1. ヨウ素系殺菌消毒成分が口腔内に使用される場合、結果的にヨウ素の摂取に
   つながり、甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性がある。
2. 妊娠中に摂取されたヨウ素は胎盤関門を通過しない。
3. 授乳中に摂取されたヨウ素の一部は乳汁中に移行する。
4. ヨウ素系殺菌消毒成分により、口腔粘膜の荒れ、しみる、灼熱感、悪心
   （吐き気）、不快感の副作用が現れることがある。

1. 制酸薬の配合成分としては、胃酸の働きを弱めるもの、胃液の分泌を抑える
   ものなどが用いられる。
2. 健胃薬に配合される生薬成分は、独特の味や香りを有し、唾液や胃液の分泌
   を促して胃の働きを活発にする作用があるとされる。
3. 消化薬は、炭水化物、脂質、蛋白質等の合成に働く酵素を補うことを目的
   とする医薬品である。
4. 乾燥水酸化アルミニウムゲルは健胃成分として配合される。

1. 整腸薬の配合成分としては、腸内細菌の数やバランスに影響を与えたり、
   腸の活動を促す成分が主として用いられる。
2. 止瀉薬の配合成分としては、腸やその機能に直接働きかけるもののほか、
   腸管内の環境を整えて腸に対する悪影響を減らすことによる効果を期待するものもある。
3. 瀉下薬（下剤）の配合成分としては、腸管を直接刺激するもの、糞便の
   かさや水分量を増すものがある。
4. 整腸薬、瀉下薬では、医薬部外品として製造販売されている製品もあり、
   それらは配合できる成分やその上限量が定められていない。

1. 剤型として注入剤や坐剤のほかに塗布剤がある。
2. 繰り返し使用すると直腸の感受性が高まり、効果が強くなる。
3. ソルビトールが成分として用いられることがある。
4. グリセリンは、腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す。

1. 桂枝加芍薬湯は、腹部に膨満感のある人における、しぶり腹、腹痛に適すとされる。
2. 麻子仁丸は、便秘に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、
   激しい腹痛を伴う下痢の副作用が現れやすい。
3. 大黄甘草湯は、便秘に適すとされるが、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢
   しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢の副作用が現れやすい。
4. 大黄牡丹皮湯は、比較的体力があり、下腹部痛があって、便秘しがちな人
   における、月経不順、月経困難、便秘、痔疾に適している。

1. トロンビン
2. アルブミン
3. グロブリン
4. レニン
5. ヘモグロビン

1. アミノ安息香酸エチルは、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐き気を抑える。
2. 臭化水素酸スコポラミンは、肝臓で代謝されにくいため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は長い。
3. ジメンヒドリナートは、脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させる。
4. 塩酸ジフェニドールは、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経（前庭神経）の調節作用
   のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。

1. 糖分や脂質を多く含む食品の過度の摂取を控えたほうがよい。
2. 高コレステロール改善薬の服用により、十分な痩身効果が期待できる。
3. 運動を極力控え、安静を保つ。
4. 日常生活に適度な運動を取り入れる。

1. 低密度リポ蛋白質（ＬＤＬ）は、コレステロールを末梢組織から肝臓へと運ぶリポ蛋白質である。
2. 血液中のＬＤＬが少なく、高密度リポ蛋白質（ＨＤＬ）が多いと、
   心臓病や肥満、動脈硬化症等の生活習慣病につながる危険性が高くなる。
3. 血漿中のリポ蛋白質のバランスの乱れは、生活習慣病を生じる以前の
   段階では動悸などの自覚症状を伴うことが多い。
4. コレステロールの産生及び代謝は、主として肝臓で行われる。

（ ａ ）の伝達物質である（ ｂ ）と受容体の反応を（ ｃ ）ことで消化管の運動が抑制される。