登録販売者:過去問[福岡,佐賀,長崎,熊本,大分,宮崎,鹿児島,沖縄共通]H25-8

主な医薬品とその作用【問071~080】

登録販売者の試験問題について、福岡,佐賀,長崎,熊本,大分,宮崎,鹿児島,沖縄は出題内容が共通です。

【問071】

強心薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. 強心薬は、疲労やストレス等による軽度の心臓の働きの乱れについて、心臓の働きを整えて、動悸や息切れ等
    の症状の改善を目的とする医薬品である。
  2. 一般に、強心薬を5~6日間使用して症状の改善がみられない場合には、心臓以外の要因、例えば、呼吸器疾患、
    貧血、高血圧症、甲状腺機能の異常等のほか、精神神経系の疾患も考えられる。
  3. 苓桂朮甘湯は、強心作用が期待される生薬は含まれず、主に尿量増加(利尿)作用により、水毒(漢方の考え方で、
    体の水分が停滞したり偏在して、その循環が悪いことを意味する。)の排出を促すことを主眼とする。
  4. センソは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を用いた生薬で、微量で強い強心作用を示す。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問072】

貧血用薬(鉄製剤)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. 硫酸コバルトは、消化管内で鉄が吸収されやすい状態(ヘム鉄)に保つことを目的に配合される。
  2. 主な副作用として、悪心(吐き気)、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛、便秘、下痢等の胃腸障害が知られている。
  3. マンガンは、糖質・脂質・蛋白質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、硫酸マンガンは、エネルギー合成
    を促進する目的で配合される。
  4. 鉄製剤を服用すると便が赤くなることがある。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問073】

以下の成分とその作用の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

(成分) (作用)
a 塩酸ブロムヘキシン 抗炎症作用
b トラネキサム酸 殺菌消毒作用
c カルボシステイン 去痰作用
d 塩酸メトキシフェナミン 気管支拡張作用

  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問074】

胃の薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. 制酸成分を主体とする胃腸薬は、炭酸飲料等の酸度の高い食品と一緒に服用してもその作用に影響はない。
  2. ウルソデオキシコール酸は、胎児毒性の可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けることが望ましい。
  3. 塩酸ピレンゼピンは、消化管の運動にはほとんど影響を与えずに胃液の分泌を抑える作用を示すが、消化管以外では
    一般的な抗コリン作用のため、排尿困難、動悸、目のかすみの副作用を生じることがある。
  4. 胃粘膜保護・修復成分であるアルジオキサ、スクラルファートは、ナトリウムを含む成分であるため、透析を受けて
    いる人では使用を避ける必要がある。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問075】

漢方処方製剤に関する以下の記述について、正しいものを下から一つ選びなさい。

大便が硬くて便秘傾向がある人における、痔核(いぼ痔)、切れ痔、便秘の症状に適すとされるが、体の虚弱な人
(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人では、悪心・嘔吐、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が
現れやすい等、不向きとされる。通常、構成生薬としてダイオウを含む。まれに重篤な副作用として、肝機能障害、
間質性肺炎を生じることが知られている。

  1. ?帰膠艾湯
  2. 牛舎腎気丸
  3. 六味丸
  4. 乙字湯
  5. 八味地黄丸

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問076】

解熱鎮痛薬に関する以下の記述について、誤っているものを下から一つ選びなさい。

  1. 解熱鎮痛薬は、痛みや発熱の原因となっている病気や外傷自体を治すものでなく、発熱や痛みを鎮めるため
    使用される医薬品(内服薬)の総称である。
  2. イソプロピルアンチピリンは、解熱や鎮痛の作用が比較的強いが、抗炎症作用は弱いとされ、他の解熱鎮痛成分
    と組み合わせて配合される。
  3. エテンザミドは、痛みの発生を抑える働きが中心である他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みの伝わりを抑える
    働きが優位であるとされている。
  4. アセトアミノフェンは、主として中枢性の作用によって解熱・鎮痛をもたらすと考えられているが、抗炎症作用も期待できる。

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問077】

鎮暈薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. 塩酸ジフェニドールは、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
  2. 塩酸メクリジンは、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが速く持続時間が短い。
  3. アリルイソプロピルアセチル尿素が配合されている場合は、不安や緊張などの心理的な要因による乗り物酔い
    への影響を和らげることを目的としている。
  4. 臭化水素酸スコポラミンは、乗物酔い防止に古くから用いられている抗ヒスタミン成分である。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問078】

腸の薬に関する以下の記述について、誤っているものを下から一つ選びなさい。

  1. 整腸薬、瀉下薬では、医薬部外品として製造販売されている製品もあるが、それらは人体に対する作用が
    緩和なものとして、配合できる成分やその上限量が定められている。
  2. ピコスルファートナトリウムは、小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで
    瀉下作用をもたらす。
  3. センナ及びセンノシドが配合された瀉下薬については、妊婦又は妊娠していると思われる女性では、使用を避けることが望ましい。
  4. 酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促す。

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問079】

高コレステロール改善薬に配合される成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  1. リノール酸は、末梢組織におけるコレステロールの吸収を抑えることを主な目的として配合される。
  2. パンテチンは、肝臓におけるコレステロール代謝を正常化する働きがある。
  3. ビタミンEは、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用がある。
  4. 大豆油不鹸化物(ソイステロール)は、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問080】

かぜ薬に配合される医薬品の成分とその注意点に関する以下の組み合わせについて、誤っているものを下から一つ選びなさい。

No (成分) (注意点)
1 塩酸プソイドエフェドリン 不眠や神経過敏が現れることがある。
2 イブプロフェン 胃・十二指腸潰瘍の既往歴のある人では
再発を招くおそれがある。
3 ビタミンB2 尿が黄色くなることがある。
4 フマル酸クレマスチン 排尿困難の症状がある人では症状の悪化を
招くおそれがある。
5 ノスカピン 依存性がある成分である。

※登録販売者 平成25年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

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