登録販売者:過去問[福岡,佐賀,長崎,熊本,大分,宮崎,鹿児島,沖縄共通]H29-10

主な医薬品とその作用【問091~100】

登録販売者の試験問題について、福岡,佐賀,長崎,熊本,大分,宮崎,鹿児島,沖縄は出題内容が共通です。

【問091】

毛髪用薬及びその成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. 「壮年性脱毛症」「円形脱毛症」「粃糠性脱毛症」「瀰漫性脱毛症」の疾患名を掲げた効能・効果は、
    医薬品においては認められているが、医薬部外品においては認められていない。
  2. 脱毛は男性ホルモンの働きが過剰であることも一因とされている。
  3. カルプロニウム塩化物は、末梢組織(適用局所)においてアセチルコリンに類似した作用(コリン作用)を示す
    が、アセチルコリンと異なり、コリンエステラーゼによる分解を受けにくく、作用が持続するとされている。
  4. 女性ホルモン成分が配合されている毛髪用薬を妊婦が使用することは避けるべきである。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問092】

以下の歯や口中に用いる薬に配合される成分の作用について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. 齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮める。
  2. 齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑える。
  3. 炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用のほか、歯肉炎に伴う口臭を抑える。

No a b c
1 アミノ安息香酸エチル アラントイン 銅クロロフィリン
ナトリウム
2 アズレンスルホン酸
ナトリウム
アラントイン カルバゾクロム
3 アミノ安息香酸エチル オイゲノール 銅クロロフィリン
ナトリウム
4 アズレンスルホン酸
ナトリウム
オイゲノール 銅クロロフィリン
ナトリウム
5 アミノ安息香酸エチル オイゲノール カルバゾクロム

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問093】

ニコチンを有効成分とする禁煙補助剤に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. うつ病と診断されたことのある人では、禁煙時の離脱症状により、うつ症状を悪化させることがあるため、使用を避ける必要がある。
  2. アドレナリン作動成分が配合された医薬品(鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、痔疾用薬等)との併用により、
    交感神経系を興奮させる作用を減弱させるおそれがある。
  3. 咀嚼剤をコーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後に使用するとニコチンの
    吸収が低下するため、これらの食品を摂取後しばらくは使用を避ける必要がある。
  4. タバコを吸い終える前に禁煙補助剤を使用することとされている。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問094】

ビタミン成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. ビタミンAは、腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素である。
  2. ビタミンEは、夜間視力を維持したり皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
  3. ビタミンCは、体内の脂質を酸化から守る作用を示し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な
    栄養素である。
  4. ビタミンDは、体内の脂質を酸化から守り、細胞の活動を助ける栄養素であり、血流を改善させる作用もある。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問095】

ビタミン成分に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. ビタミンB1は、タンパク質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要な栄養素である。
  2. ビタミンB2は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素であり、尿が黄色くなることがある。
  3. ビタミンB6は、赤血球の形成を助け、また、神経機能を正常に保つために重要な栄養素である。
  4. ビタミンB12は、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持
    する作用があり、腸管運動を促進する働きもある。

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問096】

漢方薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. 漢方薬は、現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤のことである。
  2. 漢方薬は、使用する人の体質や症状その他の状態に適した処方を既成の処方の中から選択して用いられる。
  3. 漢方処方製剤を利用する場合、患者の「証」に合った漢方処方が選択されれば効果が期待できるが、合わないものが選択されたとしても、副作用を招きにくいとされている。
  4. 漢方処方製剤は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。
  1. 1.(a,c)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問097】

生薬成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. ブシは、血液循環が高まることによる利尿作用を示すほか、鎮痛作用を示す。
  2. カッコンは、マメ科のクズの周皮を除いた根を基原とする生薬で、健胃、消化促進等の作用を期待して用いられる。
  3. ブクリョウは、サルノコシカケ科のマツホドの菌核であり、通例、外層をほとんど除いたものを基原と
    する生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。
  4. サイコは、セリ科のミシマサイコの根を基原とする生薬で、抗炎症、鎮痛等の作用を期待して用いられる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問098】

衛生害虫及び殺虫剤に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

  1. ハエの防除の基本は、ウジの防除であり、通常、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられる。
  2. 燻蒸処理を行う場合、ゴキブリの卵は医薬品の成分が浸透しない殻で覆われているため、殺虫効果を示さない。
  3. シラミは、その種類ごとに寄生対象となる動物が決まっているため、ヒト以外の動物に寄生するシラミがヒトに寄生して直接的な害を及ぼすことはない。
  4. ケナガコナダニは、吸血による刺咬のため激しい痒みを引き起こし、発疹熱などのリケッチア、
    ペストなどを媒介する。

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問099】

殺虫剤の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. フェノトリンは、アセチルコリンエステラーゼと不可逆的に結合してその働きを阻害することにより殺虫作用を示す。
  2. プロポクスルは、アセチルコリンエステラーゼと可逆的に結合してその働きを阻害することにより殺虫作用を示す。
  3. フェニトロチオンは、神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害することにより殺虫作用を示す。
  4. メトプレンは、幼虫が十分成長して蛹になるのを抑えているホルモン(幼若ホルモン)に類似した
    作用を有し、幼虫が蛹になるのを妨げる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問100】

尿糖及び尿タンパク検査薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. 尿糖検査の場合、原則として早朝尿(起床直後の尿)を採尿し、尿タンパク検査の場合、食後2~3時間を目安に採尿を行う。
  2. 血糖値が正常であれば、糖分は腎臓の尿細管でほとんどが再吸収されるため、尿糖値に異常を生じる要因は、高血糖に限られる。
  3. 尿道や外陰部に付着した細菌や分泌物が混入することを防ぐために、出始めの尿を採取して検査する必要がある。
  4. 食事は検査結果に影響しないが、医薬品を服用している場合には、その医薬品成分が検査結果に影響を与えることがある。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成29年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

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