登録販売者:過去問[奈良]H30-12

医薬品の適正使用と安全対策【問111~120】

【問111】

一般用医薬品の安全対策に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 2003年5月までに、一般用かぜ薬の使用によると疑われる重篤な副作用(間質性肺炎)の発生
    事例が、計26例報告されたため、厚生労働省から関係製薬企業に対し、使用上の注意の改訂が指示された。
  2. 塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)含有医薬品について、2000年5月米国で、女性が
    食欲抑制剤(我が国での鼻炎用内服薬等における配合量よりも高用量)として使用した場合に、出血性脳卒中の
    発生リスクとの関連性が高いとの報告がなされ、米国食品医薬品庁(FDA)から、米国内における自主的な
    販売中止が要請された。
  3. アミノピリン、スルピリンが配合されたアンプル入りかぜ薬の使用による重篤な副作用で
    複数の死亡例が発生し、1965年、厚生省(当時)より関係製薬企業に対し、アンプル入りかぜ薬製品の回収が要請された。
  4. 小柴胡湯とインターフェロン製剤の併用例による間質性肺炎が報告されたことから、1994年
    1月、小柴胡湯とインターフェロン製剤の併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされた。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問112】

医薬品の適正使用及びそのための啓発活動に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」を広く普及し、薬物乱用防止を一層推進するため、毎年
    6月20日~7月19日までの1ヶ月間、国、自治体、関係団体等により、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が実施されている。
  2. 医薬品の持つ特質及びその使用・取扱い等について正しい知識を広く生活者に浸透させる
    ことにより、保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし、毎年10月17日~23日の1週間を「薬と健康の
    週間」として、国、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。
  3. 薬物乱用や薬物依存は、違法薬物(麻薬、覚せい剤、大麻等)によるものであり、一般用医薬品では生じない。
  4. 医薬品の適正使用の重要性等に関して、小中学生のうちからの啓発が重要である。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問113】

次の医薬品成分等のうち、一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目中に、「次の
診断を受けた人」として「心臓病」と記載される成分等について、正しいものを1つ選びなさい。

  1. フェルビナク
  2. 芍薬甘草湯
  3. リドカイン
  4. アミノ安息香酸エチル
  5. テオフィリン

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問114】

一般用医薬品の添付文書の「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に、「妊婦又は妊娠
していると思われる人」と記載される主な成分・薬効群とその理由の組み合わせについて、正しいものを1つ選びなさい。

No (主な成分・薬効群) (理由)
1 ジフェンヒドラミン塩酸塩を主薬
とする催眠鎮静薬(睡眠改善薬)
妊娠に伴う不眠は、睡眠改善薬の
適用症状ではないため
2 ケトプロフェンが配合された
外用鎮痛消炎薬
接触皮膚炎、光線過敏症は
妊娠中のみ誘発されるため
3 トラネキサム酸が配合された
口腔咽喉薬
分娩時出血の増加の
おそれがあるため
4 ヒマシ油が配合された瀉下薬 胎児の動脈管の収縮の
おそれがあるため

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問115】

一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目中に、「授乳中の人は本剤を服用
しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」と記載される主な成分・薬効群とその理由の組み合わせ
について、正しいものを1つ選びなさい。

No (主な成分・薬効群) (理由)
1 イブプロフェンが配合された
解熱鎮痛薬
乳児に頻脈を起こすことが
あるため
2 ロートエキスが配合された
内服薬
乳児に貧血を起こすことが
あるため
3 センノシドが配合された
内服薬
乳児に昏睡を起こすことが
あるため
4 テオフィリンが配合された
鎮咳去痰薬
乳児に神経過敏を起こすことが
あるため

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問116】

一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」として「肝臓病」と記載
される主な成分・薬効群とその理由の組み合わせについて、正しいものを1つ選びなさい。

No (主な成分・薬効群) (理由)
1 ピペラジンリン酸塩 肝臓における代謝が円滑に行われず、
体内への蓄積によって副作用が
現れやすくなるため
2 アスピリン 間質性肺炎の副作用が
現れやすいため
3 小柴胡湯 胃・十二指腸潰瘍を悪化させる
おそれがあるため
4 ガジュツ末・真昆布末を
含む製剤
ナトリウム貯留、カリウム排泄促進が
起こり、むくみ(浮腫)等の
症状が現れるおそれがあるため

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問117】

一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」として
記載される基礎疾患等と主な成分の組み合わせについて、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

(基礎疾患等) (主な成分)
a 胃・十二指腸潰瘍 コデインリン酸塩水和物
b 高血圧 パパベリン塩酸塩
c 腎臓病 水酸化マグネシウム
d 甲状腺機能亢進症 トリメトキノール塩酸塩水和物
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問118】

一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中に、「次の症状がある人」として記載
される症状と主な成分の組み合わせについて、正しいものを1つ選びなさい。

No (症状) (主な成分)
1 けいれん ロペラミド塩酸塩
2 出血傾向 ブロメライン
3 排尿困難 ピペラジンリン酸塩水和物
4 はげしい腹痛 イソプロパミドヨウ化物

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問119】

次の一般用医薬品のうち、医薬品副作用被害救済制度の対象となるものとして、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 点鼻薬
  2. 一般用検査薬
  3. 殺菌消毒剤(人体に直接使用するもの)
  4. 日本薬局方ワセリン
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問120】

医薬品PLセンターに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構により、平成7年7月の製造物責任法の施行と同時に開設された。
  2. 医薬品副作用被害救済制度の対象とならないケースのうち、製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合には、医薬品PLセンターへの相談が推奨される。
  3. 消費者が、医薬品又は医療機器に関する苦情について製造販売元の企業と交渉するに当たっての相談を受け付けている。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

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