり、表皮は最も外側にある角質層と生きた表皮細胞の層に分けられる。
- 汗腺から汗を分泌し、その蒸発時の気化熱を利用して体温を下げる。
- 体温が上がり始めると、皮膚を通っている毛細血管に血液がより多く流れるように血管が開き、体外へより多くの熱を排出する。
- 皮膚の色はメラニン色素によるものであり、皮膚組織が太陽光の紫外線によって損傷を受けると
メラニン色素の産生が阻害されて、皮膚組織は白色を呈する。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
2 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
3 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
4 | 正 | 正 | 正 | 誤 |
5 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用
正解は4番です
【問062】
肝臓の機能に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- コレステロールやアルブミンは、肝臓において産生される。
- 小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる。
- 肝臓は脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等を貯蔵することが出来るが、ビタミンB6やB12等の
水溶性ビタミンは貯蔵することが出来ない。 - 肝臓は、必須アミノ酸を生合成することができる。
- 1.(a,b)
- 2.(a,c)
- 3.(b,d)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問063】
泌尿器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- 泌尿器系とは、血液中の老廃物を、尿として体外へ排泄するための器官系である。
- 腎小体で濾過されたブドウ糖やアミノ酸等は、尿細管で再吸収される。
- 健康な状態であっても、尿には、糞便と同様に、細菌等の微生物が含まれている。
- 膀胱の出口にある膀胱括約筋が緩むと、同時に膀胱壁の排尿筋が収縮し、尿が尿道へと押し出される。
No | a | b | c | d |
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1 | 正 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
3 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
4 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
5 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問064】
目に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- 角膜と水晶体の間は、涙液で満たされ、角膜に一定の圧を生じさせている。
- わずかな光でも敏感に反応する視細胞が光を感じる反応には、ビタミンDが不可欠である。
- 抗コリン作用がある成分が配合された医薬品によって眼圧が上昇し(急性緑内障発作)、眼痛や眼の
充血に加え、急激な視力低下を来すことがある。 - 散瞳を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用した後は、乗物や機械類の運転操作は避けなければならない。
No | a | b | c | d |
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1 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
2 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
3 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
4 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
5 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問065】
腎臓及び副腎の機能に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 腎臓は、横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で、腎小体と尿細管とで基本的
な機能単位であるネフロンを構成している。 - 食品から摂取されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。
- 腎臓は内分泌腺としての機能をもち、骨髄における赤血球の産生を促進させるホルモンを分泌する。
- 副腎皮質では、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。
※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用
正解は4番です
【問066】
中枢神経系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- 中枢神経系は脳と延髄から構成されており、延髄には、呼吸中枢、心臓中枢等がある。
- 脳の毛細血管が中枢神経の間質液環境を血液内の組成変動から保護するように働く機能を血液脳関門という。
- 医薬品の副作用による精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の
不適正な使用がなされた場合に限られており、通常の用法・用量では発生しない。 - 医薬品の副作用によって、無菌性髄膜炎の症状を生じた場合には、早期に原因医薬品の使用を中止
すれば、予後は比較的良好である場合が多いが、重篤な中枢神経系の後遺症が残った例も報告されている。
No | a | b | c | d |
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1 | 正 | 誤 | 誤 | 正 |
2 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
3 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
4 | 正 | 誤 | 誤 | 誤 |
5 | 誤 | 誤 | 正 | 誤 |
※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問067】
胆嚢・胆汁酸塩の機能に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- 胆嚢は胆汁酸の合成、貯蔵、濃縮、分泌のすべてを行うことが出来る。
- 胆汁酸は、コレステロールから生合成される。
- 胆嚢から分泌される胆汁酸塩は脂質の消化を容易にし、また、脂溶性ビタミンの吸収を助ける。
- 脂質(トリグリセリド)は、消化酵素(リパーゼ)の作用によって分解を受けるが、小腸から
吸収されると再び脂質に再形成される。
No | a | b | c | d |
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1 | 正 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 |
3 | 正 | 誤 | 誤 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 正 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用
正解は4番です
【問068】
耳の機能に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- 聴覚情報と平衡感覚を感知する器官で、外耳、中耳、内耳からなる。
- 小さな子供の耳管は太く短く、走行は水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が入りやすく感染が
起こりやすい。 - 蝸牛は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分であり、前庭は、体の回転や傾きを感知する部分である。
- 鼓室の内部では、独立した2 つの耳小骨が鼓膜の振動を増幅して、内耳へ伝導する。
- 1.(a,b)
- 2.(a,c)
- 3.(b,d)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問069】
筋組織に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- 筋組織は筋細胞と結合組織からできている。
- 骨格筋の筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様(横紋)が見える。
- 心筋は、不随意筋であり、筋線維には横縞模様がない。
- 骨格筋は体性神経系(運動神経)によって支配されるのに対して、心筋及び平滑筋は自律神経系
によって支配されている。
No | a | b | c | d |
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1 | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
2 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
3 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
4 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 誤 | 誤 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用
正解は4番です
【問070】
薬の吸収・代謝・排泄に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- 循環血液中に移行した医薬品成分は、体内を循環するうちに徐々に代謝を受けて、体外へ排泄されや
すい脂溶性の物質に変化する。 - 鼻腔粘膜を介して吸収された薬物は、初めに肝臓で代謝を受けない。
- 含嗽薬(うがい薬)は、咽頭粘膜を通して全身に行きわたることは少ないが、アレルギー反応は微量
の抗原でも生じるため、アレルギー性副作用を生じることがある。 - 血液中の有効成分の多くは、未変化体又は代謝物の形で腎臓から尿中に排泄されるので、腎機能の
低下した人では薬効が低下し、副作用が増強される。
- 1.(a,b)
- 2.(a,d)
- 3.(b,c)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用
正解は3番です