登録販売者:過去問[福井,滋賀,京都,兵庫,和歌山共通]H26-6

主な医薬品とその作用【問051~60】

登録販売者の試験問題について、福井,滋賀,京都,兵庫,和歌山は出題内容が共通です。

【問051】

抗真菌作用を有する配合成分に関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. エコナゾール硝酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させる。
  2. テルビナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げる。
  3. ウンデシレン酸は、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げる。
  4. ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑える。

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問052】

肌の角質化、かさつき等を改善する外皮用薬の配合成分とその特徴について、正しいものの組み合わせはどれか。

(配合成分) (特徴)
a 白色ワセリン 頭皮の落屑(ふけ)を抑える効果を期待して、
毛髪用薬に配合されている場合がある。
b サリチル酸 角質成分を溶解することにより
角質軟化作用を示す。
c イオウ 皮膚の角質層を構成するケラチンを変質
させることにより、角質軟化作用を示す。
d 尿素 抗菌、抗真菌、抗炎症作用を期待して、
にきび用薬等に配合されている場合がある。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問053】

歯槽膿漏薬(内服薬)に含まれている成分と配合目的に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用のほか、歯肉炎に伴う口臭を抑える効果も期待して、
    銅クロロフィリンナトリウムが配合されている場合がある。
  2. 炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、血液の凝固機能を正常に保つ働き
    があるビタミンEが配合されている場合がある。
  3. 毛細血管を強化し、炎症による腫れや出血を抑える効果を期待して、ビタミンCが配合されている
    場合がある。
  4. 歯周組織の血行を促す効果を期待して、ビタミンK1が配合されている場合がある。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問054】

ニコチンを含む禁煙補助剤(咀嚼剤)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 使用期間は6ヶ月を目途とし、1年を超える使用は避けることとされている。
  2. 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーや炭酸飲料などを摂取した後
    しばらくは使用を避けることとされている。
  3. 顎の関節に障害がある人では、使用を避ける必要がある。
  4. 噛むことにより口腔内でニコチンが放出され、口腔粘膜から吸収されて循環血液中に移行する。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問055】

滋養強壮保健薬に配合されるビタミン成分に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. ビタミンAは、赤血球の形成を助け、また、神経機能を正常に保つために重要な栄養素である。
  2. ビタミンB6は、体内の脂質を酸化から守り、細胞の活動を助ける栄養素であり、血流を改善させる作用もある。
  3. ビタミンDは、腸管でのカルシウム吸収および尿細管でのカルシウムの再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素である。
  4. ビタミンB2は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問056】

消毒薬および殺菌消毒成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 有機塩素系殺菌消毒成分は、金属腐食性が極めて高い。
  2. 次亜塩素酸ナトリウムは、皮膚刺激性が強いため、通常人体の消毒には用いられない。
  3. 酸性の消毒薬が誤って目に入った場合、アルカリで中和した後、流水で十分に(15分間以上)洗眼する。
  4. 消毒薬は成分や濃度にかかわらず、すべて医薬品としてのみ製造販売されている。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問057】

衛生害虫の防除に関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. ゴキブリの卵は医薬品の成分が浸透しやすい殻で覆われているため、燻蒸処理を一度行えば
    十分な殺虫効果が期待できる。
  2. トコジラミは、体長が比較的大きい(成虫で約8mm)ので、電気掃除機で吸引することによる
    駆除も可能である。
  3. 屋内塵性ダニは、一定程度まで生息数を抑えれば保健衛生上の害は生じないので、増殖させない
    ということを基本に防除が行われることが重要である。
  4. ハエの防除の基本は、ウジの防除であり、ウジの防除法としては、通常、有機リン系殺虫成分が
    配合された殺虫剤が用いられる。

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問058】

妊娠検査薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 絨毛細胞が腫瘍化している場合には、妊娠していなくてもヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)が
    分泌され、検査結果が陽性となることがある。
  2. 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。
  3. 尿中hCGの検出反応は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、温度の
    影響を受けることがある。
  4. 検体としては、尿中hCGが検出されやすい就寝前の尿が向いている。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問059】

皮膚に用いる薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 軟膏剤は、薬剤を容器から直接指に取り、患部に塗布したあと、また指に取ることを繰り返すと、
    容器内に雑菌が混入するおそれがあるため、いったん手の甲などに必要量を取ってから患部に塗布することが望ましい。
  2. パップ剤は、患部やその周囲に汗や汚れ等が付着した状態で貼付すると、有効成分の浸透性が低下
    するほか、剥がれやすくもなるため十分な効果が得られない。
  3. スプレー剤は、使用上の注意に従い、患部から十分離して噴霧し、また、連続して噴霧する時間は3秒以内とすることが望ましい。
  4. エアゾール剤は、吸入によりめまいや吐きけ等を生じることがあるので、できるだけ吸入しないよう
    十分注意して使用する必要がある。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問060】

口内炎および口内炎用薬に配合される成分に関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. 口内炎は、口腔粘膜に生じる炎症で、口腔の粘膜上皮に水疱や潰瘍ができて、ときに口臭を伴う。
  2. 疱疹ウイルスの口腔内感染による場合や、医薬品の副作用として口内炎を生じる場合もある。
  3. シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、組織修復促進、抗菌などの作用を期待して用いられる。
  4. 口腔粘膜の組織修復を促す作用を期待して、セチルピリジニウム塩化物が配合されている場合がある。

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

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