登録販売者:過去問[奈良]H30-4

人体の働きと医薬品【問031~040】

【問031】

医薬品が働く仕組みに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 内服薬は、全身作用を示すものが多いが、膨潤性下剤のように、有効成分が消化管内で作用するものもあり、その場合に現れる作用は局所作用である。
  2. 口腔粘膜から吸収された医薬品の成分は、初めに肝臓で代謝を受けてから全身に分布する。
  3. 局所作用を目的とする医薬品の場合、全身性の副作用が生じることはない。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問032】

ショック(アナフィラキシー)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 発症後の進行が非常に速やかな(通常、2時間以内に急変する。)ことが特徴である。
  2. 一旦発症すると、病態は急激に悪化することが多く、適切な対応が遅れるとチアノーゼや呼吸困難等を生じ、致命的な転帰をたどることがある。
  3. 発症後、直ちに救急救命処置が可能な医療機関を受診する必要がある。
  4. 医薬品によるショックは、以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人では起きる可能性が低い。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問033】

医薬品の副作用として現れる肝機能障害に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 原因と考えられる医薬品を漫然と使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることがある。
  2. 肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けることが重要である。
  3. 黄疸とは、コレステロールが胆汁中へ排出されずに血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。
  4. アレルギー性の肝機能障害は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問034】

医薬品の副作用として現れる偽アルドステロン症に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 特に乳児で生じやすい。
  2. 副腎皮質からアルドステロン分泌が増加することにより生じる。
  3. 手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、喉の渇き等が主な症状となる。
  4. 医薬品と食品との相互作用により起きることはない。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問035】

血漿成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. アルブミンは、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがある。
  2. 脂質は、血漿中のタンパク質と結合してリポタンパク質を形成し、血漿中に分散している。
  3. グロブリンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
  4. アルブミンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問036】

医薬品が働く仕組みに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 一度に大量の医薬品を摂取して血中濃度を高くしても、ある濃度以上になるとより強い薬効は現れなくなる。
  2. 医薬品の有効成分の代謝・排泄の速度が、吸収・分布の速度を上回ると、医薬品の有効成分の血中濃度は上昇する。
  3. 循環血液中に移行した有効成分は、血流によって全身の組織・器官へ運ばれて作用するが、多くの
    場合、標的となる細胞に存在する受容体、酵素、トランスポーターなどのタンパク質と結合し、その機能を
    変化させることで薬効や副作用を現す。
  4. 医薬品が摂取され、その有効成分が循環血液中に移行すれば、その血中濃度に関わらず生体の反応としての薬効が現れる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問037】

医薬品の副作用として現れる排尿困難や尿閉に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 前立腺肥大の基礎疾患がある人のみに現れる。
  2. 初期段階で適切な対応が図られるよう、尿勢の低下等の兆候に留意することが重要である。
  3. 副交感神経系の機能を亢進する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱の排尿筋の
    収縮が抑制され、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を生じることがある。
  4. 多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止することにより症状は速やかに改善するが、医療機関における処置を必要とする場合もある。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,d)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問038】

消化器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 消化性潰瘍になると、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れる。
  2. イレウス様症状が悪化すると、腸内容物の逆流による嘔吐が原因で脱水症状を呈することがある。
  3. イレウス様症状は、普段から便秘傾向のある人において発症リスクが高い。
  4. 浣腸剤や坐剤の使用によって現れる一過性の症状に、肛門部の熱感等の刺激、排便直後の立ちくらみなどがある。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問039】

医薬品の副作用として現れる喘息に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 一般的に、原因となる医薬品の使用から1~2週間程度で起きることが多い。
  2. 医薬品で喘息発作を起こしたことがある人は、同種の医薬品の使用を避ける必要がある。
  3. 成人になってから喘息を発症した人で発症しやすい。
  4. 合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。

No a b c d
1
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3
4
5

※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問040】

医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  1. 接触皮膚炎は、医薬品の触れた部位だけでなく全身に広がって重症化する可能性がある。
  2. 循環器系に現れる副作用としての不整脈では、代謝機能の低下によって、発症リスクが低下する。
  3. 薬疹は、医薬品ごとに生じる発疹の型が決まっている。
  4. 間質性肺炎では、症状が一過性に現れ、自然と回復することもあるが、悪化すると肺線維症(肺が線維化を起こし
    て硬くなる状態)に移行することがある。

No a b c d
1
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※登録販売者 平成30年出題地域試験問題より引用

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