主な医薬品とその作用【問041~050】
登録販売者の試験問題について、福井,滋賀,京都,兵庫,和歌山は出題内容が共通です。
【問041】
高コレステロール改善薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- 高コレステロール改善薬は、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品である。
- 大豆油不鹸化物(ソイステロール)には、末梢組織におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされている。
- ビタミンEは、過酸化脂質の生成を抑える作用があるとされている。
- リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなった場合は、使用を中止し、医療機関を受診するよう促すべきである。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
3 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
4 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
5 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用
正解は1番です
【問042】
貧血用薬(鉄製剤)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- 鉄欠乏性貧血に対して不足している鉄分を補充し、造血機能の回復を図る医薬品である。
- 鉄分の吸収は空腹時のほうが高いとされているが、消化器系への副作用を軽減するには、食後に服用することが望ましい。
- ビタミンCを含む飲食物を一緒に摂取すると、ビタミンCと鉄が反応して鉄の吸収が悪くなる。
- 貧血用薬を服用すると便が黒くなることがある。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問043】
貧血用薬(鉄製剤)とその代表的な配合成分に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
- 銅は、糖質・脂質・蛋白質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、
エネルギー合成を促進する目的で、硫酸銅が配合されている場合がある。 - コバルトは、赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12 の構成成分
であり、硫酸コバルトが配合されている場合がある。 - 鉄分は、赤血球が酸素を運搬する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠なミネラルである。
- ビタミンAは、ヘモグロビン産生や赤血球の形成に働くビタミン成分として、配合されている場合がある。
- 1.(a,b)
- 2.(a,d)
- 3.(b,c)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問044】
ユビデカレノンに関する記述について、誤っているものはどれか。
- 肝臓や心臓などの臓器に多く存在する。
- 摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンCとともに働く。
- コエンザイムQ10ともよばれる。
- 心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされる。
※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問045】
外用痔疾用薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- 局所麻酔成分は、皮膚や粘膜などの局所に適用されると、その周辺の
知覚神経に作用して刺激の伝達を可逆的に遮断する作用を示す。 - ビタミンEは、出血を助長するおそれがあり、外用痔疾用薬には配合
してはいけないことになっている。 - 血管収縮作用による止血効果を期待して、塩酸テトラヒドロゾリンが
配合されていることがある。 - ステロイド性抗炎症成分が配合された坐剤及び注入軟膏では、
その含有量によらず長期連用を避ける必要がある。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用
正解は5番です
【問046】
内用痔疾用薬の配合成分とその主な作用について、正しいものの組み合わせはどれか。
(配合成分) | (主な作用) | |
---|---|---|
a | オウゴン | 抗炎症作用 |
b | カイカク | 血行促進作用 |
c | セイヨウトチノミ | 止血作用 |
d | ブロメライン | 抗炎症作用 |
- 1.(a,b)
- 2.(a,d)
- 3.(b,c)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用
正解は2番です
【問047】
次の婦人薬に用いられる生薬成分のうち、血行を改善し、血色不良や冷え
の症状を緩和する作用を期待して用いられるものについて、正しいものの組み合わせはどれか。
- オウレン
- ブクリョウ
- センキュウ
- トウキ
- 1.(a,b)
- 2.(a,d)
- 3.(b,c)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用
正解は4番です
【問048】
アレルギー用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- 塩酸ジフェンヒドラミンは、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が
乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがある。 - シンイは、モクレン科のコブシ等の根茎を用いた生薬で、発汗、解熱、鎮痛等
の作用を有するとされ、鼻閉への効果を期待して用いられる。 - 鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として、ベラドンナ総アルカロイド等
の抗コリン成分が配合されている場合がある。 - 塩酸ピリドキシンは、アドレナリン作動成分として配合され、副作用
として、めまいや頭痛、排尿困難が現れることがある。
No | a | b | c | d |
---|---|---|---|---|
1 | 誤 | 正 | 正 | 誤 |
2 | 正 | 正 | 誤 | 正 |
3 | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
4 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
5 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問049】
鼻に用いる薬とその成分に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
- アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対する効果を期待して、クロモグリク酸
ナトリウムが配合されている場合がある。 - 剤型はスプレー式で鼻腔内に噴霧するものが多いが、小児向けの商品には液剤を綿棒で塗布するタイプもある。
- 鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として、
塩化セチルピリジニウムのような殺菌消毒成分が配合されている場合がある。 - 鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として、塩酸フェニレフリン
のような局所麻酔成分が配合されている場合がある。
- 1.(a,b)
- 2.(a,d)
- 3.(b,c)
- 4.(c,d)
※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用
正解は3番です
【問050】
眼科用薬に配合されている成分に関する記述について、誤っているものはどれか。
- メチル硫酸ネオスチグミンは、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。
- スルファメトキサゾールは、細菌感染(ブドウ球菌や連鎖球菌)による
結膜炎等の化膿性の症状の改善を目的として用いられる。 - 硝酸ナファゾリンは、目の充血を除去することを目的として用いられる。
- イプシロン-アミノカプロン酸は、炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す作用を期待して用いられる。
※登録販売者 平成24年出題地域試験問題より引用
正解は4番です