1. 口内炎に適用される一般用医薬品は、外用薬のみである。
2. 口内炎は疱疹ウイルスの口腔内感染による場合や、医薬品の副作用として生じる場合がある。
3. 口内炎が再発を繰り返す場合には、ベーチェット病などの可能性も考えられる。
4. 口内炎は、通常であれば１～２週間で自然寛解する。

1. タバコの煙に含まれるニコチンは、肺胞の毛細血管から血液中に取り込まれると、すみやかに脳内に到達し、
   脳の情動を司る部位に働いて覚醒、リラックス効果などをもたらす。
2. 市販されている禁煙補助剤は、咀嚼剤のみである。
3. 口腔内がアルカリ性になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーなど口腔内をアルカリ性に
   する食品を摂取した後しばらくは禁煙補助剤の使用を避けることとされている。
4. うつ病と診断されたことのある人では、禁煙補助剤の使用を避ける必要がある。

1. 滋養強壮保健薬は、体調の不調を生じやすい状態や体質の改善、特定の栄養素の不足による症状の改善
   等を目的として、ビタミン成分、カルシウム、アミノ酸、生薬成分等が配合された医薬品である。
2. ビタミン等の補給を目的とするものとして医薬部外品の保健薬があるが、それらの効能・効果の範囲
   は、滋養強壮、虚弱体質の改善、神経痛や筋肉痛等の症状の緩和等に限定されている。
3. 滋養強壮保健薬は、多く摂取したからといって適用となっている症状の改善が早まるものではないが、滋養強壮の効果は高まる。
4. 滋養強壮保健薬は、ある程度継続して使用されることによって効果が得られる性質の医薬品であるので、３ヶ月位は使用を継続する必要がある。

1. 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、
   生後６ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている。
2. 一般用医薬品である漢方処方製剤では、「証」という漢方の専門用語を使用することを
   避け、「しばり」（使用制限）として記載されている。
3. すべての漢方薬は、作用が穏やかで、副作用が少ない。
4. 現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤は、漢方薬ではなく、中薬と呼ばれ、漢方薬とは明らかに別物である。

キンポウゲ科のハナトリカブト又はオクトリカブトの塊根を減毒加工して製したものを基原とする生薬であり、
心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を持つ。血液循環が高まることによる利尿作用を示すほか、鎮痛作用を示す。

1. ブシ
2. カッコン
3. サイコ
4. ボウフウ
5. ショウマ

1. 誤って飲み込んだ場合、通常は多量の牛乳などを飲ませるが、原末や濃厚液の場合には、
   すぐに吐き出させる。
2. 誤って酸やアルカリが皮膚に付着した場合、水洗する前に、酸はアルカリで、アルカリは酸で
   中和する。
3. 誤って目に入った場合、顔を横に向けて上から水を流すか、水道水の場合には弱い流れの水で
   洗うなどにより、流水で十分に（１５分間以上）洗眼する。
4. 誤って吸入し、意識がない場合は、新鮮な空気の所へ運び出し、人工呼吸などをする。

1. ハエ、ダニ、蚊等の衛生害虫の防除を目的とする殺虫剤は、現在では医薬部外品に該当
   するものしかなく、医薬品に該当するものはない。
2. 殺虫剤の使用に当たっては、同じ殺虫成分を長期間連用することが望ましい。
3. カーバメイト系殺虫成分であるフェノトリンは、シラミの駆除を目的とする製品の場合、
   殺虫成分で唯一人体に直接適用されるものである。
4. 燻蒸処理が完了するまでの間、部屋を締め切って退出する必要がある。

1. 尿糖検査の場合、食前２～３時間を目安に採尿を行う。
2. 尿タンパク検査の場合、激しい運動の直後の採尿は避ける必要がある。
3. 採尿に当たっては、出始めの尿ではなく、中間尿を採取して検査することが望ましい。
4. 検査薬は、長い時間尿に浸した方が、正確な検査結果を得ることができる。

1. 検体としては、早朝尿（起床直後の尿）が向いているが、尿が濃すぎると、かえって正確な
   結果が得られないこともある。
2. 妊娠検査薬は、温度の影響を受けることがあるため、検査操作を行う場所の室温にも注意する
   必要がある。
3. 閉経期に入っている人は、妊娠検査薬の検査結果が陽性となることはない。
4. 妊娠の確定診断には、尿中のホルモン検査だけでなく、専門医による問診や超音波検査などの
   結果から総合的に妊娠の成立を見極める必要がある。